目的:
日銀の低金利政策に代わる「消費購買力増大」対策を提言いたします。
ねらい:
日本は何とか長期低迷から脱したいものです。
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日本は、ご認識のように「失われた20年」の長期低迷状態です。
この20年間で、
米国の名目平均年収は約8割、ドイツやフランスは約5割アップに対して
なんと!日本は5%減少です。
日本は以下の悪循環中なのです。
売上が上がらない⇒給与を上げられない⇒消費購買力が低い⇒
売上が上がらない⇒投資をしない⇒投資による産業の給与が増えない
⇒売上が上がらない
いずれにしても、収入の増える当てのない消費者は支出を押さえます。
日銀は、この間ずっと、
低金利政策をとって経済成長を実現しようとしています。
しかし金利が安いからといって、
売上が見込めない投資をする経営者はいません。
したがって、まず「消費購買力を高める」ことが必要なのです。
「消費購買力を高める方策」 日本経済の脱ジリ貧対策
その対策は一過性の補助金等ではダメです。
以下のような思い切った対策が必要です。
1.年金の一律1割アップ
100兆円の国家財政規模に対して、
年間2兆円程度の国庫負担増となります。
これで社会が少しでも明るくなれば安いものです。
高齢者市場も活性化するでしょう。
日本産業が活性化して税収が増えれば、
この負担増は容易に回収できるのではないでしょうか。
必要なのは「英断」です。
2.投資に対する報奨制度
需要を創出する新規事業に対する投資の補助を積極的に行います。
例:
ユーグレナの飛行機燃料化(これは発明でした)
オートファジー適用健康寿命増大技術の開発
そのほかの健康寿命増大技術の開発
(健康寿命増大対策は
高齢化先進国の日本が世界に範を示すべきものです)
新たな人口肉の開発
新たな果樹生産方式の開発
安全な家庭内のロボット開発
新ゲートボール場の開発
簡易なうつ病治療法の開発
AIの各種新規用途開発
レガシーソフトウェアの自動マイグレーションシステム開発
マインド落ち込みを自動把握するシステムの用途開発
マスク着用状態の自動把握・アドバイスシステム開発
家庭のCO²排出削減システム開発
この制度の運用では、
これまでの日本の制度のように審査を厳しくするとダメです。
歩留まりが1割でも2割でもよいという考えで運用しないと
日本社会のマインドが好転しません。
ある面で「バラマキ」施策です。
この制度によって、
国民全員が自分ごととして新しい商品やサービスの開発をしてみよう
と考えるようになったら、日本人の英知によって、
失われた20年は少しずつ解消されていくのではないでしょうか。
9月8日の日経新聞のインタビューで、黒田日銀総裁は
「日本人のマインドセット(思考様式)を変えるのがたいへんだ」
と「敗戦」の弁を述べられています。
これくらいのことをどんどんしていかないと、
日本人のマインドセットは変わらないでしょう。
したがって、この制度を運用するのは既存官庁組織ではダメです。
日本再興庁(さいこうちょう)とかの名称で、
デジタル庁のような新しい組織を作って
新しい発想で運営するのがよいと思われます。
ぜひ、新首相の政策としてご検討ください。
2 件のコメント:
ウェブで新聞を見ていると、日本社会が貧困化してることを意識していないように見えます。対策を論じる記事や論評を見かけません。
匿名さん
ご意見ありがとうございます。
たしかにテレビを見ていても、調子の良いことばかりですね。
暗い広告を出すわけにいきませんからね。
しかし、日本が貧困化していることは事実で、
そのことを系統だてて論じたはしりの波頭亮氏の著作を
以下のブログでご紹介しました。
上野則男のブログ 2012年4月23日
これは凄い!!「成熟日本への進路」
http://uenorio.blogspot.com/2012/04/blog-post_23.html
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