2011年12月26日月曜日

Sweeper養成研修好評! 第2期開催へ

Sweeperとは、
ソフトウェア保守業務の改善・改革を推進する
プロフェッショナルのことです。

そのSweeperを養成する研修は、
データ総研とシステム企画研修とが開催しています。

この研修に参加する方は、その組織の代表として
従来ほとんど放置されてきて「宝の山」状態の
保守業務の改善に取り組むことになります。

それが可能となるように、実戦的な訓練を実施します。

プロセス整備の総論編とツール利用などの各論編
とから構成されているだけでなく、
 順次再構築手法、
案件受付時に適用できる見積り手法
など革新的な手法も学びます。

前者は、こういうものです。
ダメなシステムを保守していても、
手間がかかる上に問題(障害)を起こすのですから
「やってられない!」ということになります。

そこで「作り直そう」ということになるのですが、
一挙に作るのはお金がかかりリスクもあります。
少しずつ保守業務の傍らで作り直しをしよう
というのがこの案です。
 
後者は、保守の見積りほど第3社から「見えない」
ものはありません。

これを「見えるようにしよう」しかも
保守の要望を出したら
「すぐに見積れるようにしよう」
というのが「新方式」です。

このような明るい希望に導かれながら、
日々の改善もしていこう、
という基本スタンスで、技術習得をしていただきます。

お申込みいただいている例をご紹介します。
1.        第1期でAグループの方が参加された。
  第2期では,BとCグループの方が参加される。

2.        1月から保守専門チームができるので
  そのメンバが受講される。

3.        (複数例)これまで“超”プロマネ養成研修を
  他流試合でキーマンを鍛える研修として
ご利用いただいてきたが、
  “超”研修がなくなったので、
  この研修をそういう場として活用される。

間もなく定員になります。
お早めにお申し込みください。お待ちしています。

COP17 なぜ日本は京都議定書延長反対?

これは当初私が抱いた疑問でした。
CO2削減に熱心なはずの日本がなぜ?
というものでした。

そもそもCOP17って何?を確認しておきます。
COPは、Conference of the Partiesの略。

17は17回目という意味です。
以下の解説にあるように、
1回目は95年でした。

何のPartiesかというと、こうなのだそうです
(kotobank知恵蔵2011 
  葛西奈津子さんの解説)
1992年の地球サミット(国連環境開発会議)採択された「気候変動枠組条約」の締約国により温室効果ガス排出削減策等を協議する会議

条約に関する最高決定機関であり、95年の第1回会議(COP1、ベルリン)以来毎年開催されている。
97年のCOP3は京都で行われ、2012年までの各国の具体的な温室効果ガス排出削減目標を課した「京都議定書」(Kyoto protocol)が採択された。

2001年大統領就任直後のブッシュ米大統領(当時)京都議定書交渉からの離脱宣言し、オーストラリアも京都議定書を締結しないと表明したことで、締結国数の不足により発効が遅れた。

ロシアの議定書締結(2004)を経て、05年に発効。
日本は、08年から5年間で温室効果ガス排出量を6%(90年比)削減する内容で、98年に署名02年に締結した

疑問1 なぜ特定の国だけが削減目標?

現在の京都議定書の削減義務は、
先進国だけに課されています。

その理由は、先進国がこれまでその成長過程で
大量の温暖化ガスを排出してきたので
その償いをする、
後進国はこれから成長しなければならないので、
しばらく「大目に見る」という考えのようです。

そこで中国はもう責任を持つべきではないのか、
という考えが出てきています。
インドも同様です。

疑問2 米国はなぜ加担しない?

米国は当然先進国で責任を負うべき国です。
ところが、米国の産業界が規制に反対し、
米国産業の競争力低下を恐れた共和党の大統領である
ブッシュが離脱の意思決定をしたのです。
日本以上に自己中心的思考です。

疑問3 温暖化ガス排出規制に熱心な国はどこ?

