2017年10月30日月曜日

あなたの常識度をチェック!広辞苑第7版の新語で。

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 広辞苑の編集過程・現状を知っていただく。
 皆様も追加された新語を
       どのくらい知っているか試していただく。
ねらい:
 広辞苑が無くならないように応援しましょう。
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広辞苑が約10年ぶりに改訂され
第7版が来年1月に発売されると岩波書店から発表されました。
(デジタル版(DVD-ROM)版の発売は未定だそうです)




「日本語で定着した言葉」を対象に今回1万語を追加して
25万項目を収録しています。


「給水ポンプ」「スーパー特急」など説明が不要になった言葉や
あまり使われなくなった「基本値段」「昼っ程」などは
削除しています。


既存の語でも、意義が変更・追加になった語、
「盛る」(おおげさにする)、「やばい」(のめり込みそうである)
もあります。


日経新聞朝刊の「春秋」コラム2017.10.27に
以下の掲載がありました。
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「やばい」の語源は「やば」だという。
不都合なことや危険なさまをあらわす言葉として
江戸時代から使われていて、
広辞苑によれば「東海道中膝栗毛」にも用例があるそうだ。


これが形容詞化して「やばい」になったようだが、
肝心の「やば」が何なのかは謎らしい。


江戸っ子作家の正岡容がまとめた「明治東京風俗語事典」では、
「やばい」の意味がずいぶん具体的だ。
いわく{犯人が警察の探査が厳しく身辺が危ないこと」


たぶん、基になった「やば」もやくざ者の隠語のたぐいだろう。
そういうルーツのためか、
今でも「やばい」にはどこか物騒で、まがまがしい響きがある。


なのに不思議なもので、
いつからか正反対の意味の「やばい」が登場した。
若者が好物をほおばって「これヤバいっす」というやつだ。
(上野注:私は「これってやばくなーい?」の方が記憶にあります)


かの広辞苑も来年発売の第7版から
「のめり込みそうである」との記述を加えるという。
新語の扱いには慎重な広辞苑だが、
さすがにそろそろ認めないとやばい、と見定めたのだろう。


これで肯定的なほうの「やばい」も晴れて市民権を得そうである。
ただ、本来の意味も健在だからややこしい。


シニア世代が「安倍一強はやばい」と言えば、
自民党支持が多いとされる若い人たちが
「そう、安倍さんてヤバい」と勘違いの同意をしてしまうーーー
などということがないとも限らぬ。
日本語がまた難しくなる。
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この第7版の編集過程では、約10万項目の候補から、
検索エンジンや新聞記事データベースなどでの出現頻度を調べて
1万項目にしました。
今は便利な道具があありますね。客観的な基準が得られます。


さてそれでは、その新語をどのくらい知っているのか調べてみました。
「朝日新聞デジタル」に、
現代語、カタカナ語、人文・社会、人名それぞれ30語、全体で120語が
紹介されていました。


それを以下に掲載します。
皆様もこの内どれだけご存じか(内容が分かる)試してみてください。


120語の内で20語は
無条件に誰でも知っている語であるということにして
100語を基準点にします。


知らない語がいくつあるかを計算して100から引きます。
それを獲得点数としてください。


昔の学校の成績基準だとこうなります。
 秀:90点以上
 優:80点以上
 良:60点以上
 可:50点以上
 不可(落第):50点未満

エクセルでチェックできますのでダウンロードしてお試しください。
http://www.newspt.co.jp/data/mailmaga/110koujien.xlsx

