2019年2月8日金曜日

「汚職清潔度 日本18位」ですって??

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 「腐敗認識指数」について知っていただきます。
ねらい:
 (この調査のねらいは何か?)誰が何に使うのか
 を考えてください。
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こういうのがあるのだそうです。
世界の汚職を監視する非政府組織
「トランスペアレンシー・インターナショナル」(本部ドイツ)


ここが1月29日に発表した2018年版では、
日本の汚職「清潔度」は180カ国中18位だそうです
(1月31日日経新聞)。


汚職が多い少ないなど、どのようにして測定するのか?
と関心を持って調べてみました。


そうしたらこういうことでした。


正式には、「腐敗認識指数」と言い、
各国の公務員と政治家が、
どの程度汚職していると「認識されるか」のデータなのです。
事実を明確に把握できるデータはないし、
国の規模によっても異なります。
そうでしょうね。


今年度の世界1位は、デンマーク、
最下位は12年連続ソマリアです。
 1位 デンマーク
 2位 ニュージーランド
 3位 フィンランド
 4位 シンガポール
 5位 スウェーデン
 6位 スイス
 7位 ノルウェー
 8位 オランダ
 9位 カナダ
 10位 ルクセンブルグ
 11位 ドイツ(お膝元?) 隣国フランスは21位
 11位 イギリス


シンガポールだけがアジアです。
シンガポールは街もきれいなようですね。


米国は22位で、それまでの10番台から落ちてしまいました。
トランプ政権がうさんくさい目で見られているのです。


因みに、アジアの主要国のランキングはこうです。
 台湾  31位
 韓国  45位
 インド  78位
 中国  87位 


中国はもっと低そうですけれどね。
習政権は必死に汚職追放を進めているようですが、
この数年間、ずっと80番台のままです。
 
こうして見ると、日本の18位はましな方かもしれません。


このデータの基は、
世界の10の機関が調査した13種類のアンケート調査結果で、
それを統計処理しているのだそうです。


10の機関の代表例はこうです。
 アジア開発銀行
 アフリカ開発銀行
 世界銀行
 世界経済フォーラム
 国際経営開発研究所(IMD)


調査対象は、
「一般市民」ではなく、ビジネスマンや国家の分析専門家です。
その理由は、こうなのだそうです。
 彼らが、いわゆる小口の汚職・腐敗よりも、
 政治資金、談合など大口の腐敗を、より熟知しているからである。
 表面的な腐敗だけでなく、暗部に隠された腐敗も含めて、
 その国の状態をより客観的に把握しようとしているからである。


その考えは良いとして、そんな調査を10の機関がしているのでしょうか。


また、
この調査はそれだけの手間暇かけて何の目的でしているのか疑問です。
汚職に対する歯止めをかけようということかもしれませんが、
誰がスポンサーなのでしょう?
謎です。

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