【このテーマの目的・ねらい】
目的:
チンパンジーがどういう特性を持っているか
を知っていただきます。
ねらい:
なぜ、人間がチンパンジーと違ってしまったのか
を考えていただきます。
人間の特性を活かして行動しましょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本稿の中心は學士會会報913号(2015-Ⅳ)掲載
松沢哲郎京都大学霊長類研究所教授の講演録
「創造するちから」を基にしています。
先生は日経新聞でも「チンパンジーと博士の地の探検」
という連載をしておられます。
以下太字部分は転載です。
サルの仲間は「霊長類」と呼ばれ、
人間も含めて約220種類います。
霊長類(人間を除く」は、
中南米、アフリカ、インド、東南アジア、日本に生息しています。
北アメリカとヨーロッパにはいません。
これは不思議ですね。
人類がアメリカ大陸に棲んでいるのは、
アリューシャン列島経由でアジアからアメリカ大陸に渡り、
南米の先端まで南下したことは知られています。
中南米の霊長類は北米経由ではないということは、
もっと大昔にアフリカから直接南米に渡ったのでしょう。
陸続きだった頃でしょうか(いい加減な想定です)
でもヨーロッパにいないことは不思議です。
どうしてなのでしょうか。
欧米人は「サルは熱帯の動物」と思っているので、
「ニホンザルは雪の中で暮らしている」
と知ると非常に驚きます。
日本はサルが生息する唯一の先進国であることから、
霊長類の研究の最先端の地となりました。
へーー、そうなんですね。
人類は「ヒト科ヒト属ヒト」なのですが、
ヒト科には、
ヒト属 ホモ・サピエンス、ネアンデルタール人(絶滅)
オランウータン属 1200万円前分岐 東南アジアに生息
ゴリラ属 800万円前分岐 アフリカに生息
チンパンジー属(チンパンジー、ボノボ(ピグミーチンパンジー))
500万年前分岐 アフリカに生息
チンパンジーのゲノムは98.8%ヒトと同じということですが
1.2%でこんなに違うものなのでしょうか!
松沢哲郎教授たちは、1986年からギニアで
野生のチンパンジーの観察を始めました。
チンパンジーの研究をすることによって、
人間の特性を把握しようという「アウトグループ」研究の意図を持っておられました。
永年の研究の結果得られた人間の特性は以下の3点です。
1)心
チンパンジーの親から子への教育は教えない方式で、
子は親のまねをして学んでいく。
石で木の実を割ることは4―5歳でできるようになる。
「親や大人と同じことをしたい」ということが動機づけになっている。
人間の場合は、教える、手も貸す、そうして褒め、認める。
「人間の教育の本質は”認める”にある」という結論に達した。
2)言葉
チンパンジーは瞬間的な直像記憶を持っている。
実験の結果、一瞬で見たものを記憶してしまう。
人間にもいますね、数十ケタの数字を一瞬で覚えてしまう人、
テレビにもでてきたりします。
こういう人はチンパンジーと同じ能力を持っているということです。
この能力は何のために必要なのでしょうか。
なぜ人間はその能力が退化してしまったのでしょうか。
チンパンジーは漢字も覚える。
赤、青とかの漢字を見てその色のカードを取り出すことができる。
しかし、逆に色のカードを見て漢字を導くことはできない。
たしかに、色はアナログで一意に色(漢字)と結び付くわけではない。
人間はそこにあいまいな推論を入れているのだ。
チンパンジーの方が厳密に論理的だ。
そのためにチンパンジーの言語的な連想は限られている。
人間は推論のおかげで、言葉の使用が可能になったのではないか。
なるほどです。
しかしなぜそうなったのでしょうかね。
この解明には仮説が必要です。
3)絆
ニホンザルの母親は子供に手助けをしない。
チンパンジーは子供が要求すると手助けをする。
親分格が他を保護することもする。
類人猿の出産間隔は長く、子供が成長しないと次を産まない。
その代り、女性は死ぬまで出産能力を持っている。
人間の場合は出産間隔が短いので母親だけでは育てられない。
そこで出産能力のなくなったお婆さんが育児を手伝うようになっている。
人間の場合、出産能力がなくなってから20年は生きている。
そうして一族みんなで子育てをする。
それによって家族の絆が生まれている。
このことは別項「進化生物学から見た少子化」でも触れられています。
まとめ
チンパンジーは現実しか見ない、想像することはできない。
例:チンパンジーの似顔絵で、目や鼻口のないものを示すと
顔の周りをなぞるだけで、中に目鼻を書こうとはしない。
人間も2歳まではチンパンジーと同じだが
3歳くらいになると目鼻を書くようになる。
その点から、人間は「今この世界」だけでなく、
遠く離れた過去や未来に思いを馳せたり、
地球の裏側の人に思いを寄せたりします。
そんな「想像するちから」を持つから
明日を信じて希望を持つことができます。
それが人間なのだと分かりました。
因みに、チンパンジーは重い病気になっても悲観はしないそうです。
悪い結果を想像したりできないからです。
この結論を我々はどう活かせばよいのでしょうね。
それではここで少し脱線して類人猿にあやかった
類人猿診断をやってみましょう。
この診断の発明者は誰なのか定かでないのですが、
「けっこう当たる」と評判です。
たった二つの質問によって、
その人がどの類人猿に該当するかが決まります。
類人猿の特性がこうだとなっていますので、
その人がどういう特性を持っているかが判明する、
というものです。
出典:(株)エブリイホーミイホールディングス ホームページ
このような2次元4分類の性格判定は、
これまでにもいくつかありますが、
質問が2問だけというのはこれだけです。
判定結果は基本的には同じです。
たとえば、「麓暢の人間診断―自分の持ち味を活かす法」の著者
である麓暢氏の持ち味診断は30問の質問に回答した結果で
冷静型、明朗型、共感型、敏感型の区分をします。
ほぼ、
冷静型 = オランウータン
明朗型 = チンパンジー
共感型 = ボノボ
敏感型 = ゴリラ
にほぼ対応しています。
ある営業方法の研修・指導をしている著名なコンサル会社が
用いている相手を見分ける区分は、
1軸め:言動が抑制的か、開放的か
2軸め:断言する傾向が強いか、問いかける傾向が強いか
で4分類します。
抑制・断言 = 直截指向(ドライバー)
開放・断言 = 開放指向(エクスプレッシブ)
抑制・問いかけ = 観察指向(アナリティカル)
解放・問いかけ = 温順指向(エミアブル)
となっています。
この分類と類人猿診断は目的が違いますので
必ずしも一致しません。
それにしても、
類人猿診断が優れているのは、
たった二つの質問で、人間を4分類してしまうことです。
「簡潔で役に立つ」は方法論の永遠の目標です。
2016年6月30日木曜日
大好評の「ハイブリッド時代の要件定義研修」!!
【このテーマの目的・ねらい】
目的:
当社が開催している「ハイブリッド時代の要件定義研修」
の実施状況をご報告します。
ねらい:
今後、この研修の利用をご検討いただければ幸甚です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先月もご紹介しました「ハイブリッド時代の要件定義研修」の
実施状況をご報告します。
この第1回オープンコースは、12人にご参加いただいて(大盛況!)
6月15日にスタートしました。
http://www.newspt.co.jp/data/kensyu/open/youken.html
以下に、先月「要件定義研修の決定版です」でご紹介した
項目に従って、現実がどうであるかをご報告いたします。
なお、この研修で「ハイブリッド」は以下のことを指しています。
1.要件定義の1から100まで学べる!
3日コースのうち、まだ2日しかやっていませんので
1から70くらいまでですが、
以下のようなコメントをいただいています。
「要求と要件の違いについてお聞きしたとき、
これまで業務で要件定義に関わったときに感じた違和感が
すっきりした気がしました」
「要件調整において目的・ねらいがあいまいなまま進んでいるとき、
立ち止まることができるようになる」
「要件定義の各種分析手法について、
演習の中で実際にやってみることで
自分の中ではまだ知識でしかないことが分かりました。
復習し、実務の中で使えるよう努力したいと思います」
「作成するドキュメントに関して、
ユーザー目線で具体的な記述を行う事の大切さを感じた」
「保守重視でアーキテクチャを考えるという新しい視点をえた」
2.「ユーザ」をリードできる!!
これについては、まだ実感を持っていただくところまでは
いっていないようです。
最終回の後で期待いたします。
3.シニア・ベテラン向きです!!
今回のご参加者の中の最高齢は52歳です。
これまでの豊富な業務経験を活かして、
要件定義指導者になろうと頑張っておられます。
4.優れた女性社員向きです!!
今回は12人のご参加者の中で、女性はたった一人です。
しかし、非常に積極的な方でチーム演習を引っ張っておられます。
「ハイボールがお好きでしょ!」のモデル似の美女でもあります。
この方は男性をもり―ドしていく力がありそうです。
5.超上流方法論で
日本一の実績を誇るシステム企画研修㈱の提供です!!
今回12人にご参加いただけたのはその信用ででしょうね。
以下に研修風景をご紹介します。
なお、このオープンコースは定期開催で、
次回は9月8日開講です。
http://www.newspt.co.jp/data/schedule.html
目的:
当社が開催している「ハイブリッド時代の要件定義研修」
の実施状況をご報告します。
ねらい:
今後、この研修の利用をご検討いただければ幸甚です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先月もご紹介しました「ハイブリッド時代の要件定義研修」の
実施状況をご報告します。
この第1回オープンコースは、12人にご参加いただいて(大盛況!)
6月15日にスタートしました。
http://www.newspt.co.jp/data/kensyu/open/youken.html
以下に、先月「要件定義研修の決定版です」でご紹介した
項目に従って、現実がどうであるかをご報告いたします。
なお、この研修で「ハイブリッド」は以下のことを指しています。
1.要件定義の1から100まで学べる!
3日コースのうち、まだ2日しかやっていませんので
1から70くらいまでですが、
以下のようなコメントをいただいています。
「要求と要件の違いについてお聞きしたとき、
これまで業務で要件定義に関わったときに感じた違和感が
すっきりした気がしました」
「要件調整において目的・ねらいがあいまいなまま進んでいるとき、
立ち止まることができるようになる」
「要件定義の各種分析手法について、
演習の中で実際にやってみることで
自分の中ではまだ知識でしかないことが分かりました。
復習し、実務の中で使えるよう努力したいと思います」
「作成するドキュメントに関して、
ユーザー目線で具体的な記述を行う事の大切さを感じた」
「保守重視でアーキテクチャを考えるという新しい視点をえた」
2.「ユーザ」をリードできる!!
これについては、まだ実感を持っていただくところまでは
いっていないようです。
最終回の後で期待いたします。
3.シニア・ベテラン向きです!!
今回のご参加者の中の最高齢は52歳です。
これまでの豊富な業務経験を活かして、
要件定義指導者になろうと頑張っておられます。
4.優れた女性社員向きです!!
今回は12人のご参加者の中で、女性はたった一人です。
しかし、非常に積極的な方でチーム演習を引っ張っておられます。
「ハイボールがお好きでしょ!」のモデル似の美女でもあります。
この方は男性をもり―ドしていく力がありそうです。
5.超上流方法論で
日本一の実績を誇るシステム企画研修㈱の提供です!!
今回12人にご参加いただけたのはその信用ででしょうね。
以下に研修風景をご紹介します。
なお、このオープンコースは定期開催で、
次回は9月8日開講です。
http://www.newspt.co.jp/data/schedule.html
今年の異常気象のせい?我が家のブーゲンビリア
【このテーマの目的・ねらい】
目的:
(休憩で)我が家のブーゲンビリアの状況報告を
させていただきます。
ねらい:
「へーそうなのか」で終わりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ブーゲンビリアは南国の花です。
真夏に真っ赤な花を咲かせます。
我が家にも大きくなったブーゲンビリアの樹が一本あり、
毎年見事な花が咲き、
ご近所の方、通行される方を楽しませてくれています。
以前の咲きぶりを示します。
これは2階のベランダからの写真です。
こんな上でもこの状態なのです。
ところが今年はまだ夏前だというのに、盛んに散ってくるのです。
この写真では道路脇に寄っていますが、
私が掃き寄せたからで、道路一面に散るのです。
散るのは雨とか風のときですが、
例年だと季節の終わりまではそんなに散りませんでした。
私がいつも掃除をする隣の道路にまで飛んでいっています。
花弁は軽いのですぐに遠くまで飛んでいきます。
咲いている花はこんな状態で密集していません。
近所の「お花通」のおば様が「水が足りないのじゃない?」
と言われるので、水の補給をかなりしました。
効いているような感じもしました。
しかし、その後もかなり散ることがあり、
根本原因は解明されていません。
目的:
(休憩で)我が家のブーゲンビリアの状況報告を
させていただきます。
ねらい:
「へーそうなのか」で終わりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ブーゲンビリアは南国の花です。
真夏に真っ赤な花を咲かせます。
我が家にも大きくなったブーゲンビリアの樹が一本あり、
毎年見事な花が咲き、
ご近所の方、通行される方を楽しませてくれています。
以前の咲きぶりを示します。
これは2階のベランダからの写真です。
こんな上でもこの状態なのです。
この写真では道路脇に寄っていますが、
私が掃き寄せたからで、道路一面に散るのです。
散るのは雨とか風のときですが、
例年だと季節の終わりまではそんなに散りませんでした。
私がいつも掃除をする隣の道路にまで飛んでいっています。
花弁は軽いのですぐに遠くまで飛んでいきます。
咲いている花はこんな状態で密集していません。
近所の「お花通」のおば様が「水が足りないのじゃない?」
と言われるので、水の補給をかなりしました。
効いているような感じもしました。
しかし、その後もかなり散ることがあり、
根本原因は解明されていません。
2016年6月16日木曜日
舛添知事はなぜそんなに叩かれた?
【このテーマの目的・ねらい】
目的:
舛添知事が辞任に追い込まれた真の原因を考えます。
ねらい:
今後とも、義や人倫を大事にしましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
舛添知事はとうとう辞任に追い込まれてしまいました。
なぜそうなってしまったのか、がいろいろ言われています。
状況を甘く見て対応がまずかった、というのが
大方の意見です。
しかし、そもそも何をしでかしたのか、
という点が国民感情的に許しがたいことだったのです。
以下は、宋文洲さんのメルマガです。
宋さんのご意見は日本人にはない切り口で
いつも新鮮な感銘を受けています。
ところが、この意見は、
日本人の価値観と中国人の価値観の違いを感じさせられました。
日本の価値観は端的に言えば、
利(お金)よりも義を重んずるのです。
義や人倫(人の道)は重要なことで、
宋さんの言われる公私混同「程度」ではないのです。
公私混同はとんでもない義違反なのです。
金額の問題ではありません。
日本の価値観は素晴らしいですね。
舛添さんは、
「公私混同」が命取りになるとは思っていなかった、
「なぜそんなこと追求してくるのだ!」と思ったことでしょう。
対応が後手後手に回って
あたら有能な才能を活かしきれずに頓挫、
ということになってしまったのです。
そういう義や人倫を教えるのは家庭教育・しつけです。
その大事なことを家庭で教育されなかったことが
舛添さんの感覚麻痺を生んだとしか言いようがありません。
この点は、私のブログ「舛添知事はなんでダメになったの?」
http://uenorio.blogspot.jp/2016/05/blog-post_29.html
で主張しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マスコミが頑張っても出てくる舛添氏の問題は
せいぜい「公私混同」程度です。
「家族と泊まった旅館で公務をしたか」とか、
「ヤフーオクションで買った画は本当にプレゼントに使ったか」とか、
聞いているうちに何だか笑えてしまうことが多いのです。
同じ東京都の問題として挙げられていた
18億円もの使途不明金についてなぜ詳細を追求しないのか。
同じ自ら弁護士に依頼して調査をしている
JOCの2億3千万円の情報はなぜすっかり扱われなくなったのか。
クレヨンしんちゃんの本は面白いかもしれませんが、
甘利氏の現金受取や秘書の高級車要求などの
犯罪疑惑を取り上げる意欲はまったくありません。
もし舛添氏のような問題を
これほど公共電波を使って取り上げる必要があるのだとすれば、
他の政治家のこれよりもはるかに大きな問題に触れないのは
なぜでしょうか。
こんな自問をすること自体、幼稚だと分かっていても、
ついついメルマガに書いてしまう自分は暇だなと思うのですが、
皆が同じことを言う時は
大体狂っている時だと考えるのが私の性です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2016年6月7日火曜日
小学2年の男の子
【このテーマの目的・ねらい】
目的:
我が家の小学2年の男の子のお話です。
小学2年生というのは結構ヤルものですね。
ねらい:
大和君がどうしていたのか楽しみにしましょう!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大和(やまと)君が世間を騒がせました。
警察犬を何匹も投入しても手掛かりが掴めない、
100人体制で捜索しても見つからない、ということから、
どこにいるのだろう?
なぜ見つからないのか?
父親が殺して埋めたのではないか?
たまたま通りかかった車で誘拐されたのではないか?
と、憶測交じり・興味本位で
「井戸端会議」での話題になったようでした。
意外でしたね。
無事元気で見つかったとは!
水道の元栓を見つけて水を飲んでいたのは
「偉い」ことでしたが、
体力を消耗しないようにじっとしていたというのは、
解せない行動です。
本当に何も食べなかったのだろうか、も疑問です。
放置された日に10キロも歩いたのに、
次の日からはなぜ出歩かなかったのでしょうか?
