2022年7月28日木曜日

新型コロナ対策の全貌はどうなっているのでしょうか?

【このテーマの目的・ねらい 】
目的:
 新型コロナ感染症対策の議論をまとめてみました。
ねらい:
 やはり、有効かつ安価な治療薬が出てこないとダメなようですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2022年7月24日のフジテレビ「日曜報道THEPRIME」では、
新型コロナの第7波感染拡大を受けて、
その対策についての意見交換がなされました。

流れは、感染の拡大阻止ではなく、重症化阻止対策の強化でした。
その点から、治療機関を限定している感染症2類指定も見直し、
どの医院でも治療可能となる5類に指定替えすべきである
という意見も出ていました。
現在は、コロナの対応ができる発熱外来認定医員が30数%しかなく、
これが発熱外来医院の「医療崩壊」を招いているというのです。

議論されたコロナ対策全般をまとめますと、以下のようになります
(あまり切れ味が鋭くありません)。





「行動制限」「3密回避」「マスク着用」は感染回避対策です。
「ワクチン接種」は感染回避と重症化回避の効果が期待できます。
ワクチン接種率がかなり高くなってきた状態では、
行動制限や3密回避の効果は小さくなっています。
政府が行動制限を緩和するのは当然の対策です。

重症化を防ぐ対策、これが重要なのですが、
早期発見に基づく「適切な治療」実施しかありません。
そのためには、対応医院の拡大が必要です。
従来の法制度の下では、
(5類に対応できる)「発熱外来の拡大」促進しかありませんが、
感染症法による分類を第5類に引き下げて
一般医院で対応可能にすることを主張する識者も増えています。

決定的な対策はないのですが、
強いて言えば以下の対策が有効ということになるようです。

1.若い年代のワクチン接種率を高める。
 現在は12-19歳75%、20歳代81%、30歳代80%、
 40歳代83%、50歳代以上は概ね90%台です。
 若い世代の人たちは感染しても無症状の場合もあり、
 本人はなんともないのですが、他人に感染させてしまいます。
 ぜひ、接種を進める必要があります。

2.対応医院を増やして、早期発見・早期治療(隔離)を実現する。
 対応医院に患者が集中することを避けねばなりません。
 対応医院では治療医薬品の適切な投与も可能です。

3.高齢者に対する治療をていねいに行う。
 60歳未満と60歳以上をの重症化率・致死率をみると、
 100倍から200倍の差があります。
 医療機関の激務状態を緩和して、
 高齢者に対して丁寧な治療を行う必要があります。


0 件のコメント: