2016年2月29日月曜日

「おひとりさまの『肉食』投資術」

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 才媛村田美夏さんの新著を知っていただきます。
 素晴らしい語り口というものを知っていただきます。
 
ねらい:
 面白い本です。是非お読みください。

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これは、村田美夏さんの著書名です。
村田さんは、2014年2月の私のブログ
「東大卒にもこんな素敵な女性がいます!」
でご紹介した女性です。

そのブログは、
なんと34万アクセスで私のブログでダンダントツの1位です。
村田さんはその後テレビでも人気となって
今や人気セミタレントです。

その彼女が2月に出した初の著作です。
今年の同窓会の新年会でいただきました。

この本の副題はこうなっています。
「億を稼ぐ 東大卒トレーダーが教える」
「ウルフ流お金引き寄せ思考」

ウルフというのはオオカミのように獲物(お金)を狙う
という意味で付けられたようですが、
獲物にはオトコも入っているのではないかという
期待?もあるようです。
切れ味よく言いたいことを言っている傑作です。
第1章の一節をご紹介します。
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「エリートは決してスーパーリッチになれない!?」


いい大学を出て、いい会社に動め、安泰な老後を迎える。
恐らく、これが普通の人の成功人生だと思います。

この人生を送るためには、まずいい大学に入学することが
必須条件だと多くの人は思い込んでいるので、
親は子どもを学習塾に入れるなど教育にお金をかけるわけです。

でも、私が知っているスーパーリツチな人々を見ると、
実は大学を出ていない人がけっこう多かったりします。
それも、お金持ちの家庭に生まれた生まれ持ってのお金持ちではなく、
自分一代で数十億円、数百億円の資産を築いたような、
叩き上げの人ほど、その傾向が見られます。

昔の、日本を代表する実業家だってそうですよね。
本田宗一郎しかり、松下幸之助しかりです。
お2人とも、日本の高度経済成長期を代表する経営者ですが、
最終学歴は尋常小学校です。

だからといって、勉強はしなくてもいいというわけでは
ありませんよ、念のため。

そもそも、大学を出ていないのにスーパーリッチな人たちは、
総じて頭脳明晰です。
なかには、あまりにも頭がキレキレで、学校の授業なんて
バカらしくて受けていられないから、
大学には行かなかった人もいるくらいです。

ちょっとカッコイイ言い方をすると、
ストリート.スマート系なんですね。

ストリート.スマートの対語は「アカデミック・スマート」
といって、これは文字どおり、いい大学に入って、いい成績を
残している頭のいい人です。

日本のキャリアでは、これまでアカデミック.スマート系の人が
求められていました。
特に官公庁はそうですし、
企業規模が大きくなって官僚組織化したところになるほど、
この傾向が強まると思います。

でも、実業の世界になると、アカデミック.スマートな人が
必ず成功を収めるとは限りません。
実際、アメリカの有名ビジネススクールに入学し、
そこで膨大なビジネス知識を身につけて会社勤めをしたものの、
それを実践で生かすことができずにいるなどよくある話です。

あ、だからといって
学歴そのものを否定しているわけではありませんよ。
詳しくは後述しますが、
この手の学歴は取れるものなら取っておいたほうがいい。
まあ、ないよりはあったほうがマシという程度の話ではありますが。
で、ストリート・スマートについてですが、
日本語でいうと、いろいろな解釈があります。

「ズル賢い」「世渡り上手」「抜け目ない」「すれっからし」……。

う~ん、あまりいい表現にならないのですが、
要するにストリート・スマートとは、
自分の能力でサバイバルできる能力を兼ね備えている人で、
人間関係の構築がうまく、困難に直面してもへこたれず、
信念を曲げることなく自分の目標達成に向けて突き進んで行ける人
ということになるのだと思います。

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あと二つ私が気にいった彼女の語り口をご紹介します。

その1
1ミリだけ自分の居場所をずらしてみる

中略
お金を稼ぐという点でもこの方法(1ミリずらして考える)は有効です。
例えば、ビジネス用語に「レッドオーシャン」「ブルーオーシャン」
という言葉があります。ご存じですか?
(上野:こういうひとことを入れるのがなかなかニクイですね)

レッドオーシャンというのは、中略

これに対してブルーオーシャンは、
競合相手がほとんどいないような、ニッチなビジネス分野を指します。
この分野を見つけること自体が非常に難しいのですが、
たとえばTENGAという会社などは、
まさにブルーオーシャン戦略の最たるものです。

えっ?TENGAって何の会社かって?
それを女の口から言わすか?
ご自身でお調べになってくださいませ~。
(注:男性用オナニー器具です)

その2
破産したとき、愛人に捨てられる人、助けてもらえる人

中略
「金の切れ目が縁の切れ目」などと申しますが、
これは愛人との関係にも当てはまります。
愛人を囲うには、ある程度の資力が必要であることは
言うまでもありません。

殿方は女性に好かれようとして、
資力に任せてさまざまな貢ぎ物をします。
中略

男性は、自分の好きな女性の喜ぶ顔を見るのが大好きです。
そして、そうした貢ぎ物は男性の資力が続く限り、
贈り続けられます。
そういう同僚が、(キャバクラ時代)私の周りには何人かいました。

え?私はどうだったのかって?
聞くな!
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肝心の㈱の儲け方についてもいくつか開陳されています。

彼女の20年の投資経験から生まれたもので
それなりに価値あるものだと思いますが、
ほとんどはいわゆる「セオリー」どおりなのではないでしょうか。

関心ある方は本書をお読みください。
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それよりも、彼女の真髄は人生哲学ですね。
世の多くのハウツー本よりもはるかに説得力があります。
よく40そこそこでここまでのことが言えると大感心です。

終章の見出しをご紹介します。
まったくそのとおりだと思います。

人生は、何をやっても無駄なことなど一つもない!

イヤだと思ったら来世志向で
発想を変えてみよう
働きたい人が働けばいい

お金よりも好感度
人を見るときはいいところを見るようにしよう
お友達ネットワークは巨額の現金にも余裕で勝る

失敗してもいいから、一度チャンスに飛びついてみる
ギャップを三つ持てば、どんな世界でも生き残れる
ソリが合わない上司でも悪口は言わない

得意な分野を何か一つだけ作る


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