目的:
日本電産の社長は又2年で「クビ」になりました。
永守氏の経営スタイルを再確認いたします。
ねらい:
永守氏のお眼鏡に敵う後継者は見つかるのでしょうか。
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9月2日オンライン記者会見に臨んだ永守氏(日経新聞)
日産自動車出身で日本電産社長を務めていた関氏が
9月2日に辞任・退職しました。
前任の同じく日産自動車出身の吉本氏も2年で交代しています。
その前には、カルソニックカンセイの元社長、シャープの元社長が
後継者候補で入社していますが、社長になる前に退社しています。
今後は、中継ぎの小部新社長の後、2年後に社内から後継者を選ぶと
されているようです。
永守氏は1代で約2兆円の企業集団を形成した超人です。
しかし、その経営スタイルは、「皆で力を合わせて」ではなく。
「俺についてこい!」です。
そういう文化で育った部下たちから、
永守氏が満足するような先読みができ、
それに合わせた英断ができる社長は生まれるのでしょうか。
永守氏が、急進撃を諦めない限り、残念ながら無理でしょうね。
永守氏は、新入社員に便所掃除をさせる新人教育を実行された方です。
他の人では真似ができません。
その点で、
8月24日に90歳で亡くなられた
京セラ創業者の稲盛和夫氏とは違います。
京セラの売上高は、日本電産とほぼ同じ2兆円です。
稲盛氏は、お若い頃の経験で、
皆で協力して成果を出す「アメーバ方式」を編み出されています。
そのような経営方式が、
まったく異業種である日本航空でも生きているのです。
永守氏には、そのような真似はできないでしょうね。
私は、米国のGAFAMに対抗できる経営者として
永守氏を高く評価してきているのですが、
後継者選びに難あり=永続性に難ありということで
このままでは残念ながら、
1代限りの大発展ということになってしまいそうです。
3 件のコメント:
全くの同感です。
私も稲盛さんの部下なら働きたいと思いますが、永守さんの部下で働こうとは思いませんね。
稲盛さんは正道を歩いて成功された稀有な存在だと思っています。
同感いただきありがとうございます。
部下は大変でしょうが、
永守さんのような方もいないと、
日本は発展できません。
スゴイ部下なら、永守さんの下で実力発揮できると思います。
そんな人はいないでしょうかね??
友人MT氏からのメールでのコメントです。
日本電産の後継者問題はまたかの印象で結論は貴兄の末尾に記した通りでしょう。
ただ候補に擬せられて消えていった3人のその後が興味があります。
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