2017年3月31日金曜日

青学大原監督、10年先のコミット スゴイですね再論!



【このテーマの「目的・ねらい」】
目的:
 原監督の10年先をコミットしたことの凄さを
               再認識していただきます。
ねらい:
 原監督のように先を見れて、かつ
 信念を持ってことを進められるようになりたいですね。
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先日、ある会合で青学大の原監督の講演を聞きました。
ご自分の体験を基に作られた
原流「勝ち続ける」10のポイントを話されました。


1.「10年後の自分」を思い描く
2.「半歩先」の目標設定を実践する
3.「できるための方法」を考える


4.本気だからこそ「悔しい」と思える
5.「話をすること」「提案すること」を良しとせよ
6.大義を掲げ「3割理論」で立ち向かう
  (3割の人が賛同してくれたらよしとする)


7.「個人と組織」両輪で評価する
8.「一体感」を持ち続ける
9.「怒る」より「アドバイス」
10.最後はなんとかなるさ


お話も上手な運びで
ずいぶん講演慣れされているという印象でした。


講演後の質疑応答で、最前列の女性の質問者の
「決められないときはどうするのですか」
との問いに対して、
「お隣におられるご主人が海外に行こうと言われたらどうしますか」
というような切り返しをされたりしていました。


「とにかく決める」というようなご回答だった思います。

これは高難度の応答です。
感心しました。


質問好きの私はこういう質問をしました。


「10か条はすべてごもっともなのですが、
どうして10年先のことをコミットできたのですか。
神様のお告げか何かあったのでしょうか」


それに対してはこういう回答でした。


「大学は4年である。
4年が一区切りで、はじめの4年で何とか箱根駅伝に出場する。
2サイクルめの4年プラスアルファ、全体で10年で目標達成する、
と考えました」


これは計算のようで単なる計算ではなく、
読みですね。


原監督の前職中国電力での10年の営業経験も
読みに貢献したのでしょう。


しかし、10年計画を立てて、
それに向かって進むことができるというのは
やはり只者ではないですね。


2年先、4年先の任期中の成果についてさえ
コミットできない社長が多いのですからね。


青学大陸上部は今は資金も集まるし、
優秀な人材も集まるということのようでした。
この好循環に乗っているとすると、
敵は慢心だけですね。


箱根駅伝の過去の3連覇チームは、
日大、中大、日体大、順大、駒大と5校あるのですが、
すべて4連勝はしていますが、最高が中大の6連覇なのだそうです。


青学が、過去の記録を塗り替えることができるのでしょうか。
興味津々ですね。


なお、この10か条は、3年前に青学大初優勝の勝因を
私が分析した以下の10か条と基本のところは一致しています。
私の分析はそれなりだったということになります。
(自画自賛は悪い癖)


1
 10年計画での取組み
2
 有望選手の獲得
3
 設備・環境の整備
4
 監督・選手の一体感
5
 目標管理(月単位)
6
 合理的トレーニング
7
 選手の自立性・自主性尊重
8
 選手のやる気
9
 選手ののびのび感
10
 キャッチフレーズ
      「ワクワク大作戦」

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