間もなく、解明されるでしょうが、
私の孫の同じく小学2年の男の子
暖真(はるま)の話をしましょう。
ひと月ほど前ですが、
5歳の孫娘佳奈実がいる我が家に
1人で泊まりに来ていました。
たまたまその時に
我が家から2キロほどの品川中央公園で
子供向けのイベントをしていましたので、
2人を連れていきました。
往きは大井町線でひと駅電車に乗りました。
ところが電車を降りてイベント会場まで
子どもたちは喜び勇んで走って行ってしまいました。
グランドにしつらえてあるイベント会場の
入り口に私が着いた時に、
2人の姿は見えませんでした。
そこで、中に入ったのだろうと会場内に入りました。
ところが見つかりません。
何度回ってもいませんでしたので、
場内放送で迷子への呼びかけをしてもらいました。
これも3度ほどしました。
でも見つかりません。
30分以上は経った気がします。
それで自宅に、「2人がいなくなった」と電話をすると、
「あなた、何やってるのよ。とっくに帰ってるわよ」
というのです。
「えーっ」でした。
私も急いで帰って様子を聞くとこういうことでした。
イベント会場には入ったけれど、
私が来ないので「これはまずい」と公園の入り口まで戻って
私を探しました。
イベント会場の中で行き違いになったようです。
駅から行くと、まず公園の入り口があって
その先50メートルくらいのところに
イベント会場の入り口があるのです。
公園の入り口でしばらく待ったけれども
私が来ないので、
諦めて自力で家に帰ることにしたようです。
公園の入り口にいたガードマンに
暖真が駅の場所を聞きました。
「その先のことは駅員に聞きなさい」と言われたようです。
そこで駅まで歩き、言われたとおり駅員に聞いて、
着た時と逆にひと駅電車に乗ったのです。
戸越公園駅につけば、そこから先は佳奈実が知っています。
こうして、子どもが2人だけで
電車に乗って家に戻ってしまったのです。
暖真は子供用のパスネットを持っていたので
電車に乗れたのです。
このことは
「ジジが迷子になったので二人で帰ってきた」と
一族・親戚中で有名になってしまいました。
小学2年生というのは結構知恵があるものだ、
というオハナシでした。
目的:
我が家の小学2年の男の子のお話です。
小学2年生というのは結構ヤルものですね。
ねらい:
大和君がどうしていたのか楽しみにしましょう!
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大和(やまと)君が世間を騒がせました。
警察犬を何匹も投入しても手掛かりが掴めない、
100人体制で捜索しても見つからない、ということから、
どこにいるのだろう?
なぜ見つからないのか?
父親が殺して埋めたのではないか?
たまたま通りかかった車で誘拐されたのではないか?
と、憶測交じり・興味本位で
「井戸端会議」での話題になったようでした。
意外でしたね。
無事元気で見つかったとは!
水道の元栓を見つけて水を飲んでいたのは
「偉い」ことでしたが、
体力を消耗しないようにじっとしていたというのは、
解せない行動です。
本当に何も食べなかったのだろうか、も疑問です。
放置された日に10キロも歩いたのに、
次の日からはなぜ出歩かなかったのでしょうか?
間もなく、解明されるでしょうが、
私の孫の同じく小学2年の男の子
暖真(はるま)の話をしましょう。
ひと月ほど前ですが、
5歳の孫娘佳奈実がいる我が家に
1人で泊まりに来ていました。
たまたまその時に
我が家から2キロほどの品川中央公園で
子供向けのイベントをしていましたので、
2人を連れていきました。
往きは大井町線でひと駅電車に乗りました。
ところが電車を降りてイベント会場まで
子どもたちは喜び勇んで走って行ってしまいました。
グランドにしつらえてあるイベント会場の
入り口に私が着いた時に、
2人の姿は見えませんでした。
そこで、中に入ったのだろうと会場内に入りました。
ところが見つかりません。
何度回ってもいませんでしたので、
場内放送で迷子への呼びかけをしてもらいました。
これも3度ほどしました。
でも見つかりません。
30分以上は経った気がします。
それで自宅に、「2人がいなくなった」と電話をすると、
「あなた、何やってるのよ。とっくに帰ってるわよ」
というのです。
「えーっ」でした。
私も急いで帰って様子を聞くとこういうことでした。
イベント会場には入ったけれど、
私が来ないので「これはまずい」と公園の入り口まで戻って
私を探しました。
イベント会場の中で行き違いになったようです。
駅から行くと、まず公園の入り口があって
その先50メートルくらいのところに
イベント会場の入り口があるのです。
公園の入り口でしばらく待ったけれども
私が来ないので、
諦めて自力で家に帰ることにしたようです。
公園の入り口にいたガードマンに
暖真が駅の場所を聞きました。
「その先のことは駅員に聞きなさい」と言われたようです。
そこで駅まで歩き、言われたとおり駅員に聞いて、
着た時と逆にひと駅電車に乗ったのです。
戸越公園駅につけば、そこから先は佳奈実が知っています。
こうして、子どもが2人だけで
電車に乗って家に戻ってしまったのです。
暖真は子供用のパスネットを持っていたので
電車に乗れたのです。
このことは
「ジジが迷子になったので二人で帰ってきた」と
一族・親戚中で有名になってしまいました。
小学2年生というのは結構知恵があるものだ、
というオハナシでした。
2016年6月1日水曜日
要件定義研修の決定版です!!
【このテーマの目的・ねらい】
目的:
要件定義研修の「極めて」を知っていただきます。
それがどんな特徴をもったものであるのかを知っていただきます。
「ハイブリッド時代の要件定義研修」の採用をご検討ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
システム企画研修(株)では、
「ハイブリッド時代の要件定義研修」の提供を開始しています。
この研修は、ごく最近
超一流情報サービス企業で200人に受講いただき、
大好評だった研修をベースに補強したものです。
以下の5大特徴を持っています。
是非そのご利用をご検討ください。
まもなく(6/15)に第1回のオープンコースも開催されます。
http://www.newspt.co.jp/data/kensyu/open/youken.html
1.要件定義の1から100まで学べる!
初心者からベテランまでが「なるほど!」と感じていただける
以下の「筋」を持っています。
1)要件定義の実施目的=「システム開発の意思決定」
(画像をクリックすると拡大します)
それに必要な範囲で検討を実施します。
2)成果物の体系化
要件定義で必要なドキュメントを以下のように体系化しています。
(画像をクリックすると拡大します)
3)以下の判断基準を提示します!!
マイグレーションの選択基準
システム・サブシステム設定基準
システム開発方式選択基準
システム運用方式選択基準
アプリケーションパッケージ選択基準
2.「ユーザ」をリードできる!!
そのシステムに期待する「早い、うまい、安い」を
ユーザ視点で整理するツールを提示します。
それは「目的・ねらい記述書」です。
3.シニア・ベテラン向きです!!
