2018年10月28日日曜日

沢田研二のドタキャン、なんたること!!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 沢田研二のドタキャン騒動を考えてみます。
ねらい:
 他山の石にしましょうか?
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かつての大スター沢田研二が、
10月17日の埼玉での公演で当日会場でのドタキャンをしました。
3万人入る会場に7千人しか集まらなかったのを見て
引き上げたのだそうです。


自分のプライドが傷つけられたことを優先して
お客様への迷惑を無視したのです。
ビックリです。


それだけの勝手なことをするのだから引退も覚悟かと思いましたら、
10日後の27日には群馬県富岡市で公演をしているのです。
この時は1100人でしたが満員の観客だったそうです。


沢田研二は歌だけでなく多彩な有能人のようですが、
それでも基本的な常識ができていないのです。
ファンが許すかどうかとは別問題です。


70歳なのですよ!
何十年もそれで生きてこられたということは信じられないことで、
やはり、芸能界は甘い異端の世界なのですね。


私もそのようなわがまま勝手なことがないのか、
と反省をする機会になりました。


2018年10月27日土曜日

運動・スポーツ関係の暴力:パワハラ事件を解剖する!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 運動の世界での暴力・パワハラ「事件」を解明します。
ねらい:
 青学原監督の指導法が理想ですね。
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日大のアメフト部の「非行」事件が、
極端な事例であったために世間を騒がせました。


運動・スポーツの世界での暴力・パワハラ事件が、
以下のようにたくさん報道されています。


相撲の世界
 日馬富士の貴乃花部屋力士暴行事件
 貴乃花部屋の力士による暴行事件


大学運動部界
 日大アメフト部の危険タックル事件
 日大水泳部の部員同士の暴力(告訴されなかった)
 東洋大陸上競技部の部員同士の暴力


それ以外
 レスリング協会での伊調馨選手へのパワハラ事件
 体操協会の暴力・パワハラ事件


運動・スポーツの世界は、他のサークル活動と違う面があります。
それは、どのレベルであれ試合に勝たなければなりません。
その技を強化するために体を鍛える必要があります。


その延長で稽古や練習は、「体を張る」ことになり、


体を鍛えるための「しごき」になるのです。
「しごき」は、激しい練習を要求するところから始まって、
エスカレートすると、押すとか、叩くとかの「暴力」になります。


昔は、これを暴力とは受け止めませんでした。
自分を鍛えるために必要な指導と考えていたのです。
これに耐えられない人は脱落していきます。


体を張っての激しい練習
⇒コーチ・先輩による口による叱責
⇒コーチ・先輩による体を使っての叱責


という、ある面で自然な流れです。
コーチ・先輩は口で言うよりも体を使っての叱責の方が効く
と考えていました。


このことは、単なる暴力とは違って、
目的が本人のためということですから、
よほどのことがなければ表ざたにはなりません。


その運動部には自分の意思で参加し、
厭ならその運動活動をやめればいいのですから。
実際、「しごき」に耐えられない人は抜けていきます。


私が参加していた某空手部は5月の連休時期に
1週間の合宿がありました。
その合宿の終りの頃には、
激しい練習のせいでまともに足腰が動かなくなるほどでした。


毎年新入生が20人~30人参加するのですが、
合宿が終わった頃には半分になります。


当時、おそらく今もでしょう、
就職試験で、運動部を全うした人は優遇されました。
精神も肉体も強いと評価されたのです。
その判断は正解だと思います。
多少の学業の成績よりも価値があります。


米国では、NCAA(全米大学体育協会)という団体が、
各大学の運動活動の安全確保と健全化のために
活動しているそうです。


興味深いのは、
学業成績の悪い選手の練習参加を認めないルールがあることです。
「文武両道」を目指しているのです。


私が学生の頃は、
強い運動部のメンバは、授業にあまり参加しませんでした。
練習優先なのです。
NCAAでは、そういうのはダメということです。


本題です。
前掲の「事件」を、何となく一緒くたにして、
何でもこの世界の異常性のように言うのは間違っていると思います。


これらの事件は、以下の3タイプに分けられます。
 1.指導上での暴力
 2.指導と関係ない暴力
 3.パワハラ


1.は通常は暴行事件とはなりません。
騒がれた体操の某選手自らは「コーチの指導を暴力とは考えていない」
という発言がその代表例です。


練習中のコーチ・先輩による「指導」は、
怪我に至らない限り問題になることはまずありません。
怪我をすると本人ではなく家族等が問題にするのです。
私は、顔以外をドヅク位の「愛の鞭」はいいではないかと思います。


