2018年2月20日火曜日

「ガンバレ!」と「大丈夫!」

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 「ガンバレ!」について考えてみましょう。
 「大丈夫!」について考えてみましょう。
ねらい:
 上手に使い分けましょう。
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先日、野村沙知代野村監督夫人が亡くなりました。
その後のテレビ番組で、
いかに野村監督が奥さんに励まされたかが紹介されています。


野村監督の「おい、沙知代!」という呼びかけに対する
沙知代さんの最後の言葉は「大丈夫よ」でした。


監督が悩んだりしていると、
夫人はいつも「大丈夫よ」と言ってくれました。
それで監督は「そうか」と安心して前進できたそうです。


励ましの言葉には「ガンバレ!」もあります。
しかし、
悩んでいるときに「あなた、頑張りなさいよ」ではダメなのです。


うつ病の人に「頑張りなさい」は禁句と言われています。
ますます落ち込んでしまうのです。


なるほど、と悟りました。
悩んでいるときには「大丈夫よ」が励ましになるのです。


ではガンバレは不要なのでしょうか。
そうではありません。
マラソンで走っているとき、過酷なトレーニング等をしているときには、
「ガンバレ!」は有効なのです。
精神力を奮い立たせて頑張れるのです。


つまり、物理的な負荷に対しては「ガンバレ!」
精神的な負荷に対しては「大丈夫!」が有効なのです。


オリンピックの練習と試合で言えば、
練習中は「大丈夫!」と精神的に落ち着かせ、
試合になったら「ガンバレー!」と応援するのです。
練習中に頑張れと言われたら、
プレッシャーになりマイナス効果です。


「大丈夫!」と「ガンバレ!」を使い分けましょう。

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