目的:
中国の恐ろしい権力闘争の状況を知っていただきます。
習近平が安泰ではないことを知っていただきます。
ねらい:
何を期待しましょうか?
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「中華帝国 崩壊のXデー」は、林建良 日米台関係研究所理事の書かれた
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「中華帝国 崩壊のXデー」は、林建良 日米台関係研究所理事の書かれた
ダイレクト出版の出版物名です。
ここから100円で入手可能です。
民主主義陣営は、習近平の強腰に辟易しているのですが、
習近平は国内の敵を強く恐れている、というのが本書の主張です。
その証拠を次のように挙げています。
習近平の立場は盤石ではない。
敵との権力闘争は続いている。
敵は、共産党総書記・国家主席を務めた江沢民一派である。
江沢民一派は習近平治世の9年間の弾圧・排除にもかかわらず
根強い力を有している。
権力闘争は激烈で何度か暗殺未遂事件も起きている。
習近平は暗殺を恐れ、SPをそれまでの12名から22名にしている。
それだけではなく、
警備を担当する中央警衛局の人間も信用していない。
そのトップを自分に近い部外から登用している。
習近平は暗殺を恐れて
外出・外遊の際は飲み物は持参でベッドまで持ち込んでいる。
習近平派と江沢民派の闘争は、
来年秋の党大会での後継トップ選任まで続く。
ここで負けた方は、財産はもとより命も危ないので必死である。
以下にそのさわり部分を転載いたします。
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最近は、何と中国の宣伝機関の一部である『多維網』、
これは一応民間機関ですけれども、その本部は北京に置いてあり、
ある意味で中国の影響下にあるマスコミです。
『多維網』は基本的には海外向けで、海外の中国人が読んでいますが、
海外に限らず中国の国内でも多く引用されています。
このマスコミは一応江沢民派に近いとされてい
るわけですけれども、
この『多維網』が8月27日
にある論説を掲載しました。
テーマからして非常にインパクトがありました。
それは「中国共産党の指導者の引退は、一体誰が決めるのか」
というもので、これは衝撃的なテーマです。
なぜなら、
習近平が3期目をやるということはみんな分かっているわけです。
本人の口から公に表明したことは一度もありませんが、
彼が3期目を狙っていることは周知です。
これはある意味「習近平、あんたは一体いつ引退するのか?」
と聞いているようなテーマな
のです。
(中略)
『多維網』は、6月10日にやはり習近平を牽制する論説を出しました。
そのときの論説は「誰が党中央を監督するのか」というテーマでし
た。
党中央というのは習近平のことですから、
「誰が習近平を監督するのか」ということです。
表面上は「わが党は民主的な監督機能がきちんと働いている。
西側の民主国家と全く同じ、もしくはより民主的だ」
と言っていますが、暗に
「誰も習近平を牽制できないということはないぞ」
と、警告しています。
この論説は、今までの権力闘争のような新聞の記事や写真の大きさ、
席の順番などよりも、
非常に露骨に「3期目はもうやらせない」と
批判
して牽制しているわけで、
アンチ習近平派がの
ろしを上げているような論説です。
なぜ今になってこのような激しい攻防になったのかというと、
習近平本人、習近平派もアンチ習近平派もお互いに負けられない
局面に向かってきているからです。
習近平がもし3期目をやらない場合はどうなるのでしょうか?
江沢民や
胡錦濤、あるいは鄧小平と同じように引退しても、
悠々自適に平穏な隠居生活を送ることはできません。
なぜなら、彼はこの10年間でものすごく大勢の敵を作ってきました。
その敵の生命、財産、一族を全部奪ったわけですから、
引退して、周りに守る人間が存在しなくなったら、
真っ先に彼の
命を取りに来ます。
習近平が引退するというこ
とはイコール自分の命、一族の命、
財産を全部
失うことになりますから、負けられないのです。
一方、アンチ習近平派はどうなるのでしょうか?
習近平政権のもとで、中国はまさに文化大革命前夜のような様相です。
もし彼の3期目になったらどうなるかというと、
もっとすさまじ
い粛清をもう一度やります。
ある意味、毛沢東が文化大革命を発動したのと同じような闘争
がまた始まるわけです。
今までせっかく汚職してため込んだ日本円にすれば何兆円単位の、
外国に隠し持ったり、企業に投資している財産が、
命も含めて全部パーになってしまいます。
両方とも命がけです。
負けた方は必ず粛清さ
れます。
中国共産党の本質とはこういうものであり、
暴力団の闘争よりも残酷です。
暴力団だって、ある一定の掟は守られます。
しかし、中国共
産党の闘争というのは、
「超限戦」の発想を考えれば分かるように、
何のルールも、何の掟もありません。
どのような暴力団、犯罪者よりも残酷なのです。
1 件のコメント:
今まで共青同の李首相一派と習近平のストラッグルとみていたが江沢民一派が習近平と拮抗するほどの勢力をいまだ持っていることにびっくりした。
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