しかし、2.はどう見てもその正当性は認められません。
1.の延長上で、感覚がマヒしているのでしょう。
これは通常の暴行事件です。


3.もまったく許されるものではありません。
この発生原因は、指導者が体育界で育った閉じられた環境の影響、
さらに言えば、指導者の個人的な見識の問題だと思われます。


そういう人が指導層になっているということが、
残念ながらその世界の後進性を現わしています。


こうして見ると、青学陸上部の原監督はスゴイですね。
一切体罰なしで日本一になれるということを証明したのですから。
やはり、その方向を目指すべきでしょうね。


我が空手部は、日本一には遠かったですが、
それなりに強かったのです。
でも体を使う「しごき」「体罰」は一切ありませんでした。

2018年10月19日金曜日

KYBの免震・耐震装置不正 日本人はそんなにバカなのか!!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 KYB社の検査不正を糾弾します。
ねらい:
 日本の将来は心配ですね。
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10月16日,KYB社は免震・耐震装置の検査で
約1,000件の不正があったことを発表しました。
出典:時事ドットコム


不正発覚の発端は子会社社員の訴えだそうです。


不正があった装置の交換をするそうですが、
交換費用と補償費用は
1件300万円から1,000万円かかるという説があります。


全体で30億円から100億円です。
さらに1桁上だという説もあります。


おそらくその装置の売上金額よりもはるかに大きな金額でしょう。
19年3月期の決算では純利益160億円を見込んでいる会社です。
決して小さな金額ではありません。


製造業の不正事件の発覚が続いています。
私は当ブログ(18/3/24)
「なぜ『不正』事件が多発しているのでしょうか?」
http://uenorio.blogspot.com/2018/03/blog-post_24.html
で、その原因を以下の2点であるとする好意的解釈をいたしました。


1.組織の意向を重んじる(忖度を含め)
2.「本音と建前」「身内論理の正当化」→2元規律の許容


しかし今回の事件はそういう解釈のできないとんでもないことです。


1.安全に直結することである。
  これから大地震の来襲が想定されています。
  地震に備える装置が機能しないのでは大変なことになります。
  
2.東洋ゴム工業での不正発覚が2015年3月にあったのに、
  ごく最近まで不正を続けていた。


類似の事件があって大騒ぎになっているのに、
不正を続けたというのはどういう感覚なのでしょうか。
誰の責任でやったのでしょうか。
おそらくしかるべき責任のある上位者ではなく、
現場担当の一存でしょう。


現場担当だとしても、テレビくらい見るでしょう。
そこで、他社の不正が問題になっているのに
自分たちは不正を続けたのでしょうか。
信じられません。


倫理観とか責任感とかのレベルではありません。
頭の判断力が完全に壊れているとしか考えようがないですね。
日本人ってそんなにバカだったのでしょうか。
情けないです!!!



2018年10月17日水曜日

とうとう国も「DX」の旗振りを始めました!!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 経済産業省が「DX」の旗振りを始めたことを知っていただきます。
 日本の企業がDXを進めるために大きなハンデを背負っていることを
  認識いただきます。
 対策としてどうすべきかの一部を知っていただきます。
ねらい:
 ご関心ある方は,「DXレポート」をご研究ください。
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経済産業省が9月7日に「DXレポート」を出しました。
チャチな表紙ですね。
このレポートは経済産業省のホームページで見ることができます。

