2021年11月2日火曜日

衆議院選挙の結果総まくり!!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 今回の衆議院選挙の結果を振り返ります。
 いろいろなことが分かります。
ねらい:
 この結果は、今後にどう生かすのでしょう?
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1.全般の状況














維新の会が増えた分、自民と立民が減少した形になっています。

立民は、小選挙区では、野党共闘の効果で9議席増でしたが、
党の人気投票である比例で大幅減となってしまいました。
アンチ自民の象徴で、票を集めなければならないのに、
国民にアピールする政策を打ち出せなかったのです。
枝野代表の偉そうな態度も、
「大衆」の支持を得られなかった原因なのかもしれません。

公明と国民は善戦で、国民は大組織基盤の共産を上回ったのは
スゴイことです。
共産党の小選挙区1人を守ったのは、
沖縄1区で野党統一候補となった共産党の赤嶺政賢氏です。
伝統的労働者政党社民はかろうじて1名確保した
という状況です。

自民が善戦したのは、コロナの感染者数激減が貢献したと思われます。
感染が拡大していれば、野党はここぞとばかりに叩けたのです。
代わりの争点は、「分配」論になり、消費税軽減や撤廃論では
「大衆」はなびきませんでした。

大きな争点がなかったことは、戦後3番目に低い投票率55.93%
となって表れています。

2.日本維新の会の大躍進
今回の選挙の勝者は唯一「日本維新の会」です。
維新の会は11人が41人になりました。
地元近畿では自民と対決の15選挙区で全勝しました。
スゴイことですね!!
因みに、近畿の残り4選挙区の勝者は公明党で、
この選挙区には維新は候補者を出していません。
近畿では、自民・立民は一人の当選者もいないのです。

しかし、以下のグラフでご覧のように、
維新の会は近畿だけでなく全国的に票を集めています。
なぜか、東北は波に乗っていませんね。

【各ブロックの比例代表得票率】 上野作成



全国的人気の背景は、分かりやすい明確な主張があるという以外に
橋下徹さんがテレビで大活躍していることも
貢献しているのではないかと思います。

3.女性当選者の年齢分布
1.でご覧のように、残念ながら女性の当選者率は1割以下です。
2017年選挙の10%を下回っています。
2009年くらいから横ばいで、女性の比率向上は進んでいません。

 この図の出典;HUFFPOST




女性当選者の年齢分布を見てみました。

60代が最多で50代後半がそれに次いでいます。
党派別の傾向はみられません。
30代は3人ですが、最年少は自民の鈴木貴子さん35歳です。

鈴木貴子さんは、
北方領土関係の収賄罪等で起訴された鈴木宗男氏の令嬢で、
2012年、NHKのディレクターを辞職して、
公民権停止の父に代わって衆議院選挙に臨みました。
その時は落選しましたが、2013年に繰り上げ当選となりました。
その時点で、最年少議員でした(27歳)。





父親に似ず美人ですね。



立民の30代2人は、民放記者と民放アナウンサー出身です。
30代の女性議員はなぜかみな放送関係出身です。

最高齢は、立民の73歳阿部知子さんですが、
東大出の医師です。なぜ議員になられたかは分かりません。
徳洲会の病院長をされたことがきっかけになったのかもしれません。

この状況からすると、
今後女性議員が増えていきそうな傾向はみられません。

4.最多得票数と著名人の得票数
得票数の多い人を確認してみました。
全国トップは河野太郎さんでした。
20万票を超えているのは河野さんだけです。

著名人以外に、15万票以上の人は掲載しました。
15万票以上獲得者は河野さん以外に5人です。
野田さん以外は自民党で当選数回のベテランです。
最高は、鈴木俊一さんの当選10回です。





































単純に票の大小を比較することはできません。
「1票の格差」問題で、その選挙区の大小があるからです。
安倍さんや、玉木党首、前原元党首が10万票に達してないのです。

甘利さんは、5500票差で敗れ、幹事長退任となりましたが、
枝野さんは、時点との差6千票で何とか面目を保ちました。
神様の采配でしょうか。

5.石原兄弟
石原伸晃さんが東京8区で、宏高さんが東京3区で落選しました。
長兄の伸晃さんは、自民党の幹事長や大臣も歴任された「大物」なのですが、
立民の吉田晴美さんに敗れました。
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Wikipedia
◆吉田 晴美(よしだ・はるみ) 立教大学文学部卒業。
英国立バーミンガム大学大学院にて経営学修士号(MBA)取得。
投資・証券会社の会社員として、東京・シンガポール・ロンドンで勤務。
中小企業の発展に注力してきた。
その後、小川敏夫法務大臣の大臣秘書官を務める。
民主党(当時)の国会議員候補者公募に応募し政治の世界に。
現在では、経済・経営を専門として、
早稲田大学エクステンションセンター、法政大学兼任講師、目白大学准教授、
青山学院大学非常勤講師を歴任。現在は神田外語大学特任教授など、
教育に従事している。
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伸晃陣営はこういう新人相手に負けるわけはない、と
はじめは高をくくっていたのでしょう。油断ですね。
比例でも、接戦率が低く当選できませんでした。
残念なことです。

宏高さんの方は、油断ではありません。
相手の立民松原仁氏は、地元で強い地盤を持っていますから、
接戦は予想していたでしょう。
10月30日、最後の夜、地元の大井町駅前に
岸田さんも駆けつけて応援するくらいでしたから。
地元では「宏高さんは、何もしていないじゃないか」
という評価もあったようです。
残念ながら8千票差で敗れました。
しかし、こちらは比例で復活しました。

6.海外論調
各国とも概ね無難な評価で、上げも下げもしない論調のようです。
そういう結果でしょうね。
中国・韓国の一部に、維新の会は右翼政党でその躍進は懸念材料である、
という意見があるようです。

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