システム開発の最上流工程である要件定義を捌くには、
経験・ノウハウが必要です。
40代・50代のシニア・ベテラン向きの仕事です。
その方々の豊富な経験を活かしていただくことができます。
4.優れた女性社員向きです!!
要件定義には、対人関係能力と判断力が必要です。
リーダ候補生を鍛えるのにピッタリの仕事です。
その方々に武器を提供します。
5.超上流方法論で
日本一の実績を誇るシステム企画研修㈱の提供です!!
当社が開発提供したMIND-SAは250社に導入いただき
多くのファンがおられます。
安心です!
目的:
要件定義研修の「極めて」を知っていただきます。
それがどんな特徴をもったものであるのかを知っていただきます。
「ハイブリッド時代の要件定義研修」の採用をご検討ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
システム企画研修(株)では、
「ハイブリッド時代の要件定義研修」の提供を開始しています。
この研修は、ごく最近
超一流情報サービス企業で200人に受講いただき、
大好評だった研修をベースに補強したものです。
以下の5大特徴を持っています。
是非そのご利用をご検討ください。
まもなく(6/15)に第1回のオープンコースも開催されます。
http://www.newspt.co.jp/data/kensyu/open/youken.html
1.要件定義の1から100まで学べる!
初心者からベテランまでが「なるほど!」と感じていただける
以下の「筋」を持っています。
1)要件定義の実施目的=「システム開発の意思決定」
(画像をクリックすると拡大します)
それに必要な範囲で検討を実施します。
2)成果物の体系化
要件定義で必要なドキュメントを以下のように体系化しています。
(画像をクリックすると拡大します)
3)以下の判断基準を提示します!!
マイグレーションの選択基準
システム・サブシステム設定基準
システム開発方式選択基準
システム運用方式選択基準
アプリケーションパッケージ選択基準
2.「ユーザ」をリードできる!!
そのシステムに期待する「早い、うまい、安い」を
ユーザ視点で整理するツールを提示します。
それは「目的・ねらい記述書」です。
3.シニア・ベテラン向きです!!
システム開発の最上流工程である要件定義を捌くには、
経験・ノウハウが必要です。
40代・50代のシニア・ベテラン向きの仕事です。
その方々の豊富な経験を活かしていただくことができます。
4.優れた女性社員向きです!!
要件定義には、対人関係能力と判断力が必要です。
リーダ候補生を鍛えるのにピッタリの仕事です。
その方々に武器を提供します。
5.超上流方法論で
日本一の実績を誇るシステム企画研修㈱の提供です!!
当社が開発提供したMIND-SAは250社に導入いただき
多くのファンがおられます。
安心です!
2016年5月31日火曜日
「ブラックバイト」はなぜ起きる??
【このテーマの目的・ねらい】
目的:
「ブラックバイト」という状況が起きていることを知っていただく。
なぜそんなことが起きているのかを考えていただく。
どうすればブラックバイトから逃げられるかを考えていただく。
周りにそういう学生がいたらアドバイスしてあげてください。
------------------------------------------------------------------------
「ブラックバイト」とは、この本の著者今野晴貴氏によると、
以下にもありますように学生を「使い漬す」アルバイト
のことを言うようです。
この「ブラックバイト」がどんな内容であるかを
同書「はじめに」をそのまま転載させていただきますので
ご覧ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2016年1月、目を疑うようなニュースが配信された。
アルバイトの男性が、
労働災害(おそらく過労による精神疾患だろう)
になるほどの長時間労働を強いられていたというのだ。
うどん店やラーメン店を全国展開するエイ・ダイエング(東京)が
昨年四月、アルバイト店員に長時間労働をさせたとして、
川崎南労働基準監督署(川崎市)は12日、労働基準法違反の疑いで、
当時の男性社長(38)ら2人と、法人としての同社を書類送検した。
送検容疑は昨年4月、
時間外労働や休日労働に関する労使協定を超え、
20代男性に110時間の時間外労働や体日労働をさせ、
休憩を与えないまま最大一六時間の労働もさせた疑い。(共同通信)
アルバイトであるにもかかわらず、過重労働で倒れてしまう。
実は今、そんな事態が日本全体で急速に広がっている。
おそらく、多くの読者は理解に苦しむことだろう。
アルバイトとは、気楽なものではなかったのか。
「フリーター」という言葉が近年流行したように、
「自由を求める」働き方のはずだろうと。
ところが、右にあげたような事例はけっして例外的な事件ではない。
外食、小売り、学習塾のチェーン店では、日常の光景になっている。
数万円にものぼる商品の買い取リノルマ、体みなしの10日連続勤務、
体日出動や他県への出張命令……。
大企業が組織的にアルバイトの過重労働を利用していることもある。
アルバイトに過重労働が広がったことによって、
もっとも重大な被害を被っているのが高校生・大学生たちだ。
学校のテストや授業よりも、アルバイトを優先するように強制され、
「単位が取れない」
「留年してしまった」
「進学をあきらめた」という問題が、
全国で一斉に吹き出している。
そして、今では学生を「使い漬す」アルバイトは、
「ブラックバイト」と呼ばれるようになっているのだ。
最近で学生の親からの労働相談が絶えない。
「子どもが家に帰ってこない、学校にも行っていないようだ」
「アルバイト先に運日の出動を命じられて大学を退学してしまった」
「高校生の子どもが、アルバイト先でうな重を10個も
買わされて帰ってきた」
私は若者の労働相談を受け付けるNPO法人「POSSE」の
代表として、学生たちの労働相談に関わってきた。
これまで、1000件を超える高校生・大学生の労働相談に、
私たちは対応してきた。
また2013年からは弁護士、学者、労働組合の関係者でつくる
「ブラック企業対策プロジェクト」の共同代表を務め、
アルバイトの実態調査や政府へ中の提言も行ってきた。
私たちの相談活動や調査結果からは、
問題の背後に産業界の変化、学生の貧困の拡大、
教育の変化など、さまざまな要因があることが見えてきた。
