2020年4月25日土曜日

チューリッヒ保険 コールセンターのテレワークシステム2013年から開発

[このテーマの目的・ねらい]
目的:
 災害に備えるには先見性と長期的取り組みが必要である
  ことの再確認をしましょう。
ねらい:
 日本人はリスク意識が弱い
  という国民性から早く脱却したいものです。
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4月16日の緊急事態宣言の全国拡大発令の際に、
接触削減8割目標が提示されました。


しかし、デスクワークのテレワーク化は可能ですが、
それ以外の多くの業務はテレワーク化は困難です。
対人関係業務、対物関係業務はテレワークできるわけがありません。
AI化・ロボット化は可能ですが、それはテレワーク化ではなく
従来の従事者は失業です。


お客様の電話を受けるコールセンター業務も、
テレワーク化困難な仕事に入ります。
コールセンター業務は
密集したスペースで多くの人間が声を出すという面でも
感染リスクが高いのですが、
扱う個人情報を社外に持ち出せないという制約があります。


ところが、チューリッヒ保険会社は、以下の仕組みで、
95%の514名が在宅業務を実現しています。


電話を社員のスマホに転送、自宅で電話対応。
社員には転送元の本社の番号が通知され、相手の番号は残らない。
パソコンにも個人上のなどのデータが残らないように設定、
設備費用も会社側が負担。


実はこのシステムは、原理的に難しいものではありません。
その気になれば開発できるものです。
チューリッヒ保険では、
東北大震災を受けて災害時を想定して2013年から開発したのです。
それが今回生きているのです。


こういう先を見越す対応は、日本企業ではできませんね。
(別項「ドイツのコロナ対策の優秀性,日本は??」参照。
日本人は古来からリスク概念がないのだそうです)
現時点では、
コールセンター業務のテレワーク化は何社かが実現しているようです。

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