現代語
朝ドラ
安全神話
いらっと
上から目線
お姫様抱っこ
価格帯
可視化
がっつり
加齢臭
口ぱく
小悪魔
ごち
小腹が空く
婚活
雑味
直箸
自撮り
勝負服
白物家電
戦力外
卒乳
立ち位置
ちゃらい
名ばかり
乗り乗り
万人受け
美品
惚れ直す
まかない料理
無茶振り
カタカナ語
アプリ
イップス
エコバッグ
カルチャー
スクール
キーマカレー
キャリーバッグ
クールビズ
クラウド
グランドデザイン
クリアファイル
コイン
パーキング
サプライズ
スピンオフ
スマホ
スルー
チュロス
ツイート
デトックス
ドクターヘリ
ネイルサロン
ハニートラップ
バリスタ
パワースポット
ビッグマウス
フードコート
ブロガー
メアド
リスペクト
リマインド
レジェンド
人文・社会
アラブの春
イスラム国家
ウィキリークス
LCC
LGBT
大阪取引所
沖縄返還機密
オスプレイ
革新自治体
強制起訴
限界集落
健康寿命
再帰性
殺処分
指定難病
消費者庁
戦争遺跡
庭前の柏樹子
ねじれ国会
八角墳
ハラーム
東日本大震災
ビットコイン
ブラック企業
ふるさと納税
法テラス
マタニティー・
ハラスメント
民間軍事会社
雇い止め
四つの口
人名
赤塚不二夫
植田正治
宇沢弘文
梅棹忠夫
永六輔
加藤周一
川上哲治
大鵬
高倉健
立川談志
つかこうへい
鶴見和子
勅使河原宏
土井たか子
土光敏夫
戸塚洋二
中内功
南部陽一郎
原節子
文在寅
劉暁波
アレクシエーヴィチ
オバマ
(ピエール)
カルダン
(マイケル)
ジャクソン
(スティーブ)
ジョブズ
スピルバーグ
チャスラフスカ
(ボブ)
ディラン
ベッケンバウアー


いかがでしょうか。
私は、
 雑味、卒乳、美品(美人は知ってるけど)
 イップス、キーマカレ―、チュロス、デトックス、バリスタ、
 ウィキリークス、LGBT、沖縄返還機密、庭前の柏樹子、八角墳、
 ハラーム、民間軍事会社、四つの口、
 植田正治、鶴見和子、勅使河原宏、文在寅、劉暁波、
 アレクシエーヴィチ


の22語が分かりませんでしたので、成績は良です。
「勝負服」は勝負パンツのことでしょうと知っていることにしました。


おそらく、皆様はもっと上でしょう?




2017年10月25日水曜日

衆議院選挙の結果をどう見ますか?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 今回の選挙結果の感覚的分析をご覧ください。

ねらい:
 なぜか、国民としてあまり自慢できる状況ではないですね。


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今回の衆議院選挙は、
初めから最後まで、意外性が付いて回りました。
以下のすべてが1か月以内に起きたのです。
驚きです。

1.9/25 安倍総理の解散宣言の直前に
 小池氏の「希望の党」結成宣言。

2.9/25 そこで予想に反し、
 「それまでの検討経緯をリセットし」
 小池氏が単独党首就任。

3.9/28 前原氏が民進党の希望の党への合流宣言、
 民進党両院議員総会でその方針承認。
 当時としては、日本的でない素早い大英断でした。
 目的は単純に「安倍降ろし」で政策は無視の考えです。

4.10/2 小池氏が、「全員合流は認めない」 
 政策理念が異なる人は「排除する」と発言。 
 これは、
 政策を実現するために党がある、 という考えで正論です。

5.10/4 政策が異なると言われた「リベラル派」が反発し、
 急きょ、立憲民主党を立ち上げた。

6.10/3 希望の党の公認候補の発表がぎりぎりまでずれこんだ。

7.10/10 選挙戦に突入

8.10/22 結果は中間段階でのほぼ予想どおり。
  自民は善戦で、立憲民主党の大躍進。
  そのおかげで、その他の党はすべて打撃を受けました。
  ダメだったのは、希望の党だけでなく、公明党も含み、
  他の野党すべてです。
  
そこで私は、なぜこのような結果になったのか分析してみました。

国民の大多数はまともに党の政策を判断して
投票するわけではありません。
「政策はいい加減でどんどん変わっていく」
ということを長い経験によって肌身で分かっているのです。