さらに、私たちの訴えかけを受けて、政府・厚生労働省も対策に
乗り出し、学生向けの労働条件の「自主点検表」を公開した。
違法行為が横行していた個別指導塾の業界には、
異例の業界全体への指導が出された。
しかし、問題はまったく収束の気配を見せていない。
この労働問題は、一過性の問題ではなく、日本社会の根底を
揺さぶるような、根深く巨大な社会構造に関わるからだ。
本書では、「ブラックバイト」がなぜ今、
これだけの猛威を振るっているのかを、さまざまな視点から考える。
まず、学生を雇用する「企業の側の事情」を
膨大な事例から読み解いていく。
この作業を通じ、なぜ企業が学生を酷使せぎるを得ないのか、
その理由が見えてくるだろう。
次に、学生側がどうして「ブラックバイト」に
絡め取られてしまうのか。
彼らの経済状況や学校の実情、そして変化する
「若者の意識」の観点から分析を行う。
そのうえで、今、私たちに何が求められているのかを
間題提起する。
本書で使用した資料は「ブラック企業対策プロジエクト」の
調査結果に加え、NPO法人「POSSE」の労働相談の記録
(個人が特定されないように記述している)と、
私が授業を行った大学でのアンケートの内容
(学生の承諾は得ている)、
さらに、私が関係している労働組合
(「ブラックバイトユニオン」および「個別指導塾ユニオン」)の
事例を主に用いている。
企業名が明記されている事例は、当事者に配慮して、
事件が紛争化し公になっているものに限っている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ブラックバイトの事例
本書で実名でブラックバイトの状況を記載された事例は
以下の4社です。
外食 「しゃぶしゃぶ温野菜」
コンビニ 「ファミリーマート」
学習塾 「スクールIE」
牛丼チェーン 「すき屋」
いずれも苛烈な状況が生々しく伝えられています。
ブラックバイトの発生状況
2014年7月に著者たちの行った全国の学生4702人の調査によると、
以下のようです。、
アルバイトのために授業を「たびたび欠席する」もしくは
「ときどき欠席する」学生は8.3%、
「シフトを会社の都合で勝手に変えられることがあるか」は
26%が「よくある」「ときどきある」としている。
「シフトに入りたくないのに入れと言われた経験」は32%
「シフトを削られた経験」34%
いずれも「よくある」「ときどきある」
この数値は、「たびたび」と「ときどき」が一緒になっています。
一般には「ときどき」などゆるい方は、
「たびたび」などきつい方の4―5倍あります。
ということは問題が大きいのはそれほどはなく、
ブラックバイトが一般に「蔓延している」ということではない
と思われます。
ブラックバイトの状況
本書の帯には、
ブラックバイトの状況として以下の10項目が示されています。
自分がいないと職場が回らない
過重な責任
長時間・深夜勤務、遠距離へのヘルプ
急な呼び出し、シフトの強要
最低賃金割れの賃金、残業代不払い
偽装求人
罰金、ノルマ、自腹購入
責任感から辞められない
契約違反・損害賠償で脅す
脅迫、暴力
ブラックバイトの発生原因(著者見解)
業界の事情
ほとんどがサービス業で業務が単純化・マニュアル化され
アルバイトで担当可能
比較的参入容易なので競争が激しい
経営環境が厳しく、
働く者に対しても厳しい条件で対応せざるを得ない。
アルバイトに対してだけでなく
社員に対しても厳しくブラック企業でもある。
利用される「責任感」と「やりがい」
多くのアルバイトは厭ならすぐ辞める無責任さが売りである。
まじめで責任感のある者。辞められなり気の弱い者が
そのしわ寄せを受ける。
人が少なくなれば残った者に負荷がかかるのは当然である。
社員の分の負荷まで負わされたりする。
それでも辞められない。
塾などの場合「やりがい」に訴えられたりする。
希薄な法規範と権利意識
「辞めたりすると契約違反で訴える、損害を請求するぞ」
などと脅されると、信じてしまう。
休みを取る権利が保証されているなどということも知らない。
学生の貧困と奨学金
家庭も貧困で仕送りに依存できずアルバイトをせざるを得ない
奨学金の返済のために少しは蓄えておこうということもある。
劣悪なアルバイトでも簡単に辞めるわけにいかない。
ブラックバイト発生の根本原因(上野見解)と対策
著者の分析はそのとおりでしょう。
基本的には「弱い者いじめ」なのです。
気の弱い者が付け込まれています。
しかし、その底辺にはその企業の事情があります。
酷い事例は、コンビニ、外食産業、塾、
いずれも競争が極めて激しい業界です。
事例で取りあげられているのは、
その業界のトップ企業ではありません。
ファミリーマートは、
コンビニ業界でセブンイレブン、ローソンについで3番手です。
コンビニ業はシステム産業です。
知恵も必要ですがシステム開発投資は規模によらず一定です。
ということは大規模有利です。
生きのびるにはどこかで無理をしなければ
トップ企業に太刀打ちできません。
私はこれまで、
ファミリーマート以下はどうやって生き延びているのだろうと
不思議に思っていました。
「すき屋」は牛丼チェーンでは断トツの1位ですが、
外食業界は、各種の外食との競合だけでなく、
弁当チェーンなどとの競争もあります。
昔の一般的な勤め人の昼食は800円程度でした。
それが今は500円ですものね。
厳しいですよ。
「しゃぶしゃぶ温野菜」は全国で350店舗を構えます。
「すき屋」とは違う夜中心の居酒屋系です。
安い居酒屋チェーンは我々利用者にはありがたいですが、
ワタミが不振のように勝てている企業はあるのでしょうか。
ワタミはブラック企業の汚名を着てしまいました。
そういうことでもないと、
とてもこの業界の店は生き残れないでしょう。
高成長企業がありますが、収益力は高くありません。
そんなマジックはないですよね。
学習塾のスクールIEも同じ状況でしょう。
つまり、共通して言えることは、
個々の企業や個々の店舗のマネージャの問題ではないのです。
日本の成熟市場を供給過多状態で取りあうことをしているから
陰でいろいろな問題を起こしてしまっているのです。
2番手、3番手が1番手とは違うビジネス展開ができれば
厳しい競争を避けることができるのですが。
しかしよしんばそれができたとしても、
サービス業の場合はすぐに真似をされるので
その戦略は難しいですね。
1番手もダントツの1番手でないと
高収益の確保は難しいでしょう。
つまり、競争の激しい業界では、
どこかにしわ寄せが行くのです。
どこかというのは弱いところです。
