2023年8月27日日曜日

DXの企画ガイドはChatGPT対応でこんなに補強されました!!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 MIND-DXにChatGPTの活用を組み込んだことを
 ご報告いたします。
 これを機会にあらためて「MIND-DX」とは何かを
 ご確認いただきます。
ねらい:
 DXの検討をなさらなければならない方は、
 ぜひ「DX成功ガイド MIND-DX」をお忘れなく!
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成功するDXの企画検討ガイドであるMIND-DXは、
最近の「研究」によって、大きな補強がされました。
MIND-DXの正式名称もこのようにいたしました。
「DX成功ガイド MIND-DX」
よろしくお願いいたします。

MIND-DXのご案内は、以下をご参照ください。

以下に、MIND-DXの従来からの特長と
追加された特長についてご説明いたします。

追加された特長の最大は、
「天才的な」ChatGPTの活用を取り込んだことです。

1.従来からの特長
これについては簡単な確認にとどめます。
(1)DXの基本定義
 ・DXは単なるDX技術を利用した改善・改革ではなく、
  事業競争力の強化を実現することであるとし、
  それを実現するためにどうすればよいかを解説しています。

(2)IT協会発行(上野則男共著)「DX成功ガイド」の知見の取り込み
 ・当書は54件の日本のDX成功事例の分析をしています。
  その成功のノウハウを取り込んでいます。

(3)MIND-SAを踏襲した基本フレーム
 ・MIND-DXの手順構成は、
  MIND-SAを踏襲した7アクティビティ・31タスクとなっており、
  基本のガイドの多くもMIND-SAから転用しています。
 ・以下が,MIND-DXの手順構成です。
  












(4)事例活用による具体的な解説
 ・「コインランドリー事業の革新」「プロジェクト管理システムの革新」
  等の事例によって、検討内容を具体的に示しています。
 ・前者は自動化機器とスマホ利用という典型的DX案件であり、
  後者はシステム開発にとって喫緊の課題です。

2.追加された特長
(1)ChatGPT活用
ChatGPTをMIND-DXでも活用するようにいたしました。
ChatGPTの活用で企画検討の生産性は大幅に向上するはずです。

具体的な対応として、随所にChatGPTへの「質問テンプレート」を
提示しています。
その例を二つ示します。
ChatGPTから的確な回答を引き出すためには、
検討依頼に若干のコツが必要です。
テンプレートがあれば適切な質問ができます。

どのようにChatGPTが役立つのかは、上掲のブログをご参照ください。

その1 具体的な検討依頼の例
 ・MIND-DXで指定する成果物を作成するための内容を
  検討依頼する場合です。
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 以下に追記して,ChatGPTに質問してください。
 貼り付けると平文になります。

 以下の「DX課題洗い出しチェックリスト」の作成支援をお願いします。

1.案件名

(記入します)

2.案件の基本目的

(記入します)

3.ChatGPTへの依頼事項

「DX課題洗い出しチェックリスト」の作成支援をお願いします。

1)5.に提示する「アンケート集計表」の問題点を、同じ内容のものをグルーピングして課題としてください。

2)課題名の下に該当の問題点を列記してください。

4.「DX課題洗い出しチェックリスト」の様式と作成要領

(このマークをクリックして「DX課題洗い出しチェックリストE」(JPEG版にする)を添付します)。

5.アンケート集計表の問題点

以下に列記します。


その2 あいまいな依頼事項の例

弊社では以下の領域でDX企画の検討を開始しましたが、
これから、調査・分析工程に入ります。
調査・分析アクティビティ実施上の留意事項がありましたら教えてください。

対象事業名

 (記入します。以下同様)

対象事業の概要

 

対象事業の従業員規模

 

対象事業の事業継続年数

 

対象事業のお客様の法人・個人別売上比率

 

DX検討案件名

 

当案件のDXの基本目的

 

当案件の検討方針の明確化度

明確、ほぼ明確、一部不明確、不明確
(選択します)

 

 
(2)DXタイプの創設
これについての詳細は、以下をご参照ください。

DXには以下の4タイプがあり、
それぞれ進め方や留意事項が異なることが判明しました。

ビジネス特性

DXの基本的選択肢

Aタイプ(外向きDX)

Bタイプ(内向きDX)

個人向けビジネス P

PA

PB

法人向けビジネス Q

QA

QB


[DX成功ガイド」での54件のDX成功事例の調査では、
この4タイプの構成はこうなっていました。 

DXタイプ

構成比

PA

21件 39%

PB

12件 22%

QA

15件 28%

QB

11件 20%


そこで、個人向けビジネスの場合、法人向けビジネスの場合に、
どのタイプが本命なのかを以下のように示しています。 
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ビジネス特性

Aタイプ

Bタイプ

備考

個人向けビジネスの場合 P

PA

PB

事業競争力強化を目指すのであれば、まずはAタイプを検討すべきであるが、BタイプDXの期待効果が大きいのであれば、それも検討対象とする。(以下の5項参照)

法人向けビジネスの場合 Q

QA

QB

両者の効果・リスクで判断する。

(以下の(1)(2)項参照)


 (1)   法人向けビジネスAタイプDX(QA)の効果・リスクの判断の目安
 ・ QAの場合の「効果」「リスク」項目は以下が一般的です。
 ・ これを参考に、その大小を評価します。

現在のビジネスの状況等

効果

リスク

自社の主力ビジネスである

競合の多いビジネスである

 

競合に対して劣位にある

 

DX方式のヒントがある

 

注:法人相手のビジネスでのAタイプDX(QA)は、
基本的には製品・サービスの提供方法に対する革新であり、
その多くは納期短縮である。
(製品自体の改良や用途開発はことさらDXの範疇には入らない)。
54件の成功事例調査でも、これに該当する案件は極めて少ない。

(2)BタイプDX(PB、QB)の効果・リスクの判断の目安

・ Bタイプの場合の「効果」「リスク」項目は以下が一般的です。
・ これを参考に、その大小を評価します。

現在の検討対象基幹システムの状況

効果

リスク

安定して稼働している

 

利用者からの改変要望が多い

 

利用者のシステム内容に対する不満が多い

 

ソフトウェア保守の生産性が低い

システムの機能追加の際に時間がかかる

 

システム改革のヒントがある

 

稼働して20年以上経過している

 

システムの規模が巨大である(1万本以上)

 

システム内容の精通者がいない(少ない)

 

システムドキュメントが不備である

 

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一部について、
このタイプ別(お客様サービスの改善、自社業務の高度化・効率化)
それぞれ向けの検討ガイドをしています。

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