第一、ある政党の政策すべてに賛成などということはないでしょう。
原発、消費税、憲法改正 
これだけでも、すべて一致ということは難しいと思われます。


では、どういう判断かというと、
「この党は自分にとって味方かどうか」ということです。
逆に言えば、この党は誰の味方か、という判断です。


それと、詳しいことに関心のない国民大多数は、
その時に注目を集める人気の党が良いのではないか
と思ってしまいます。
ある面でポピュリズムでもあります。


都知事選での小池さんがそうでした。
「これまでを否定し都民ファースト」などと言えば、
そうかと思ってしまうのです。


そういう感覚的判断の観点で分析をしました。




▼下記クリックするとPDFファイルが開いて拡大できます▼
  少し時間がかかるときがあります。

http://www.newspt.co.jp/data/mailmaga/110renkanzu.pdf


その分析を要約すると次のようになります。


1.自民党は政策で勝ったのではなく、
 「まあ、安倍さんはそれなりにやっている」という安心感と
 偉そうに言わずに失言をしなかった、ことが勝因です。


2.希望の党は小池氏が急ぎ過ぎの正直すぎる発言で
 (世間を甘く見ました、都議選の自民党と同じです)
 結果的に国民の反発を受けました
 (失礼ながら、人気のメッキが剥がれてしまったのです)


3.立憲民主党は、アンチ現政治の不満層の支持を集めました。
 15議席から40議席増です!!
 「さっぱり生活が良くなっていない、アベノミクスが悪い、
 安倍さんが悪い!」
 そう思っている人がそれなりにいるのです。


 それと党の設立経緯に対する「判官びいき」です。
 「仲間に入れてもらえずにいじめられてる」と思われたのです。
 こういうムードは、
 失礼ながら「大衆」にとって非常に重要なのです。


4.立憲民主党以外のすべての党は
 立憲民主党ムードのあおりを受けて負けました。
 公明も5議席減、希望が7議席減、維新も3議席減、
 共産は最大の「共食い被害」で9議席減です。


 公明と共産の議席減は、なぜかあまりコメントされていません。
 
現政治に対する批判層がどのくらいいるかは、
当選者数の比率ではなく
以下の比例代表の得票数で分かります。


自民党は33%強で丁度3分の1です。
積極的批判票は、
立憲民主党の20%と共産党の8%の合計28%です。
中間層は希望(17%)、公明(13%)、維新(6%)の合計36%です。
概ね3分の1ずつということですね。
日本人らしい常識的な状況と言えそうです。


 
 

2017年9月30日土曜日

脱肉食の勧め‐ネアンデルタール人は肉食適応体質のため滅んだ!


【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 「人類はなぜ肉食をやめらられないのか」のご紹介
 の続編としてその内容記述をご紹介します。
 わたくしの脱肉食メニュをお伝えします。


ねらい:
 国民医療費削減の観点からも健康を維持しましょう。
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2017年8月31日の当ブログ「なぜ人類は肉」の続きです。
以下の点について、本書の記述をご紹介します。
1.ネアンデルタール人が滅んだ理由


