【このテーマの目的・ねらい】
目的:
組体操の実施に対する文部科学省方針を評価する。
何でも「危ないからやめる」に歯止めがかかったことを
喜びましょう。
ねらい:
今後も前向き指針を期待したいですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は2月29日のブログ「組体操は危険?」
http://uenorio.blogspot.jp/2016/02/blog-post_17.html
で「何でも危険だからやめろ」となったら、
日本はますますじり貧だ、良い点も評価しよう、
と主張しました。
今回文部科学省が出した指針のポイントは、
以下のようなもので、
組体操を否定しないスタンスは評価できます。
ホッとしました。
実施する狙いを明確にし、教職員で共通理解を得る。
練習状況に応じて、演技内容や指導計画を適切に見直す。
万が一、練習中に負傷者が出た場合、
速やかに原因究明して安全対策を選択する。
事故が多く体格差の大きい小学校は、
特に慎重に演技内容を選択する。
具体的な事故事例などの情報を現場の教員に周知徹底する。
しかしよく見ると、国としては責任をどこかに投げていますね。
教育委員会と学校です。
現に、学校の先生方はテレビの取材で
「任せると言われるのは困る」と言っていました。
私としては、今回の結論は早く出したことが
お役所仕事らしくなくて良いのですが、
今一歩踏み込み不足だと思います。
たとえば、前掲ブログでご紹介したように、
組体操の学習指導要領を早急に作るべきですね。
それをいつまでに作るというようなコミットも欲しかったです。
でもこの指針は60点は取れています。
今後に期待します。
1 件のコメント:
50年以上前になりますが、運動会の組体操で怪我(擦り傷程度)をした記憶がありますが、その組体操の是非を
国が決める必要があるのでしょうか?
情けない状況と思う。
コメントを投稿