DXには、「デジタルトランスフォーメーション」という(ふり仮名)
がついていますが、
DXの何のレポートなのかは不明です。

こんな意味不明のタイトルのレポートは珍しいと思います。

出している方も、そのスタンスが「不明」なのでしょう。
勧告なのか、提言なのか、単なる報告なのか、
内容を見てもそのスタンスはあいまいです。

しかし、経済産業省の当該担当課である
情報技術利用促進課の担当課長は、
日経コンピュータ誌の取材に対してこう答えています。
(日経コンピュータ誌2018.10.11号「おんぼろ基幹系の損失12兆円
経産省が企業に異例の刷新要請」
因みに、この紹介記事はたいへん良くできています)

「企業がどんな情報システムを使おうと
国にとやかく言われる筋合いは無いとの批判は承知の上だ。
現状のままでは社会的な損失が生じると分かったので
看過できなくなった」

つまり、気持ちは「要請」ですが、
民間に対する勧告や指示の権限はないので
曖昧にして単なる「DXレポート」にしたのでしょう。

このレポートの要旨はこういうことです。
1.DXは今後の企業の発展、
  その全体としての産業の発展を大きく左右する。

2.日本企業の情報システムは、古く継ぎはぎだらけで
  DXのシステムを構築していく障害になっている。

3.システムの刷新には大きなコストがかかり、
  かつ失敗のリスクもあるので先送りされている。

4.このまま推移すると2025年には6割の企業が、
  システムの維持管理にシステムコストの9割を使わざるをえなくなり、
  DXを含む前向きの投資をほとんどできなくなる。

システム責任者は、
経営に対してシステム刷新を上申せずに先送りしてきています。

大きなシステム刷新は数年がかりですから、
自分の代に結果が出るとは限らないことに
エネルギーをかけられません。
結果として代々先送りで20年・30年経ってしまうのです。

現状や現場を大事にする国民性のせいだという面も考えられます。
米国の経営は、
割り切ってどんどん新しいものに入れ替えてきています。

DX推進の対策として、
「『DX推進システムガイドライン』の策定」と並んで、
(現行システムの)「『見える化』指標、診断スキームの構築」
が挙げられています。
これは非常に有効だと思います。

これがないために、経営者は自社のシステムの弱点に気がつかず、
システムの補強に人材・予算を振り向けずに来ました。
システム責任者は経営に対して上申せずに先送りしてきています。
その結果が、大レガシー(技術的負債)を産むこととなッたのです。

私が、システム保守方式の刷新を呼び掛けても、
ユーザ企業からもシステム子会社からも
積極的な支持を受けなかった大きな原因は、
経営者の無関心にあると断定していました。

しかしながら、
「レガシーシステムを刷新せよ」の掛け声は結構なのですが、
どうやってそれを実現するかについては、
「コストがかかりリスクもあるので共同でやったらどうか」
くらいのことしかこのレポートは言っていません。

レガシーシステムの刷新は、以下の理由から
大苦戦または失敗のオンパレード状態なのです。

1.ユーザ企業では、長期間システム刷新をしていないので
 システム刷新の経験者がいない。
 (式年遷宮をしていないので経験が継承できていない)

2.情報サービス業にも経験がある人材はほとんどいない。

3.対象システムは、
 一つ一つが異なる生い立ち・歴史を持っていて
 システム刷新は、完全な手作り作業となる。
 担当の多少の経験はあまり役に立たない。

1企業では経験の蓄積ができませんから、
社会的なレベルでどこかに、
システム刷新のノウハウを集積する必要があるのです。
しかし、そういう試みはほとんどされたことがありません。

ソフトウェアジェネレーション社とシステム企画研修社が、
そのアプローチを試行していましたが、
資金難で中断しています。

2社が目指しているシステム刷新システムができあがれば、
日本全体で何兆円ものシステム刷新コストが
浮くことになります。

なお、システム企画研修社が、最近各社にご提案している
「デジタル化システムの開発標準プロセスの作成」は、
前掲の「DX推進システムガイドライン」の一部となるものを
実現することであると考えられます。