2.人間の体にとってタンパク質は必須であるが
  動物性タンパク質である必要はない


3.肉からしか摂取できない栄養素はあるのか


4.(結局)肉食と菜食の健康等の差はどうなのか


そのあとで、私の食事の方針をお伝えします。


1.ネアンデルタール人が滅んだ理由


だが、人類の祖先の一部は少々行きすぎてしまった。
ネアンデルタール人は優れた狩人で、
イノシシやガゼル、鹿、ヒグマ、野生の山羊を
追いかけてしとめていた。


彼らは、肉食の比率がとても高かった。
骨の窒素同位体値を調べると、
死んだ生物が食べていた物に含まれる
タンパク質の由来がわかる。


ネアンデルタール人の骨を用いてこの値を分析したところ、
摂取したタンパク質のほとんどすべてが
動物由来であることがわかった。


ネアンデルタール人は、狼やライオンとほぼ同程度、
肉食中心であったことになる。


しかし不運にも、気候変動と乱獲によって、
大型草食動物の多数の種が絶滅に追いやられ、
他の動物もたくさん死んでいった。


旧石器時代の末期には、
肉に遭過するのがますます難しくなっていた。
ネアンデルタール人の終焉を招いたのは、
彼らが肉に依存していたからだと主張する科学者もいる。


同時期にヨーロッパとアジアに住んでいた、
解剤学的には現生人類
――古人類学者は現代人(モダーンズ)と呼ぶ――
であるヒトの食生活はもっと多様であったようだ。


それほど肉にどっぷり依存せず、
陸生哺乳類の肉だけでなく、鳥や魚、貝、植物も食べていた。


多様な食生活は、変化の起こる時代にはより好ましい。
いちばん好きな食べ物が容易に手に入らなければ、
2番目、3番目に好きなものに切り替えることができる。


しかし、肉を食べることしか知らず、
魚を獲ったり、木の実を集めたりする技能がなければ、
ふだん狩りをしている動物がいったん姿を消してしまうと
窮地に陥る。


さらに、肉に偏った食事では、
ベータカロチンやビタミンE、ビタミンCなどの
多くの栄養素が不足する可能性がとても高かった。


このことから、健康度の劣るネアンデルタール人が、
もっと栄養状態の良い親類に
容易に取って代わられたのではないかと推測される。


そうして、雑食性の現生人類が勝利し、
ネアンデルタール人が絶滅した
(おそらくは現生人類が直接的に手を下しもしたのだろう)。
2.人間の体にとってタンパク質は必須であるが、
  動物性タンパク質である必要はない


よくテレビに100歳以上の長寿者が
「肉が大好きでよく食べます」と登場します。
年寄りと肉という組み合わせに新鮮さがあり、テレビネタになるのですが、
豆腐・油揚げ大好きの長寿者だっているはずなのです。(上野)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それなら、私たちは実際にタンパク質をどれだけ
必要としているのか。


アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は、
タンパク質の推奨所要量(RDA)を一日当たり
体重1キログラムにつき0.8グラムとしている。


この値は、成人男女いずれにも共通し、カウチポテト族から
スポーツクラブに通う人まであらゆる人を対象とする。


RDAは(イギリスの参照栄養摂取量と同じく)、
栄養素をこの分量だけ摂取していれば、
人口の97%にとって必要十分であるように設定されている。


したがって、通常の成人の必要量を満たすばかりか、
がんを初めとする重病患者など、タンパク質の必要量が大幅に
引き上げられる人たちの必要量も満たす。


CDCによれば、「平均的」アメリカ人のタンパク質必要量は、
1日当たり体重1キログラムにつきわずか0.66グラムである。


だからといって、タンパク質が重要ではないというわけではない。
タンパク質は重要であり、それを食べる必要はある。
でも、動物の肉を摂取する必要はない。


2つめの神話が、タンパク質はすなわち肉であり、
肉を食べないことでベジタリアンはどうも心身を
危険にさらしているらしい、というものだ。


特にこの神話は、人類の歴史と深く結びついている。
現代になってまた姿を変えて現れた一例に、
1971年に出版されたフランシス・ムア・ラッペ著の
ベストセラー「小さな惑星の緑の食卓」(講談社)がある。


この神話の導入部にある前提は正しい。
すなわち、
すべてのタンパク質が等しく作られているわけではなく、
人にとって優れたタンパク質とそうでない
ものがあるというものだ。


それを決めるのは、アミノ酸の組成である。
タンパク質は、約20個のアミノ酸が
ビーズでできた鎖のようにつながって作られている。


タンパク質が豊富な食品を食べると、
身体がタンパク質を個々のアミノ酸に分解し
(ネックレスがちぎれてビーズが床に散らばったようす)、
それらをまた新たな自分自身のタンパク質へと配列し直す
(新しいネックレス)。


人間の体内では、
いくつかのアミノ酸を合成することができるため、
それらを食事から摂る必要はない。
それらは非必須アミノ酸と呼ばれている。


他に必須アミノ酸と呼ばれるものがあり、
それらは食事から摂らなくてはならない。


9種類の必須アミノ酸すべてが含まれているタンパク質があり、
優れた性質をもつことから完全タンパク質と呼ばれる。
卵のタンパク質や、
肉に含まれるいくつかのタンパク質がその例である。