途上国とEUです。
途上国は弱小国家で、
異常気候など
地球温暖化の悪影響をまともに受けています。
島嶼国は、国がなくなる危機を感じているのです。

EUは、多くの国が国境を接していて
隣国の影響を受けやすい状況にあります。
そこで、みんなで取り組んで環境の維持をしたい
という考えなのでしょう。

せっかくできかけてきた
「排出量取引市場」の優位性を維持したいという
思惑もある、と言われています。

疑問4 なぜ日本が京都議定書の延長に反対?

日本は温暖化ガスの排出規制には積極的です。
京都議定書の策定にも貢献しています。

ですが、現在の京都議定書は、
当時の先進国のみが削減義務を負う内容です。
しかも、米国は参加していません。

当時と状況が変わって、
中国やインドなどの産業も強くなっています。
彼らがいつまでも負担なしでは不公平である、
という考えのようです。

現に、日本の産業界は、
日本が京都議定書の単純な延長に反対し
削減義務を負わないことにしたことを
評価しています。

不思議なことは、
日本が京都議定書延長反対の立場であることについて
マスコミが積極的に報道や解説を行わなかった
ことです。
そのことが、冒頭の私の疑問に繋がっています。

疑問5 日本は温暖化ガス削減努力を止めてしまうのか?

そうはならないようです。
国際的には公約しませんが、
国内では法的規制を継続するようです。

これからの地球社会では、
温暖化ガス対策技術は「有力な商品」です。
この世界から引くことはあってはなりません。

あらためて、日本の考えを整理するとこうなります。

「ねらい」 国としての基本姿勢
温暖化を防止し、好ましい地球環境を維持したい。

そのためには、
多くの温暖化ガス排出国が削減努力を行うべきである。

一部の国だけが削減努力を行うことは不公平であるし、
効果も限定的である。
今回の合意の範囲だと
13年以降に削減義務を負う国の排出量は、
全世界のわずか16%に過ぎない。
「目的」 COP17での対応方針
ねらいに則して、
大量排出国が応分に削減義務を負う協定
とすべきである。

一部の国だけが削減義務を負う京都議定書の延長
には反対である。

大量排出国がそれなりの責任を負う方向の取り決め
に対しては賛成する。

イトーヨーカドー 現場型仮説検証の限界

高収益を誇ったスーパ-(GMS)の
イトーヨーカ堂が苦戦しています。

ヨーカドーグループが高収益を実現できたのは、
鈴木敏文会長が提唱した現場重視の「仮説検証」が
その一因でした。

「明日は雨だから○が売れる」
「明日は近くの小学校の運動会だから、
△が売れるだろう」

という具合に「頭を使って発注をせよ」
「結果が思うようにいかなかった場合は
『なぜそうだったか』を考え次に生かせ」
ということをパートの女性にまでも叩き込みました。

ところが、
このような現場型の「仮説検証」方式は、
商品構成が安定している場合には有効ですが、
現在はそうはいきません。

売れ筋商品の傾向が大きく替わっていくのです。
取扱い商品を決めるバイヤ(商品調達担当)の判断が
販売を左右することになります。
取り扱っていない商品については
発注のしようがありません。