以下、続きを検討中です。

2018年10月16日火曜日

「休眠預金」の活用が始まります

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 「休眠預金」の活用が始まることを知っていただきます。
 誰も損をしないでムダを無くすこの考えを称賛しましょう。
ねらい:
 こういうことはもっとないのでしょうか。
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以下の情報は、
10月12日の日経新聞「休眠預金、迫る社会利用」に基づきます。
本論に入る前に、
「迫る社会利用」というタイトルには少し違和感があります。
「迫る」というのは何かまずいことが近づいてくるという語感です。
社会利用は悪いことではないので、「迫る」はないでしょう。


日本全国で6,000億円、口座数で6,000万口座ある休眠預金が、
来年1月から国が社会事業に使えるようになります。


休眠預金というのは、
10年以上取引(入出金)がない口座の預金という定義ですが、
金融機関が登録住所に郵送などで通知して
受け取ったことが確認できれば休眠預金にはできません。


来年1月から休眠預金は、各金融機関から国に移管して、
国が今年1月に施行した「休眠預金等活用法]に従って、
NPO法人等の公益活動に使用できるようになります。


ただし、財産権はあくまで元の個人にありますので、
財産権自体はそのままで、預かって運用するという建前です。
本人から申請があれば支払い(返還)をするのだそうです。
面白いことを考えましたね。


ところで、6千万口座で6千億円というと、
1口座当たり平均1万円です。 
平均ですから、もっと大きな金額の口座もあるのでしょうし、
逆に言えばごく少額の口座も多いでしょう。


大きな金額なら、
放置していて忘れたなどということはまずないでしょうから、
ほとんどが少額の口座だと考えられます。
言うなれば、本人にとってはどうでもよい残高なのです。


金融機関は、
そんな口座のために余計なコストをかけたくないでしょう。
この制度はウェルカムです。


システム企画研修社は、
先日放置していた銀行の口座を整理しました。
4行ありましたが、以下のような残高でした。


 通帳名            金額
 UFJ銀行     1,114円
 東京スター銀行 1,952円
 新銀行東京    4,998円
 東京都民銀行   3,005円
  合計       11,069円
一般にも、放置口座の残高はこんなものでしょう。


中には9年間も、他の取引はなく残高証明書発行費用として
500円(+消費税)引き落とされている口座もありました。
残高証明書を発行してくれと頼んだ記憶はないのですがね。


実際に国が利用できる金額は6千億円の何割かで、
国の予算規模から言うと、大した金額ではないのでしょうが、
ムダを減らすという考えはたいへん結構なことだと思います。
これを考えた方にご褒美をあげましょう!

2018年10月9日火曜日

神宮外苑のイチョウ並木

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 神宮外苑の銀杏並木に因んだ話題をご提供します。
ねらい:
 2億年の歴史を持つイチョウに元気をいただきましょう。
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日経新聞9月29日夕刊の「今昔まち話」シリーズで
神宮外苑のイチョウ並木が取り上げられました。


当社の前身マインドリサーチ社は、
このイチョウ並木の入り口の青山通りにあるビルにいました。
たいへん懐かしい場所です。


その頃、毎年のように勤労感謝の日に家族でここへきて、
黄色の紅葉と落ち葉を楽しみました。
その頃の写真です。


わが子とそのいとこたちです。
これは81年の5月です。
84年の11月で、お姉ちゃんは卒業でメンバ交代です。
84年は、当社創業の年でした。
イチョウの葉っぱを振り撒いて遊びました。
これは85年11月.この時もイチョウの葉っぱを振り撒いています。
そのビルに一緒にいた当社の兄弟会社㈱プライドの
創立30周年パーティが、
9月21日に、その並木の横のキハチでありました。


懐かしい人たちや、
元気でこれから活躍する方たちにお会いすることができました。


その日、少し時間がありましたので、
雨の中でしたが、ギンナンを100個ほど「収穫」しました。
私のギンナン趣味はこのブログでもご紹介しています。


「私の趣味『ギンナン採り』のご紹介」(2011年10月31日)
http://uenorio.blogspot.com/2011/10/
それ以降に何回か
銀杏(いちょう)もしくはギンナンテーマを取りあげています。