しかし、大半の植物には、
必須アミノ酸のうちのいくつかが含まれていない。


だから、たとえば豆しか食べない人なら、
メチオニンが摂取できず、
そのうちに身体の機能に支障が生じてくる。


ベジタリアンなら不安に感じるかもしれないが、
安心材料もある。


すべての必須アミノ酸は、
さまぎまな野菜や果物や穀物に散らばって存在している。
だから、豆にメチオニンがなくても、
このアミノ酸を穀物から摂取することができる。


黒豆を包んだブリート(ブリトー)は、
完璧なタンパク質の組み合わせになる。
もうひとつの代表的な組み合わせが、
ピーナッツバターサンドイッチだ。


でも、穀物と豆を一緒に食べなければどうなるのだろう? 
ここでフランシス・ムア・ラッペが登場する。


その著書の1971年初版では、
植物性のアミノ酸を組み合わせたメニューを作り、
タンパク質の栄養分が肉と同等になるようにすべきだ
と書かれていた。
ベジタリアンであっても、注意深く必須アミノ酸を
組み合わせれば、何も問題はないだろう。


(中略)


今では、肉も野菜も食べる人たちが、
1回の食事で全種類のビタミンを摂れるように
献立を考える必要がないのと同じように、
ベジタリアンも、
アミノ酸の摂取計画を立てる必要のないことがわかっている。


なぜなら人体そのものに、さまぎまなタンパク質を
補完する完璧な能力が備わっているからだ。


ラッペは、出版20周年を記念した版で次のように認めた。


「肉食だけが質の高いタンパク質を摂取する唯一の方法で
あるとする神話と戦うなかで、私はもうひとつの神話を
補強してしまいました……。
実際のところは、
私が思っていたよりも、もっと簡単なことだったのです」


アミノ酸の摂取計画を立てる必要がないだけでなく、
肉と同等の高品質なタンパク質を含む植物性食品もいくつかある。


大豆がその一例であり、
ソバやキノア(アンデス山脈産のアカザ属植物)、
さらにはジャガイモでさえもそうだ。


たとえジャガイモしか食べない生活を続けても
(朝食にポテトフライ、
昼食にはポテトチップにピューレをつけて、
夕食にはジャガイモのパンケーキ)、
身体は必要とするすべての必須アミノ酸を摂取できる。


1日にだいたい
1.3キログラムのジャガイモを食べれば大文夫だ。


3.肉からしか摂取できない栄養素はあるのか。


鉄分や亜鉛は心配いらない、という記述の後で
こう述べられています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
しかし、現代の欧米人が、動物性食品だけから摂取する
傾向の強い栄養素がひとつある。
それはビタミンB12である。


この化合物を含む植物が存在しないからだ。


ケルプ(コンブ科に属する大型の褐藻類の総称)や、
テンペ(発酵させた大豆を固めたインドネシアの食べ物)、
味噌などは、
ビタミンB12の優れた供給源であるとよく言われるが、
不活性類似体しか含まれておらず、
ビタミンB12不足の解消手段にはならない。


ビタミンB12を摂取できる食品は、肉と卵、乳製品しかない。
ビタミンB12を摂取しなければ、神経の働きが狂い、
健全な血液細胞を作ることができなくなる。


人間の祖先であるヒト属が、牛乳や卵や肉を食べずに
どうやって旧石器時代を生き抜いて(それが普通だった)、
ビタミンB12不足によってばたばたと死ぬのを免れたのか、
と疑間に思うかもしれないが、その答えは単純だ。


それは土にある。


肉に含まれるビタミンB12は、動物自体に由来するのではなく、
微生物に由来する。
植物の根のなかにいる土壌細菌によってもっぱら生成され、
動物が
土のついた草や葉、果物などを食べることで肉に取り込まれる。


こういう理由で、
発展途上国ではビタミンB12の欠乏がさほど認められない。
そうした地域の人たちは、欧米人ほどせっせと手を洗ったり
野菜を消毒したりしない。


それでも、だからといって、アメリカにいるすべてのビーガンが、
近所のどぶに駆けつけて、1日に3回、
泥をがつがつ食べるべきだというわけではない。


サプリメントを摂ったり、あるいは、シリアルや豆乳など、
B12を強化した食品を必要な分だけ摂ればよい。
ベジタリアンでも卵や乳製品をときどき食べる人なら、
それだけでふつう、ビタミンB12を十分に供給できている。