では弱い者がいじめられないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。
著者の対策は、
1)あらかじめ職場を観察しておく
2)先輩や友達の働き方を確認する
3)「契約企業」を見極める(フランチャイズの場合)
4)契約書がきちんと発行されるかを確かめる
などを挙げておられます。
しかし、組織ぐるみのワルさはしないはずですから、
たまたまその店舗や事業所で問題が起きるのですから、
1)や2)はあまり参考になりません。
私はやはり、先ずは業界1番手を選ぶことですね。
それが難しければ、その次は契約書だと思います。
名のある企業が作成している契約書は、
一方的に弱者をいじめるような
いい加減な内容ではないはずです。
契約書を要求して提示されなかったら、
それは危ない企業です。
事業所名の契約書も当てになりません。
著者たちは、相談窓口(駆け込み寺)や
労働組合(ユニオン)を結成したりもしているようです。
手っ取り早いのはテレビでこの話題を取りあげ、
(この本「ブラックバイト」を読んでもいいのですが、
こういう人たちは本を読まないでしょう)
「困った状況になった駆け込み寺に行きなさい」
ということを周知することです。
非正規労働を減らすとか、同一労働同一賃金のように
社会全体の仕組みを変えないとできない、
ということとは違って解決は容易と思われますが、
いかがでしょうか。
目的:
「ブラックバイト」という状況が起きていることを知っていただく。
なぜそんなことが起きているのかを考えていただく。
どうすればブラックバイトから逃げられるかを考えていただく。
周りにそういう学生がいたらアドバイスしてあげてください。
------------------------------------------------------------------------
「ブラックバイト」とは、この本の著者今野晴貴氏によると、
以下にもありますように学生を「使い漬す」アルバイト
のことを言うようです。
この「ブラックバイト」がどんな内容であるかを
同書「はじめに」をそのまま転載させていただきますので
ご覧ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2016年1月、目を疑うようなニュースが配信された。
アルバイトの男性が、
労働災害(おそらく過労による精神疾患だろう)
になるほどの長時間労働を強いられていたというのだ。
うどん店やラーメン店を全国展開するエイ・ダイエング(東京)が
昨年四月、アルバイト店員に長時間労働をさせたとして、
川崎南労働基準監督署(川崎市)は12日、労働基準法違反の疑いで、
当時の男性社長(38)ら2人と、法人としての同社を書類送検した。
送検容疑は昨年4月、
時間外労働や休日労働に関する労使協定を超え、
20代男性に110時間の時間外労働や体日労働をさせ、
休憩を与えないまま最大一六時間の労働もさせた疑い。(共同通信)
アルバイトであるにもかかわらず、過重労働で倒れてしまう。
実は今、そんな事態が日本全体で急速に広がっている。
おそらく、多くの読者は理解に苦しむことだろう。
アルバイトとは、気楽なものではなかったのか。
「フリーター」という言葉が近年流行したように、
「自由を求める」働き方のはずだろうと。
ところが、右にあげたような事例はけっして例外的な事件ではない。
外食、小売り、学習塾のチェーン店では、日常の光景になっている。
数万円にものぼる商品の買い取リノルマ、体みなしの10日連続勤務、
体日出動や他県への出張命令……。
大企業が組織的にアルバイトの過重労働を利用していることもある。
アルバイトに過重労働が広がったことによって、
もっとも重大な被害を被っているのが高校生・大学生たちだ。
学校のテストや授業よりも、アルバイトを優先するように強制され、
「単位が取れない」
「留年してしまった」
「進学をあきらめた」という問題が、
全国で一斉に吹き出している。
そして、今では学生を「使い漬す」アルバイトは、
「ブラックバイト」と呼ばれるようになっているのだ。
最近で学生の親からの労働相談が絶えない。
「子どもが家に帰ってこない、学校にも行っていないようだ」
「アルバイト先に運日の出動を命じられて大学を退学してしまった」
「高校生の子どもが、アルバイト先でうな重を10個も
買わされて帰ってきた」
私は若者の労働相談を受け付けるNPO法人「POSSE」の
代表として、学生たちの労働相談に関わってきた。
これまで、1000件を超える高校生・大学生の労働相談に、
私たちは対応してきた。
また2013年からは弁護士、学者、労働組合の関係者でつくる
「ブラック企業対策プロジェクト」の共同代表を務め、
アルバイトの実態調査や政府へ中の提言も行ってきた。
私たちの相談活動や調査結果からは、
問題の背後に産業界の変化、学生の貧困の拡大、
教育の変化など、さまざまな要因があることが見えてきた。
さらに、私たちの訴えかけを受けて、政府・厚生労働省も対策に
乗り出し、学生向けの労働条件の「自主点検表」を公開した。
違法行為が横行していた個別指導塾の業界には、
異例の業界全体への指導が出された。
しかし、問題はまったく収束の気配を見せていない。
この労働問題は、一過性の問題ではなく、日本社会の根底を
揺さぶるような、根深く巨大な社会構造に関わるからだ。
本書では、「ブラックバイト」がなぜ今、
これだけの猛威を振るっているのかを、さまざまな視点から考える。
まず、学生を雇用する「企業の側の事情」を
膨大な事例から読み解いていく。
この作業を通じ、なぜ企業が学生を酷使せぎるを得ないのか、
その理由が見えてくるだろう。
次に、学生側がどうして「ブラックバイト」に
絡め取られてしまうのか。
彼らの経済状況や学校の実情、そして変化する
「若者の意識」の観点から分析を行う。
そのうえで、今、私たちに何が求められているのかを
間題提起する。
本書で使用した資料は「ブラック企業対策プロジエクト」の
調査結果に加え、NPO法人「POSSE」の労働相談の記録
(個人が特定されないように記述している)と、
私が授業を行った大学でのアンケートの内容
(学生の承諾は得ている)、
さらに、私が関係している労働組合
(「ブラックバイトユニオン」および「個別指導塾ユニオン」)の
事例を主に用いている。
企業名が明記されている事例は、当事者に配慮して、
事件が紛争化し公になっているものに限っている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ブラックバイトの事例