代表的なものはこれです。
「イチョウ奇跡の20億年史」(2014.11.16)
http://uenorio.blogspot.com/2014/11/blog-post_80.html
「ギンナン畑が全国にあるのです」(2014.11.16)
http://uenorio.blogspot.com/2014/11/blog-post_16.html


今回の[今昔まち話」の記事で以下のことを初めて知り、
感慨深いことです。


・この並木の銀杏は全部で146本。
・全て同じ木の種から育った兄弟姉妹木。
 (へー!スゴイことですね)


・1908年に新宿御苑の木の種から芽生えた。


・ここに植えられたのは1923年。
 (それまでどこで育っていたのかの記述はありません)


・その時は高さ6メートル前後だった。


・現在110歳で老木の域。
・最も高い樹は23メートル。


・ほぼ7割が雌(ギンナンがなる)。
・最近はギンナンを採る人がほとんどいないのだそうです。
 (そうなんですかね。なぜでしょう?)


・イチョウは1966年に東京都の木に選ばれている。


現在10月初旬、私は今シーズンの収穫中です。
きれいにして、ご近所やお知り合いにお配りします。

2018年10月8日月曜日

ゴミ屋敷になる人はどんな人?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 ときどき、テレビにもゴミ屋敷が登場します。 
 どうしてあんなことになるのだろうと思いますが、
 その原因を想定してみました。
ねらい:
 子供の時からのしつけが大事ですが、
 親がダメな場合、しつけられません、どうするのでしょう?
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最近、ゴミ屋敷状態の方と知り合いになりました。
その方はこういう人です。
1)東京電力の対応が悪いと言って電気の契約解除(電気は使っていない)。
2)ガスもプロパンを含め使っていない。
3)熱源は携帯ボンベのコンロ。


4)屋内は寝るだけ。
5)自宅前の袋小路の1.5メートルくらいの通路で生活している。
6)食事は自炊、腕前はたいしたもの。


7)テレビは使えないので情報源はラジオ。
8)新聞配達と年金で生計を立てている。
9)どうしても見たいビデオのために発電機を買ってきて対応した。
10)製造業で働いていたこともあり、メカに強い。
11)気に入った道具類があるとすぐに買ってくる(ほとんど使わない)。


私は見るに見かねて、屋外の「宝の山」の片づけをしました。
ゴミは金属・ガラスゴミを含め、
45リットルのごみ袋で20個くらいは出しました。

捨てないで使うモノの分類はこうしました。

1)食器類
2)コップ類
3)急須類(買い集めているのです)
4)調味料(新旧雑多)
5)飲料系(アミノバイタルのようなものを愛用)
6)食材(在庫がたくさんある)
7)錠剤・粉末の健康飲料(たくさんある)
8)鍋釜類(種類・数が豊富)
9)調理器具類
10)箸、ナイフ、フォーク、スプーン類
11)筆記具類
12)工具類(電動工具などずい分ある)
13)鉄板、木の板類
14)紐・コード類
15)その他雑物


その状況です。
こちらから、7)、その下に3)、6)一般、6)野菜・果物、4)、1)、
5)、その下に2)、よく見えませんが8)の順番です。
箱の類には雨が溜まらないように底に穴を開けています。
塀の向こうは広場(公園)です。

整理前は、これらのモノが雑然と積み上げられていました。
使用しない時は、食材等の部分にはシートをかけています。
工具類、料理用コンロ、身の回りの小道具類は、
こちらの家側に並んでいます。


その方の行動を観察していて、その性格がほぼ把握できました。

自慢ではないですが??私の親族にも、
自分の部屋の中が「足の踏み場もない」状態の者が
何人もいましたので分かります。

1.分類が苦手。
 どこに何を置くということが決められません。
 とりあえず、身近で置けるところに置きます。
 上から上へと積み上がっていきます。

 その結果、
 そのものを探すことができずに
 「ない」と思ってまた買ってしまいます。
 モノが増えていくのです。
 遺品を整理していて、
 「セロテープが出てくるわ、出てくるわ」ということがありました。