4.肉食と菜食の健康等の差はどうなのか


ベジタリアンの死亡率は雑食の人の死亡率よりも低く、
がんや心臓疾患にかかりにくいという結果が多数の研究から
得られている。


たとえばカリフォルニア州の
セブンスデー・アドベンティスト教会では菜食が奨励され、
同州の他の住民たちと比べて、平均して男性では9.5年、
女性では6.1年長生きしている。


「栄養の専門家は何十年も前から、
植物中心の食事からはタンパク質が十分すぎるほど
摂取できるとわかっていました。


我々の研究では、動物中心の食事から植物中心の食事に
切り替えると、ビタミンや食物繊維、
その他の重要な栄養素をいっそう豊富に摂るように
なるという結果が一貫して得られています。
動物性食品をさらに加える必要はまったくありません」


と、植物中心の食事の栄養について多数の研究を実施してきた
ジョージ・ワシントン大学の医学教授ニール・バーナードは言う。


近代以前に世界中の人々の大半が摂っていた食事は貧しかった。
野菜の種類は少なく、調理できる穀物もほとんどなく、
北極地方ではカロリー源となる植物性脂肪はまったくなかった。


飢えを満たすことのできるタンパク質は、
しょっちゅう不足していた。
人々が肉を必要としていたのは、そうでもしないと
満足のいく食事ができなかったからだ。


そこで、
ベジタリアンは病気がちで骨と皮ばかりにやせこけている、
という固定観念ができあがったのかもしれない。


何世紀も前にベジタリアンだった人のほとんどは、
貧しくて肉を(あるいは他のどんな食べ物でも)
食べられなかったからベジタリアンだったのだ。


だから、しよっちゅう腹をすかせていて、身体が弱かった。
「生き延びるためには肉が必要だ」という昔から
受け継がれてきた考えは、強力な神話として
私たちの文化に刻み込まれたのかもしれない。


そうしてその神話が今なお存続し、
私たちに動物の肉を渇望させているのだ。


だが、別の説もある。こちらを使えば、
なぜ人類が、豆や豆腐、スピルリナよりも肉を欲するの
かが説明できるかもしれない。


この説によれば、
すべてはいわゆる利己的な遺伝子のせいになる。

進化は必ずしも、最も長生きをする人間を好まない。
最も多く子孫を残すことのできる人間を好むのだ。


より多くの動物性タンパク質を消費するほど、
より早く生殖能力が備わり、その結果、
より多くの子どもをもてるということが
研究からわかっている。


肉をたくさん食べる女児は、
野菜を食べる女児よりも早く初潮がくる。
その差が3年か4年くらいあれば、
肉を食べる女性はそれぞれに
2、3人多くの子どもを産めるだろうと、
いくつかの研究で言われている。


こうした多産の親は早くにがんや心臓疾患にかかって
死ぬかもしれないということなど、
利己的な遺伝子にはあずかり知らぬことだ。


より早く生殖能力が授かるということ以外に、
肉が私たちをつねにとりこにしている栄養学的な
要因があるとはほとんど考えられない。



植物から供給されないようなきわめて重要な何かが
牛肉や豚肉にあるわけではない。
私たちは、健康であるために肉を食べなくてはならないから
肉を食べるのが好きなわけではない。


もちろん、肉はタンパク質飢餓を上手に満たしてくれるが、
ピーナッツバターサンドイッチでもそれはできる。


もちろん、肉は鉄の優れた供給源だが、リコリスだってそうだ。
ポーランド国民がソーセージやシュニッツェルからしか
得られないようなものが肉にあるわけではない。


80年代に肉屋の前に長い列を作ってひたすら待っていた
あの行為を正当化するものは、
肉のなかには何ひとつない(栄養学的な観点からは)。


それでも、アフリカや南米の多数の部族にとって、
肉飢餓はとても現実的なものかもしれない。
周りに他のタンパク質がない場合、
肉を食べればタンパク質の目標摂取量に到達できる。