特に、日用品としての肌着類を除く衣料品の場合は
現場の判断ではどうにもなりません。

そこで、ヨーカドーでは百貨店方式の導入や、
売れる店への商品の「移動集約」方式の導入など、
「改革」を実践中です。

教訓は次のとおりです。
1.業績の良い企業や現場は新しい波に乗り遅れる。
 現状に安住してしまうのです。

2. 現場型の仮説検証は、改革時には効果を発揮しない。
 現場の運営の効率化では、
  環境変化には対応しきれません。

興味深いのは、
鈴木敏文会長は改革にも成功するだろうか、
という点です。

2011年11月28日の日経MJに
鈴木会長のこういう取材記事が載っていました。

「衣料品のレベルを上げていく。
商品政策(MD)を強化することで
(GMSの)再生は可能だ」

ここから少し話題を変えます。

鈴木会長は私が畏敬している経営者の一人です。

創業者の伊藤雅俊氏が、
不祥事で急きょ引責辞任となったときに、
鈴木氏が後を継ぎ
見事に優良企業グループに育て上げたのです。

一族ではない鈴木氏が社内におられたことは、
ヨーカドーグループにとって幸運なことでした。

ジャスコ(イオン)は創業者2世の岡田元也社長が
大活躍しておられます。

それに引き換え、
ポスト中内功氏の出現がなかったダイエーは
すっかり凋落してしまいました。

2位以下と2倍以上の売上規模で
ダントツのナンバ1が、
3位グループだったイオンの傘下に
入ることになってしまったのです。

少なくとも伝統的大企業以外では、
トップの力量が経営を決めると言ってよいようです。

経営者の一番の責任は
経営の発展を継続できるように(「ねらい」)
その状況を社内に作ること(「目的」)です。

そのためには、
優秀な後継者を発見・育成し
その方にバトンタッチしなければなりません。

出来の良くない息子に後を継がせることが、
目的になってはいけません。

このことは
社会を見ている創業者は学んでいて、
「一族には継がせない」を宣言しておられます。

成功例と失敗例がGMS業界にあるのです。

2011年12月23日金曜日

手帳を使う理由 デジタル派・アナログ派の帰趨は?

日経新聞の12月某日の「サーベイ」欄に
以下の記事が載っていました。

仕事を持つ20代~50代の男女1000人に
インタネットで聞いた調査です。

手帳を買う人 48%
買わない人  37%
未定     15%

ですが、買わない人の中に
勤務先から支給される人が2割弱いますから、
手帳を使う人は、55%となります。

手帳を買わない人の中で
スマホなどで予定を管理する人は、
26%程度です。

したがって、手帳なしでスマホのみの人、
つまり完全デジタル派人間は
今はまだ1割弱だということです。

スマホ保有者の半分以上(54%)は
手帳も利用する人だそうです。

手帳の便利な点は、

 一覧性が高い
 すぐ記入できる
 毎年使っていて慣れている
自由な使い方ができる
 電子式と違い情報が消える恐れがない

ということが支持されています。

この状況は一般的な情報(新聞や図書)の
紙派とデジタル派のすみ分け状況と
軌を一にしています。
次第にデジタルになっていくのでしょうね。

「早い、うまい、安い」の価値目標で評価すると
こうなります。

 [うまい] 一覧性が高い
  次第にデジタルが追いつくでしょう
(利用者の習熟の問題です)

[うまい] すぐ記入できる
 「一覧性が高い」よりは難しい目的ですが、
 技術進歩と習熟で(今の若い人の入力は早いですね!)
 いずれ追い付くでしょう。

 [うまい] 自由な使い方ができる
  これは完全に慣れの問題ですね。

 [安い] コスト
  この調査結果から算出すると、
手帳の平均価格は、約1500円です。
デジタルの方はこのためだけの特別な費用が
かかるわけではありませんから
デジタルの方が「安い」となります。

 [早い] 検索機能
   この調査にはありませんがで、
  記録や連絡先を探すなどの検索機能は
  圧倒的にデジタルです。

ということで、
デジタル派勝利は時間の問題ですね。
5年くらいかかるでしょうか?