 この対策としてはこうしました。
 基本的には、在庫が確認できるように「見える化」です。
 1)上記の分類した収納器は一切フタをしない(見える化)。
 2)そうすると雨が入るので、
   容器は篭か合成樹脂系なら底にいくつか穴をあける。
 3)食材など日が当たるとよくない部分には、
   すぐにめくれるようなブルーシートをかける。

 それでも、
 在庫を確認しないで新しいものを買ってくることを続けています。

2.先送りする。
 「後で片付けよう」「今度やろう」と思います。
 ところが、後でやったためしがないのです。
 誰しも面倒くさいことは先送りしたくなるものです。
 でもそれが極端なのです。

 折り畳み椅子でダメになったものが、
 「宝」の山の中から3つも4つも出てきたりしました。
 「捨てよう」の先送りです。

3.雑然状態がイヤでない。
 だからその中で生活できるのです。
 「よくそんな中で平気だね」なんて言われると、
 「散らかっていて死ぬわけじゃない」なんてうそぶきます。

4.ものを大事にする。
 「何かに使える」「まだ使える」と思って捨てないのです。
 「戦中・戦後」の苦しい時を経験した人の傾向です。

以上は、基本的な「性格」からきていますから、
「直さないと、今の環境から追い出される」というような
よほどの強制力がないと直らないでしょう。
離婚原因にもなったりしそうですね。

この方は、
新聞配達と食事だけはどんなことがあっても休みません。
これをやめたら生きていけませんから。

O型の人に多いようですが,A型にもいます。
私が知っている人では,O型が3人,A型が3人です。

世の中には,いろいろな人がいるということです。



2018年10月6日土曜日

やはり香川の児童相談所はダメだった!!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 あの可哀そうな事件の総括をします。
ねらい:
 結愛ちゃんの死を無駄にしないための対策を
 国に期待し、自らも実現しましょう。
 (疑わしい場合には、児相や警察に遠慮しないで通報する)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10月3日日経新聞夕刊の記事です。


例の本当に可哀そうな女の子の虐待死事件の
厚労省専門委員会の検証報告です。


転居元の香川県の児相も転居先の東京都の児相も
虐待リスクの認識が甘かった、というのです。


その甘い認識の状況を把握するために、
日経新聞の記事をそのまま転載いたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
報告書によると、結愛ちゃんが香川に住んでいた際、
虐待が疑われるあざや傷が繰り返し見つかり、
香川の児相は結愛ちゃんを2回一時保護したが、
1回目は約1カ月後、2回目は4カ月余り後に家庭に戻していた。


2回目の一時保護中、医療機関などからは、
家庭裁判所の承認を得て保護者の同意なしで児童養護施設に
入所させる措置も検討するよう提案があった。


(上野注:
児相は裁判所の承認手続きをとらずに一時保護はできますが、
児童養護施設への入所はその承認が必要です)


しかし、
児相は医療機関や弁護士などの専門家に意見を聞かないまま、
傷ができた時期が特定できないことなどを理由に
家裁への申し立てをしなかった。


厚労省は、虐待の危険度を評価するためにチェックリスト形式の
「リスクアセスメントシート」を作成するよう求めているが、
香川の児相は結愛ちゃんの事案でシートを作成していなかった。


香川の児相は児童福祉司が保護者を指導する
「児童福祉司指導」を転居を理由に解除しており、
そのこともあって品川児相は結愛ちゃんの事案については
緊急性は高くないと判断した。


品川児相は引継ぎ後の2月9日に結愛ちゃん宅を訪問したが、
本人とは面会できなかった。
目黒区の担当部署も同20日、
小学校説明会を訪ねたが結愛ちゃんに会えず、
児相にそのことを伝えた。


その後も、児相は緊急性についての判断を見直さず、
立ち入り調査などで結愛ちゃんの安全を確認しないまま、
家庭への支援を優先する方針を維持。
3月2日に結愛ちゃんは死亡した。
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この事件の直後には、あまりにも可哀そうで
そのことを考えたくありませんでした。