過去には、他に食べるものがほとんどなかったために、
含まれる栄養素を目的として
肉をしばしば本当に必要とししていた、


あるいは人間のもつ生殖能力を重視する
利己的な遺伝子にとって動物性タンパク質が好ましいものである、
などといった背景から、
動物の肉に特有の化合物の組み合わせを敏感に捕らえる味蕾が、
私たちに授けられたのかもしれない。


欧米人はもはや健康な生活を送るという目的では
肉を必要としていないかもしれないが、
私たちの舌と鼻は明らかにその情報を受け取っていない。


舌と鼻は今もなお、肉のもつ完璧な風味の組み合わせ
――うまみや脂肪、メイラード反応(糖とアミノ酸を含む食材を
加熱調理したときに褐色化して香気を発生させること)
による生産物――を渇望させ、
たとえ肉食が私たちの最善の利益に反していたとしても、
肉のとりこにさせ続けている。


付録:私の家庭での食事の方針


私はだいぶ前から(本書を読むよりも前)、
通常はご飯とおかずは2種類の食事をしています。


おかずの1
さつま揚げ、かまぼこ、ちくわなどの魚系すり身加工品と
油揚げ、厚揚げなどの豆系加工品の煮物です。
1週間分位を作ってもらって少しずつ食べていきます。
これはおいしいですよ。


















おかずの2
生キャベツのドレッシング漬け。
私は通常の野菜サラダは好きでありませんが、
これはシャキシャキしていておいしいです。

















あらためて、栄養学的に考えてみると、
おかずの1は、申し分ないと思いますが、
おかずの2は、
1種類だけの野菜という点が問題あるかもしれません。

家庭でも、たまには肉や卵を食べます。
週に2・3回の外食(宴会等)のときはなんでも食べています。
だから全体ではバランスが取れているのでしょうか。

結果的に、
本書の説くあるべき食事の摂り方になっているようです。

2017年9月29日金曜日

北朝鮮の行動は一方的横暴か?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 北朝鮮の行動を評価する。


ねらい:
 この先どうなるのでしょうか??


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北朝鮮の核・ミサイル実験は世界から
たいへんなひんしゅくを買っています。


しかし、一方的な狂人扱いをするのは正当なのでしょうか。


核兵器はどんなことがあっても使用すべきではありません。
それは誰もが認めることです。
核廃絶は必要なのです。


しかし、現在の国際的枠組みは正当性があるとは思えません。
先行した大国(米英仏露中)だけが核保有を許されて
他の国はダメというのは理屈が通りません。


この5大国は、「いざとなったら核を使うぞ」と
反対国をけん制・脅迫することができるのです。


北朝鮮が「そんなこと許されるか!」と
米英のくびきから逃れるために核武装に走るのは
立派な国家戦略でしょう。


北朝鮮に「核開発を止めろ!」というなら、
5大国およびその他の核保有国が核兵器を完全廃棄すべきです。
これは「ヨーイドン」で一斉にやらなければなりません。
そんな指導力を発揮できる真の政治家は出てこないのでしょうか。


「変人」のトランプ大統領でも無理でしょうかね。

衆議院解散は党利党略・私利私略か?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 衆議院解散の意義を考えましょう。


ねらい:
 冷静な行動をとりましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
安倍総理の衆議院解散は評判が悪いです。


ある政治評論家は、「今のうち解散」と言っています。
「民進党がごたごたしているうちに、
新党が勢いづく前に
北朝鮮問題がもっと深刻にならないうちに」
というのです。


解散の理由付けが
「消費税の使途を変更するから、その可否を国民に問う」
というのですが、それが解散すべき正当な理由だとは
誰も思っていません。
「解散の大義がない」のです。