本書で実名でブラックバイトの状況を記載された事例は
以下の4社です。
外食 「しゃぶしゃぶ温野菜」
コンビニ 「ファミリーマート」
学習塾 「スクールIE」
牛丼チェーン 「すき屋」
いずれも苛烈な状況が生々しく伝えられています。
ブラックバイトの発生状況
2014年7月に著者たちの行った全国の学生4702人の調査によると、
以下のようです。、
アルバイトのために授業を「たびたび欠席する」もしくは
「ときどき欠席する」学生は8.3%、
「シフトを会社の都合で勝手に変えられることがあるか」は
26%が「よくある」「ときどきある」としている。
「シフトに入りたくないのに入れと言われた経験」は32%
「シフトを削られた経験」34%
いずれも「よくある」「ときどきある」
この数値は、「たびたび」と「ときどき」が一緒になっています。
一般には「ときどき」などゆるい方は、
「たびたび」などきつい方の4―5倍あります。
ということは問題が大きいのはそれほどはなく、
ブラックバイトが一般に「蔓延している」ということではない
と思われます。
ブラックバイトの状況
本書の帯には、
ブラックバイトの状況として以下の10項目が示されています。
自分がいないと職場が回らない
過重な責任
長時間・深夜勤務、遠距離へのヘルプ
急な呼び出し、シフトの強要
最低賃金割れの賃金、残業代不払い
偽装求人
罰金、ノルマ、自腹購入
責任感から辞められない
契約違反・損害賠償で脅す
脅迫、暴力
ブラックバイトの発生原因(著者見解)
業界の事情
ほとんどがサービス業で業務が単純化・マニュアル化され
アルバイトで担当可能
比較的参入容易なので競争が激しい
経営環境が厳しく、
働く者に対しても厳しい条件で対応せざるを得ない。
アルバイトに対してだけでなく
社員に対しても厳しくブラック企業でもある。
利用される「責任感」と「やりがい」
多くのアルバイトは厭ならすぐ辞める無責任さが売りである。
まじめで責任感のある者。辞められなり気の弱い者が
そのしわ寄せを受ける。
人が少なくなれば残った者に負荷がかかるのは当然である。
社員の分の負荷まで負わされたりする。
それでも辞められない。
塾などの場合「やりがい」に訴えられたりする。
希薄な法規範と権利意識
「辞めたりすると契約違反で訴える、損害を請求するぞ」
などと脅されると、信じてしまう。
休みを取る権利が保証されているなどということも知らない。
学生の貧困と奨学金
家庭も貧困で仕送りに依存できずアルバイトをせざるを得ない
奨学金の返済のために少しは蓄えておこうということもある。
劣悪なアルバイトでも簡単に辞めるわけにいかない。
ブラックバイト発生の根本原因(上野見解)と対策
著者の分析はそのとおりでしょう。
基本的には「弱い者いじめ」なのです。
気の弱い者が付け込まれています。
しかし、その底辺にはその企業の事情があります。
酷い事例は、コンビニ、外食産業、塾、
いずれも競争が極めて激しい業界です。
事例で取りあげられているのは、
その業界のトップ企業ではありません。
ファミリーマートは、
コンビニ業界でセブンイレブン、ローソンについで3番手です。
コンビニ業はシステム産業です。
知恵も必要ですがシステム開発投資は規模によらず一定です。
ということは大規模有利です。
生きのびるにはどこかで無理をしなければ
トップ企業に太刀打ちできません。
私はこれまで、
ファミリーマート以下はどうやって生き延びているのだろうと
不思議に思っていました。
「すき屋」は牛丼チェーンでは断トツの1位ですが、
外食業界は、各種の外食との競合だけでなく、
弁当チェーンなどとの競争もあります。
昔の一般的な勤め人の昼食は800円程度でした。
それが今は500円ですものね。
厳しいですよ。
「しゃぶしゃぶ温野菜」は全国で350店舗を構えます。
「すき屋」とは違う夜中心の居酒屋系です。
安い居酒屋チェーンは我々利用者にはありがたいですが、
ワタミが不振のように勝てている企業はあるのでしょうか。
ワタミはブラック企業の汚名を着てしまいました。
そういうことでもないと、
とてもこの業界の店は生き残れないでしょう。
高成長企業がありますが、収益力は高くありません。
そんなマジックはないですよね。
学習塾のスクールIEも同じ状況でしょう。
つまり、共通して言えることは、
個々の企業や個々の店舗のマネージャの問題ではないのです。
日本の成熟市場を供給過多状態で取りあうことをしているから
陰でいろいろな問題を起こしてしまっているのです。
2番手、3番手が1番手とは違うビジネス展開ができれば
厳しい競争を避けることができるのですが。
しかしよしんばそれができたとしても、
サービス業の場合はすぐに真似をされるので
その戦略は難しいですね。
1番手もダントツの1番手でないと
高収益の確保は難しいでしょう。
つまり、競争の激しい業界では、
どこかにしわ寄せが行くのです。
どこかというのは弱いところです。
では弱い者がいじめられないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。
著者の対策は、
1)あらかじめ職場を観察しておく
2)先輩や友達の働き方を確認する
3)「契約企業」を見極める(フランチャイズの場合)
4)契約書がきちんと発行されるかを確かめる
などを挙げておられます。
しかし、組織ぐるみのワルさはしないはずですから、
たまたまその店舗や事業所で問題が起きるのですから、
1)や2)はあまり参考になりません。
私はやはり、先ずは業界1番手を選ぶことですね。
それが難しければ、その次は契約書だと思います。
名のある企業が作成している契約書は、
一方的に弱者をいじめるような
いい加減な内容ではないはずです。
契約書を要求して提示されなかったら、
それは危ない企業です。
事業所名の契約書も当てになりません。
著者たちは、相談窓口(駆け込み寺)や
労働組合(ユニオン)を結成したりもしているようです。
手っ取り早いのはテレビでこの話題を取りあげ、
(この本「ブラックバイト」を読んでもいいのですが、
こういう人たちは本を読まないでしょう)
「困った状況になった駆け込み寺に行きなさい」
ということを周知することです。
非正規労働を減らすとか、同一労働同一賃金のように
社会全体の仕組みを変えないとできない、
ということとは違って解決は容易と思われますが、
いかがでしょうか。
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