しかし、今は多少冷静になりましたので、
あらためてこの記事を読んで、私はこう判断します。


1.厚労省の手続きはそれなりに良くできている。
  1)チェックリスト
  2)「児童福祉司指導」の規定


2.香川の児相の処置は極めて不十分である。
  1)2回も一時保護をしていながら、重大性を認識していない。
  2)重大性を認識した第3者からのアドバイスを無視している。
  3)国が定めている「リスクアセスメントシート」での評価をしていない。
  4)品川児相への申し送りが不備である。
  
  児相の担当者は、
  自分の仕事が子供の健康や命に関わるという
  認識をしているのだろうか。
  
  どうみてもこの仕事をする適性に欠けていると思われる。
  (言葉は悪いですが、バカとしか思えない)
  そのような担当者に仕事を任せていた上司も問題である。


  この事件を受けて、
  担当と上司は何らかのお咎めはあったのだろうか。
  この不始末は、
  仕事上のリスクの範囲であると言える状態とは思えない。


3.結果的に東京都で問題が起きてしまっているが、
  多少配慮が足りない面はあったが、
  基本的には香川からの申し送りが悪いせいであり、
  多忙な児相での処理としてはやむを得ない範囲のことである。


極論すれば、1担当の不始末が結愛ちゃんの命を奪ったのです。
皆様はどう考えられますか。


一般の仕事でも、このような不始末はよく起きていることです。
人間の命が関わることの場合は、不始末が起きてはまずいですね。
ということは、それなりの体制が必要だということです。


能力・性格的に問題がある人に
その仕事をさせてはいけません。
国として、そのようなつもりでこの制度を運用しているのでしょうか。


その直後に安倍総理の発案で出された緊急対策での
児童福祉司の2千人増員は意味があります。
しかし量だけでなく、質の面の補強もされないと、
単に国家的コスト増に終わってしまいそうです。

2018年10月5日金曜日

コンビニの食品に条件付きで軽減税率??

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 お持ち帰り飲食品の軽減税率適用についての
                財務省方針をご紹介します。
 財務省の役人の考えることはロクでもないと怒ります。
ねらい:
 どうなるか推移を見守りましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10月4日の日経新聞夕刊にこんな記事が載っていました。


財務省は、
店内に休憩所を持つコンビニやスーパーなどの小売店について、
店内で買った飲食料品を原則として軽減税率の対象とする方針だ。
休憩所に[飲食禁止]と明示し、
実際に客がそこで飲食していないことが条件になる。


店員が客に「お持ち帰りですか?」ときかなくてよくなる、
というのです。


軽減税率の仕組み 国税庁のチラシ


財務省は、一見まともなことを言っているようです。
しかしこれは、実態を無視したばかばかしい空論です。


狭いスペースのコンビニが、
ムリしてテーブルと椅子を設置しているのは、
単に休憩をしてもらうためではないのです。


買い物客の店の滞在時間は数分です。
休憩の必要はありません。


コーヒーを売るようになってからできた、
そこで飲食をするための「イートインコーナー」です。
コンビニのサービス多様化の一環で、
憩いの場を提供しているのです。


私も孫と頻繁にそのコーナーを利用します。
そこでの軽い飲食を楽しむためにコンビニに行くのです。
孫はそこで好きな菓子類を選んで楽しみます。
のんびりできていい気分になれます。


多くのコンビニは
そういうコーナーを存続させるなら飲食禁止にはしないでしょう。
逆に言えば、飲食禁止にするのなら、
そのスペースをやめるでしょうね。


おそらく、コンビニのレジは、
「お持ち帰りですか」「店内飲食ですか」と聞く画面に変更するでしょう。
現在、アルコールを買う客に「20歳以上です」を押させているように。
レジがそうなれば、別に問題はないのですから、
イートインコーナーをやめるということにはならないでしょう。


