2021年7月28日水曜日

女子ソフトボールの勝因!!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 女子ソフトボールの優勝を称えます。
 勝因を分析しました。
ねらい:
 次のオリンピックではソフトボールはないようです。
 その次のオリンピックでの復活を期待しましょう。
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出典:NHK





女子ソフトボールの決勝戦を、
今回のオリンピックで初めて実況で見ました。
表彰式までだと4時間以上もかかりました。
素晴らしい試合でした。

すべての決勝戦同様、実力は伯仲です。
どちらが勝ってもおかしくないのです。
では勝因は?私はこう見ました。

1.上野投手の存在
 1)投球
  完ぺきではありませんが、根性で投げ切りました。
  110キロ級の剛速球は世界レベルで、
  中学時代にキャッチャー役をした女性は
  手の指を骨折したのだそうです。
 2)守備力
  ピッチャーゴロをさばいて1・4・3のダブルプレーを実現。
  一瞬のためらいもなく、振り向きざま2塁に投げました。
  投球をキャッチャーが後逸した際に素早く本塁ベースカバーをして
  3塁からの走者を危機一髪で刺しました。
 3)状況判断力
  6回にリリーフした後藤選手の顔が真っ青なのを見て
  監督に7回からの再登板を申請しました。
  これが7回の締めくくりにつながりました。

  宇津木監督が超ストレス状態なのを見て、
  何とかカバーしてあげようと気遣いをしたようです。

2.チームの守備力
 打撃もそれなりでしたが、守備は完ぺきでした。
 失策や野選は一つもありません。
 これは半分は運ですが、6回1死1・2塁のピンチに
 3塁手が弾いたライナーをショート渥美万奈がキャッチして、
 直ちに2塁に送球し(ランナーは戻れず)ダブルプレーでした。
 この打球が抜けていたら、勝負の流れが変わったかもしれません。

 米国の守備力も立派でした。
 圧巻は、6回表、放っておけばホームランになる打球を、
 レフトがジャンプして捕球しました。素晴らしいかんの良さでした。
 これがホームランになっていれば2点入り、
 試合のスリルは失われるところでした。

3.チームワーク
 守備力の例のように連携の素晴らしさは、神業です。
 長い期間かけてチームワークを鍛え上げた
 宇津木監督の力だと思われます。

 因みに、北京五輪での優勝の後、気が抜けた上野選手が
 「やる気が起きない」と言ったのに対して、
 「やる気がなくてもいいから続けなさい」
 と監督がアドバイスしました。
 それで気を取り直して練習を続けたそうです。
 まさに「継続は力なり」なのです。
 
 その点、米国チームは、個人それぞれは頑張っている感じでしたが、
 ベンチの様子などを見ても、
 チームの強い結束という感じはありませんでした。
 ある面、助っ人軍団なのです。

日本の素晴らしさを示した日本女子ソフトボールチームの活躍でした。

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