どうみても「党利党略・私利私略」なのですが、
それが悪いのでしょうか。
考えてみました。


おそらく、安倍さん以上に
日本のために活躍してくださる政治家がいそうにありません。
何と言っても正当な愛国者です。
これは大事なことです。


少し、人を見る目が弱いために、
稲田前大臣失言問題、
森友学園・加計学園問題などを起こしてしまいました。


→上野則男のブログ「安倍さんは人を見る目が弱い!」
  http://uenorio.blogspot.jp/2017/07/blog-post_30.html


それで叩かれていますが、
それは人間の実力を構成する弱点の一部です。
叩いている側の者が安倍総理よりも日本のために
活躍してくれるとはとても思えません。


安倍総理は世界の中で通用している大政治家です。
最終的にはプーチン大統領とやり合って
北方領土を少しでも取り返してほしいと思います。


その安倍総理が追いつめられて退任となったら
日本の大きな損失です。
そうならないためには安倍さんが総理でいることが
日本の国家的利益なのです。


日本の国家的利益のための安倍総理の継続は、
単なる私利私略とは言えません。
立派な国利国略です。


国民は、目先のどうでもよい揚げ足取りに惑わされずに
正しい選択をしてほしいと思います。


新党がそれなりの力を持つことは、
正常な議会運営にとって必要なことですが、
安倍総理の公約(自民公明で過半数確保)を割るようなことになったら、
日本のお先は真っ暗だと思います。


9月30日追記その1


民進党の前原代表の決断はスゴイですね。
結果がどうなるかは予断を許しませんが、
よく党の合意を取り付けたなと感心しました。
凄いリーダシップです。


党員の皆様もこのままでは希望の党に負ける、
と思ったのでしょう。
自分が当選できると自信があれば、
「民進党公認なし、希望の党の公認を受ける」
などという方針は通るわけがなかったでしょう。


危機は変化を生むのですね。
今の大方の日本は切実な危機を感じることがないから、
過去の延長で過ごしているのです。
ゆでガエル状態です。


私の周りには、先を見て危機を感じてほしいことが
たくさんあります。
どうしたらよいかと、いつも頭を悩ませています。


9月30日追記その2


希望の党と民進党の一体化が、
前原代表の思惑どおりに進むとすると、
安倍総理の国利国略の実現は危うくなります。


つまり「今のうち解散」の2条件が消えてしまうからです。
「民進党がごたごたしているうちに」
「新党が勢いづく前に」


それだけ前原代表の電光石火の意思決定は凄いことです。


この意思決定は、民進党の党利党略にすぎないのですが、
通常は「しがらみ」や「こだわり」で打ち出せないのです。
それができた前原代表は、
優れたリーダの資質をお持ちだと言えます。


まだまだどうなるかは分かりませんけれど。



2017年9月13日水曜日

僕の夏休みの成果

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 我が家の樹々の剪定・枝落としの顛末をお伝えします。
 感想も一言入れました。


ねらい:
 単なる自己満足ですね。
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我が住まいの近隣、
品川区豊町の一部の街路灯をLEDに変えるそうです。
その際に、わが家の河津桜の枝が邪魔になるということで、
品川区の指示で植木屋軍団がやってきて
枝切りをしてくれました。


金曜日だったのですが、
我が家の樹木の管理者である私は立ち合いました。

彼らは、梯子をかけて鋸やハサミで、
あっという間に仕事は終わりました。


「使用前」は電信柱がまったく見えない状態でした。




















プロの腕より道具に感心しました。
素人のとは切れ味が違います。


便乗で、私が枝切り(剪定)をして落としていた
ブーゲンビリアや柿の枝を持って行ってもらいました。
助かりました。


少しきれいになって見てみると、
杉の一種の椹(椹)の樹の枝で
ずい分枯れているのが見つかりました。


よく見ると枯れ枝はみな下の地上に近い方なのです。
下の枝はあまり陽が当たらなくて死んでいくのでしょう。
枯れ枝が残っているのはみっともいいものではありません。


便乗で伐ってもらえばよかったな、
と思いましたが後の祭りです。
仕方なく自分ですることにしました。


中途半端な梯子と切れない鋸で奮戦しました。
トナリの義兄夫婦にも手伝ってもらいました。


梯子を使っても手が届かないところについては、
私得意の「枕上」での作戦も含め何度か再挑戦をして
ようやく完了したときにはホッとしました。


この左側に見えるのが我が家です。













 


枝を5本くらい切りました。
切り落としたサワラ(右)やサクラ(左)の枝です。
中間に見えるのは大きくなっているアロエです。
















道具は大事だということを痛感した次第でした。
仕事の効率化にはやる気だけでなく道具立ても重要ですね。