スーパーなどで椅子だけを置いてあるところは、
「飲食禁止」などと書くこともないでしょう。
そんなことを表示したらバカかと思われます。


ということは、この「方針」によって、
恩恵を受ける小売店は無いということです。


現実無視の役人の考えることは、ロクなことがないですね。



2018年10月1日月曜日

デジタル・トランスフォーメーションってご存じ?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 デジタル・トランスフォーメーションの意義を知っていただきます。
 デジタル・トランスフォーメーションがDXと略される
                  ことを知っていただきます。
 その取り組みがあまり成功していない原因を知っていただきます。
 システム企画研修社がこの成功対策をご提案している
                  ことを知っていただきます。
ねらい:
 DXにこれまであまり強い関心を持っていなかった方も、
          これからはこの言葉に馴染んでいただきます。
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デジタル・トランスフォーメーションは,
デジタルが社会を大変革していくという意味です。
「デジタル」は,ITと言い換えてもいいようです。

この言葉は、最近もてはやされていますが、
2004年にスウェーデンのストルターマンという教授が
言い出した言葉です。

デジタル・トランスフォーメーションという言葉は、
長くて言いにくいのでDXと略されます。
なぜ「X」なのかですが、
transはXと略されることが一般なのだそうです。

この威力は、
アマゾン・エフェクト(アマゾン社が引き起こしている旋風)
を見れば分かります。
アマゾンは20年前は単なる書籍のネット販売業者でした。
それからそのチャネルで取扱商品をどんどん拡大していきました。
販売した商品の配送をするための物流機能を強化しました。
今やその物流力は、専門の物流業者を上回るようになっています。

かたや、販売力を強化するために、
実店舗を持つ小売業者を買収しています。
この状態は、ヴァーチャルとリアルの統合と言われています。

消費者を掴んでいるということは、
ビジネスにとって最大の武器であり、
この武器を基に消費者の要求するものをなんでも提供する戦略で、
どんどん上流(製造等)に遡って支配を広げています。
「なんでもあり」の状態です。


自動車も所有から利用へと変換しつつあります。
自家用車の時間貸しを可能としているのは、
車を所有している側の提供可能情報と、
利用したい側の場所・時間情報を結びつけるITの仕組みです。

既存のビジネスモデルは、どんどん覆されていきます。
会社がつぶれてしまう可能性もあるのです。
逆に言えば、新しいビジネスモデルを作り出すことができれば、
大きなビジネスチャンスもあるということです。

そこで、ほとんどの大企業の経営者は危機感を感じて、
DXへの取り組みを強く指示しているのです。
大企業の半分以上がその推進専門組織を作っている
という情報もあります。

その組織名ですが、
素直に?デジタルトランスフォーメーション推進室
としているところもあるようです。

しかし、
それではあまりにも受け売り的だし言いにくいということで、
以下のような名前にしている企業もあります。

(デジタル)ビジネスイノベーション推進室
(デジタル)システムイノベーション推進室
とにかく世をあげてDX、DXです。

ところが、多くの企業のDXは成功していません。
もともと難しいテーマですから、
そう簡単には成功できないということもありますが、
取組みの稚拙さにも原因があるようです。

その稚拙さは、私の見るところ以下の3点です。
1.目指す目標を明確にしないで、「とにかくやってみよう」
  で突っ込んでいる。
  ゴールを決めないで走ることはあり得ないでしょう?

2.ビジネスの担当部門が、
  直接外部の専門家(AI等の)に依頼している。
  丸投げの場合もあるようです。 
  両方の状況が分かる中間のつなぎ役が必要です。

3.DXシステム開発の手順を研究していない。
  DXは新しいことですが、
  広い意味のシステム開発には違いありません。
  システム開発の標準形には従うべきです。
  
  手当たり次第では、失敗経験も蓄積されていきません。
  小さな開発の経験を
  大きな開発につなげていくことができません。

いくらDXが新しいことだからといって、
こんなど素人ののやるような仕事の方法では
成功するわけがないのです。
開発の基本手順に則るべきです。

ということで当社は、、関係各社の皆様に、
「基本原則に則ったDX開発の標準プロセスを作りましょう」
というご提案をしています。

ご関心あれば、以下のURLをご参照ください。