2016年1月31日日曜日

え!今度は「会社という病」ですって?

[このテーマの目的・ねらい]
目的:
 現在の日本企業はどんな「病」を抱えているのかを再認識いただきます。
 その病に対してどうすればよいのかを研究してみようか
  と思っていただきます。

ねらい:
 ぜひ「会社という病」をご一読ください。
 会社の病を治す方法を研究いたしましょう!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「家族という病」(下重暁子さん著)に続いて、
今度は会社が病ですって!


勤め人にとって、どちらも切っても切れないご縁ですものね。

今度の問題提起者は江上剛さんです。
江上さんは1954年生まれで、
20数年間第一勧銀(のちみずほ銀)勤めをされています。

江上さんの小説は、
会社内部のしがらみや暗部を抉ったものが多いようですが、
ご自分の体験が基になっているのです。

今回の問題提起もほとんどが、体験が基礎になっています。
江上さんの指摘される日本企業の悪弊は、
多くの大企業に残っていると思われますが、
保守性という面では銀行が一番でしょう。
そういう意味では、舞台としてはいいのかもしれません。

以下の表のように29種類の病が取りあげられています。
よくこれだけの「病」を見つけられたと感心します。
しかも僭越ながら、江上さんよりも長く会社を見てきたつもりの
私から見てほとんどが「そのとおりだ!」と思えるものです。

若干「それは一般的状況ではないだろう、
某銀行または銀行業界の特殊例だ」と思えるものもありますが、
反面教師としての意義はあると思います。

「家族という病」と違ってかなり一般性があると思われますので、
ビジネスに関わる方には一読をお勧めいたします。

江上さんは在行時代から、
会社に対しては「正論」を吐かれてきたようです。
ただ者ではありませんね。

たまたま、日経新聞の1月の「私の履歴書」を担当された
小椋佳さんも第一勧銀出身です。
結構マイペースで主張し行動され、
それでも結構偉いところまで出世されています。

江上さん流に言えば重病の企業体質なのに、
よくそのような「健康人」を擁していたな、
と不思議に思います。
たまたま運が良かったのでしょうか?


         会社という病


病の種類
江上さんの主張(処方箋)
備考(補足説明
または上野意見)
1人事という病
そんなに偉いか東大卒
東大卒尊重の人事の業(ごう)
2出世という病
昇進が常に幸せとはかぎらない
病気になったり、責任を取らされたり。
3派閥という病
持病として付き合うしかない
 
4上司という病
バカ上司からは逃げろ。または大声で戦え
 
5左遷という病
不本意な異動から開ける運もある
 
6会議という病
この世の会議の9割はムダである(たぶん)
 
7残業という病
それは上司の無能度のバロメーター
上野:上司に経営者まで含めてそのとおり!!SCSK殿では会長の統制で残業の大幅削減を実現。
8現場無視と
いう病
ニセモノの「現場重視」に要注意
 
9就活という病
諸悪の根源は「新卒優先」
 
10定年という病
経営者にこそ厳格な定年制を
 
11広報不在と
いう病
「真の仕事」をするほど上から嫌われる役回り
 
12成果主義
という病
結局は、経営者の哲学が有るか無いかだ
上野:なるほど、そのとおりだと思う。
13根回しと
いう病
一見、不毛なようでいて意外な利点も
社内ネットワークができる。能力向上の場になる。
14社長という病
会社を生かすも殺すもこの人次第
 
15部課長と
いう病
出世ではなく仕事と向き合えるかが勝負
 
16ハラスメント
という病
自省するしかない「完全なビョーキ」
 
17取締役と
いう病
社長に異論を言えないような役員は失格だ!
上野:私の経験からも同感です。
18同期という病
時には同志、時には憎い敵
 
19創業者と
いう病
すべてを失う覚悟もなしに起業するな
上野:得る方のことばかり考えて起業していました。
20先輩という病
地位が逆転する時に歪みが起こる
 
21営業という病
こんなにクリエイティブな仕事はない(でも評価は低い)
上野:これは事業次第だと思われます。営業の評価が高い企業もあります。
22経営企画と
いう病
この時代、本当に「経営を企画」なんてできるのか
上野:そのとおり。本当の「経営企画」は社長にしかできないものです。
23査定という病
会社を「人件費削減病」に陥れる元凶だ
 
24数字という病
数字を過信するものは、いつかは数字に騙される
 
25給料という病
永遠に解決されることのない「適正金額」
 
26新規事業と
いう病
多角経営は日本企業に向いているのか?
資金を基に多角化を行う方法は日本に向いてない。
27ボーナスと
いう病
短期的な利益だけで支給額を決めるな
 
28経理という病
経理部は会社の実態を正確に写す鏡
実態=ウラも含む。その扱いには気をつけよう。
29計画値と
いう病
作りっぱなしでPDCAを回せない日本企業の悪習
 


                  



1 件のコメント:

  1. 大企業に35年いましたが、ほとんど同感です。会議が無駄なこと、経営は社長次第は特にそう感じます。
    上が下を引き上げる今の昇進制度(特に、社長の選択)は、制度疲労を起こしているように思います。

    返信削除