「慰安婦」問題の虚構

12月18日韓国の李大統領が来日した際、
慰安婦問題の解決を求めました。

ご承知のように、韓国の日本大使館の前には
慰安婦を象徴する銅像が建てられました。

韓国内で、
再び「慰安婦問題」が騒乱テーマになっています。

日本側は、
1965年の日韓請求権・経済協力協定によって
両国間の賠償問題は
「完全かつ最終的に解決済み」
なので補償はできない、としています。

この慰安婦問題とは、
第2次世界大戦中に韓国の女性が
日本軍に「強制連行」されて
日本軍の慰安婦として性的行為を強要された、
として日本政府の賠償を求めている事案です。

ですが、
そもそもそのような「強制連行」などはなかった
というのが、我が畏友茂木弘道氏などの主張です。

以下、茂木氏の主張の要点を、
富士山マガジンサービス社発行「歴史通」
2012年1月号に基づいてご紹介します。

一部に私の解釈が入っています。

1.        慰安婦にするための韓国女性の強制連行はなかった。

 韓国女性の強制連行があったとされた(後述)
 済州島城山里の住民の現地取材記事
 (地元の済州新聞)では、こうなっている。
 「そんなことはない。
 250余の家しかない村落で
15人も徴用されたとすれば
どのくらいの大事件であるか
―――当時そんなことはなかった」

1945年(?)3月、
韓国人軍属の米国での公式発言はこうなっている。
「太平洋の戦場であった朝鮮人慰安婦は、
すべて志願者か両親に売られたものばかりである。
もしも女性たちを強制動員すれば、
老人も若者も朝鮮人は激怒して決起し、
どんな報復を受けようと日本人を殺すだろう」

日本あるいは米国における客観的な調査
(女性への聞き込み調査を含む)において、
慰安婦強制連行の証拠は出てきていない。

2.従軍慰安婦は、世界共通の「制度」であり、
そのこと自体はことさら非難されることではない。

 日本は当時、売春が認められていたので、
 軍が売春を運営していた。
米軍は国内法規で売春を認めていないので、
現地調達(現地で運営している売春を利用)している。

3.売春は対価を支払っての取引であり、
一方的な強制行為ではない。

 現に、韓国のある女性は2年6カ月ほど
 慰安婦として働き、
 26,145円貯金をしたのだという。
 当時の将校の月給が90円だったので
その10倍以上稼いでいたことになる。
れっきとした職業だったのである。
  
 貧困が支配していた社会では
 非常に「よい職業」だったのではないか。

4.慰安婦問題が発生したきっかけは、
日本人の煽動である。

 1970年の千田夏行氏の「従軍慰安婦」

韓国に出向いて元慰安婦の人々に訴訟を起こすことを
呼びかけた青柳敦子氏、高木弁護士

 極めつけは吉田清治氏の1983年刊行の
 「私の戦争犯罪 朝鮮人強制連行」で、

 「私はこういう悪いことをやりました。
女子挺身隊200名の動員指令を受け、
済州島などで慰安婦狩りを行ったのです」
ということを述べた。

吉田氏の主張を大々的に報じた朝日新聞は、
その後、
吉田氏の主張は虚構だということが判明しても
謝罪記事を掲載していない。

5.1996年8月、当時の河野洋平官房長官が
慰安婦強制連行を認め謝罪した。

 その際、「広義の強制」があったとしている。
 「広義の強制」は意味不明である。
 この発言で「やはり、あったのか」
ということになってしまった。

河野氏はとんでもない無責任者である。

6.女子挺身隊の制度は、日本でも行われた(強制)
若い女性の勤労動員であり、慰安婦ではない。

なおかつ、朝鮮においては強制を避けていた。
この挺身隊への徴用が慰安婦狩りと結び付けられて
誤用・誤解された面もある。

7.この問題は虚構だという状況証拠がある。

慰安婦への強制連行があったとされだしたのは、
 その記憶も生々しいはずの戦後すぐではない。
 それはおかしいことではないか。
 前掲のウソに基づく煽りが原因だと想定される。

結論

1.        軍が管理する慰安婦の制度はあった。

2.        しかし強制連行はなかった
(少なくとも大きく騒がれるような規模では)。

3.        強制連行があったという誤解は、
 日本人自らが作りだした売名的虚構に基づいている。

4.「慰安婦はいけない」「挺身隊は不当である」
というような価値観が
この「誤解に基づく扇動」を大きくする要因になっている。