目的:
トランプ当選で気づかされたことを知っていただきます。
今や変革をしなければ生き残れない時代であることを
再認識していただきます。
ねらい:
トランプ政権に期待しましょう。
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いやーやはりびっくりしましたね。
新聞も第1面の巨大文字見出しでしたから
意外だったのでしょう。
「常識人」はみなクリントンさんの当選を期待していました。
私も彼女が美人なので応援していました。
初の女性大統領誕生か!なんて。
終盤に僅差になった時でも、
ひいきは彼女が負けるとは思っていなかったでしょう。
今でもトランプ大統領は歓迎されていません。
日経新聞社の世論調査(11月25日~27日に実施)では
トランプ氏が次期大統領に決まったのは
「良くなかった」が56%、
「良かった」が20%
となっています。
なぜ負けたか、いろいろな分析がされていました。
どうなのでしょうか。私はこう思いました。
1.大衆の不満がたまっている
今回、米国の大衆の不満が爆発したのです。
ポピュリズムと言われる大衆迎合主義だと
批判されています。
民主政治は衆愚政治だ、などと言われます。
大衆におもねる耳にいい言葉で
誘導しているというのです。
確かにその面はあるでしょう。
現にトランプ氏は当選すると
現実路線になって
前言を撤回ないし緩和したりしています。
しかし世界中で、
不満のエネルギはたまっているのです。
イギリスの脱EUも同じことです。
日本の非正規雇用者の不満・生活苦も
かなりの蓄積になっているでしょう。
この流れを重く見る必要があります。
過去こういう時には、
革命やクーデター、戦争が起きています。
為政者は、
今はそのくらいの時代であると
覚悟する必要があるでしょう。
2.現状路線ではなく変革した方がよい。
今は時代の転換点です。
大衆の不満がたまっているだけではありません。
IT主導で産業も消費も変わっていきます。
無難な道を歩んで
良い結果が得られる保証はありません。
極端に言えば、
世の中どうなるか分からないのです。
大変換をしてだめなら戻すくらいの方が
よいのだと思います。
たとえば、法人所得税を半分にする、
なんてトランプ氏は言っています。
反対者は税収が減って破たんすると言いますが、
米国がタックスヘイブンになって産業が隆盛になり、
税収は減らないかもしれません。
TPPを後押ししたのは、
これによって恩恵を受ける産業です。
トランプ氏は不動産業ですから
TPPは関係ないですものね。
TPPなしは、吉と出るか凶と出るか分かりません。
3.ひいき目は怖い
終盤に五分五分近くの予想になっても、
クリントン支援者は、最後は勝つさを思っていました。
私もそうです。
あとで分かったことは、非クリントン支援者は、
トランプ氏の勝利を予想していました。
ひいき目で見るのは負けですね。
好材料だけ見てしまいます。
4.マスコミは偏向性がある
ひいきの情報を流したのはマスコミです。
結果からみると、
トランプ氏をキチガイ扱いにするのではなく、
氏の主張を押しているエネルギがあることを
もっと報道すべきだったのです。
宋文洲さんは、早くから
トランプ氏を押すエネルギがあることを
評価していました。
情報を受け止める側が、
冷静・客観的な認識をすべきなのですが、
なかなか難しいですね。
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こう見てくるとトランプ政権は
悪いことではなさそうです。
日本も安倍総理を先頭に立て
積極的に我が国の主張をしていけばよいのです。
その意味で、安倍総理が各国首脳の中で
はじめにトランプ氏と会えたのはお手柄です。
よくクリントン氏を押していた中で、
そのコネができたものだと感心です。
たまたまうまいことできたようですが、
日本の外交陣の最近のヒットです。
米国人の今回の選択が良い結果に結びつくように、
トランプ氏の変革を見守りましょう。
大衆の反乱の、日本の失敗事例である
民主党政権の成立とは違うことを期待して。
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