2021年12月2日木曜日

八代亜紀さんの魅力!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 八代亜紀さんについて知っていただきます。
ねらい:
 八代亜紀さんを応援しましょう。
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11月29日の日経新聞夕刊の「語る」コラムに
八代亜紀さんが登場しました。













たいへん興味深い内容でしたので、
以下にその全文をご紹介します。
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東京銀座のクラブ歌手から歌謡界に転じ、
「愛は死んでも」でデビューして50周年を迎えた。
「クラブの給料日になると店の裏の薄暗い通用口に男たちが現れる。
ホステスのお金目当てのヒモですよ。切なかったな。
『アキちゃん、世の中には悲しい女がたくさんいるの。
そういう女たちのために、あなたは歌うのよ。
レコードを出して世の中に伝えてほしい』
と言われたのが忘れられません」

「なみだ恋」「もう一度会いたい」「おんな港町」など
女の悲しみを歌った「女唄」を次々とヒットさせた。
女性刑務所の慰問も長く続けた。
「私が歌うと、皆さんがすすり泣くんですよ。
受刑者の話を聞くと8割は『男にだまされた』と言っていました。
歌の世界そのままの女性が
世の中にはたくさんいるのだなとつくづく思いました」
と振り返る。

「代表曲を挙げるとしたら『舟唄』ですね。
港町の縄のれんをくぐると、
高倉健さんみたいな男が黙って飲んでいる。
そんな光景を思い浮かべながら歌っています」
初めて歌った「男唄」だった。
「女唄を歌っているときは、単に男が悪いんだと思っていましたが
『舟唄』を歌うと男の背中が見えるんですよ。
その男は心で泣きながら、いとしい人を思っている。
男もつらい。悲しいんですね。
あの歌を歌って、初めて男心を知りました」
(上野冷やかし:そんなものかしら?)

50周年記念のベスト盤「八代亜紀ベストヒット50」を発表した。
ヒット曲は新たに歌い直して録音した。
「お客さんから『今の声で聴きたい』
というリクエストをたくさんいただいて。
年齢と人生を重ねてきた今の私の声で歌えば、
今の時代の歌として伝わると信じています。
歌にはそうやって歴史が刻まれていくんですよ」
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彼女は「美人」という顔ではないのですが、魅力があります。
それで演歌歌手美人ランキングを覗いてみました。
「みんなのランキング」というサイトで以下の発表がありました。
投票者は816人です。

これによると、1-5位はこうなっていました。
1.石川さゆり
2.丘みどり
3.坂本冬美
4.八代亜紀
5.藤あや子

八代さんは美人のランキングで上位に入るのでしょうか。
石川さゆりさんを美人と思うかどうかも個人の嗜好でしょうね。
ですからこのランキングは、歌のうまさも加味したお贔屓ランキングでしょう。
まあ、少なくとも不美人ではないと言えるのでしょうか。

このランキングの投票者のコメントが3件載っていました。

舟唄が大好き

私にとって女性演歌歌手といえば、八代亜紀さんが一番に来ます。
その理由は、私の祖母が八代亜紀の大ファンで、
お酒を飲めば必ずといっていい程舟唄を歌っていました。
舟唄を寝物語代わりに聞いていたので、演歌といえば八代亜紀とまで感じます。
当時はただ聞いていただけでしたが、
自分もそれなりの年齢になってくると歌詞の良さがわかってくるんですよね。
ほんと心にしみる名曲です。そんな演歌を歌える八代亜紀さんは本当に素敵です。

魅惑のハスキーボイスが好き

とにかくあのハスキーボイスに魅了される。
とくに演歌の中でも屈指の名曲「舟唄」は八代亜紀が歌ってこそ、
情感あふれる素晴らしい作品になりえたと思う。
大人のムードを存分に漂わせ、色っぽいところも好き。
昔のトラック野郎の連中がこぞって八代亜紀が大好きだった理由がよくわかる。

舟唄は良いですね。

八代亜紀といえば舟唄ですね。
しみじみ飲めばしみじみと~~ぉぉ~のフレーズは最高に好き。
日本酒が似合う演歌って感じがするし、
日本酒好きの自分としてはこの舟唄は外せません。
もちろんその歌い手である八代亜紀さんもリスペクトしていますし、大好きです。
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それであらためて「舟唄」を聞いてみました。
こういう歌詞です。作詞は名人阿久悠さんです。
 お酒はぬるめの燗がいい
 肴はあぶったイカでいい
 女は無口な人がいい
 灯りはぼんやり灯りゃいい

 しみじみ飲めばしみじみと
 思い出だけが行き過ぎる
 涙がポロリとこぼれたら
 歌い出すのさ舟唄を
 
 沖の鴎に深酒させてョ
 いとしのあの娘とョ朝寝する
 ダンチョネ

前掲のコメントに祖母が口ずさんだと言いますが、
この第1段目は、つぶやきで
まともなメロディになっていません。
ここは「祖母」も口ずさんでいないでしょう。
別の人のコメントにもありましたように、
「しみじみ飲めばしみじみとーー」から歌うのでしょうね。
しみじみ飲んでいるときには、自然に口に出るのかもしれません。
ここはたしかにいい節回しです。

最後のフレーズ「沖の鷗に深酒させてよ」からは
ダンチョネ節の引用です。
引用が入る曲は珍しいですね。

ダンチョネ節は小林旭さんのが有名ですが、
Wikipediaにはこう載っていました。

ダンチョネ節
(ダンチョネぶし)は、大正時代流行歌
作曲者および作詞者は不明。
日本神奈川県三浦市三崎町を中心に広まり、
神奈川県民謡とされる
また、これをもとにした替え歌なども知られている。
(ダンチョネの意味は、「断腸の思い」というのと「団長もね」
とかあると書いてありました。前者でしょうに)

八代亜紀さんは、画才もあり、Wikipediaにこういう記述がありました。
画家としてもフランスの「ル・サロン」展に5年連続入選、
日本の芸能人として初の正会員になるなど活躍している。
実は父親は、八代に歌手ではなく画家になってもらいたかったという。

いつ絵を描く暇があったのでしょう。偉いですね!!

私生活では44歳のときに、周囲の勧めでマネージャと結婚しましたが、
今年1月、70歳で離婚しました。(現在は71歳)
「2人は余生の過ごし方について話し合って協議を重ね、
双方納得した上で離婚を決めた」と発表されていますが、
27年間一緒だったのに別れるというのは、どういうことなのでしょう。

彼女の歌をたくさん聞いてみましたが、
同じ曲でも、最近の歌の方が、円熟味が感じられます。
私も今の八代さんのファンになりました。
これからも、豊富な人生経験を活かした歌を歌って、
ファンに安らぎを与えていただきたいと思います。

2 件のコメント:

上野 則男 さんのコメント...

HY生からのコメントをご紹介します。

 私の学校(東京水産大学)は横須賀市久里浜にあったのです。
 東京越中島の校舎を進駐軍に接収されて。
 ダンチョネ節発祥の地 三崎は近く、且漁業の町でしたので
 接触の多い地でした。校歌のようにダンチョネ節の替え歌を吠えていたのです。
 八代亜紀のダンチョネを聞いた時に「我々の真似をしおって」と思ったものでし
た。

上野 則男 さんのコメント...

STさんからのコメントをご紹介します。

久しぶりに歌ってみました。
舟唄です。
声が出なくなってますが歌った!と思えました。
ありがとうございます!