2012年12月22日土曜日

ビッグデータ分析で何ができる?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 以下を再認識していただく。
  ビッグデータ分析でも「目的・ねらい」の明確化が重要である、
  やみくもにコンピュータを回しても何かいいことが見つかるわけではない
  
ねらい
 日常生活でさらに「目的・ねらい」を意識するようになっていただく。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

12月22日の朝日新聞に以下の記事が
1面に載っていました。
1面ということは「どうだ!」ということなのでしょう。

日本未来の党が結成を発表した11月27日から
12月15日の投票日前日までの19日間、
衆院選にからんだツイッタ―のつぶやき460万件
を分析しました。

その結果、自民党に関するものが151万件
民主党に関するものが100万件だった。

自民党の場合、前向きな内容(「支持する」「期待する」など)が
後ろ向きの内容(「駄目だ」「嫌だ」など)
よりも多い日が19日中2日だった。

民主党の場合、それは1日だけだった。

日によってこの動きが変化がある(そのグラフが示されていた)。

まだまだこれから解析するのでしょうが、
この範囲だと「だからどうなんだ」です。
自民優勢は世論調査でも出ていました。

ツイッタ―の声の分析はリアルタイムでできることが有利ですが、
対象が偏っています。
日本国民の縮図とはなりにくいのです。

性別・年齢・地域などの属性が分かっていれば、
リアルタイムで層別した分析は
選挙戦の予想に使えるかもしれませんが、
層別分析はできませんしね。

ビッグデータの分析は仮説がなければ、
自動的に分析結果が出てくるわけではありません。

この場合だと、
前向きのコメントは何についてそう言っているのか、
後ろ向きのコメントは何についてそう言っているのか、
を解析することが第一歩でしょう。

おそらくそれは登場する単語の集計でできるでしょう。
しかし、お分かりのように
同じことについて賛否両論あるはずですから、
それがマクロ的に分かっただけでは
具体的な戦略・戦術に結び付きません。
発言者の層別ができなければなおさらです。

ということで、
この分析では有効な仮説の立てようないようです。
仮説がなければ検証もできません。

朝日新聞は1面で気負って載せてみましたけれど、
「だからどうなの?」で終りのようです。

ビッグデータの分析では、「目的・ねらい」が重要です。
「お客様の属性と結び付けて
いつ何と何が組み合わせで買われているかを見つけだして(目的)、
それに対応した品揃え・陳列・価格設定をしよう(ねらい)」とか、

家族構成と消費支出の傾向を分析して(目的)、
有効な販促策を見つけよう(ねらい)、とかです。

朝日新聞の分析では、
「ねらい」がはっきりしていないのです。
ねらいを考えたら、この分析をしてもダメだと
分かったのではないでしょうか。

疑似科学の批判者が自らそのミスを犯しているぞ!!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 科学と疑似科学の定義を知っていただく。
 何が疑似科学であると思われているかを確認いただく。
 血液型性格学が疑似科学であると思うことは誤りである 
  根拠を知っていただく。

ねらい:
 今後、科学と疑似科学の区分に留意していただく。
 (一般の社会生活ではあまり有効な区分と思えませんが)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

菊池聡さんという信州大学教授(専門は認知心理学)が、
書かれた「なぜ疑似科学を信じるのか」を読んでみました。


 
 
疑似科学の例として、血液型性格論が挙げられていたからです。
どんな論点で否定するのだろうと興味があったのです。

菊池さんは学者らしく、疑似科学の定義をしています。

疑似科学の前に科学の条件はこういうものである。
1)第1の特徴は「対象」である。
 科学では自然や人間の行動といった
 客観的に観察可能なものを扱う。

2)第2の特徴は「方法」である。
 理論だけでなく、
 実験や観測といった実証的方法を重視する。

3)第3の特徴は「知の姿勢」である。
 実験や観察データを公平に解釈して、
 主観や価値観を排して客観的な事実や法則を追求しようとする。

疑似科学も、同じような外観を備えている。
しかし違うのは「方法」と「知の姿勢」の内実である。

それは「反証可能性」である。
科学ではある仮説を証明する場合、
「確証(検証)」と「反証」とが行われる。

「確証(検証)」とは、その仮説に適合する証拠によって
仮説の正しさを確認すること、たとえば、
「万有引力の法則は、リンゴの落下で確証された」
というもの。

「反証」は、誤りを証拠で示すことで、
「天動説は惑星の観測データによって半焼された」
というもの。

反証不能なものは科学ではない。
たとえば、
「明日は晴れるか曇るか雨か雪か、いずれかが起きる」
これは常に正しいが反証ができない。

科学は、
証拠によって間違いが証明できる見込みがなければならない。

疑似科学では
統計的に正しいと主張することが、サンプリングの方法の説明がなく、
したがって反証ができない。

都合のよいデータのみを示して自説の正しさを主張している。

というのです。

典型的な疑似科学の例として、
「血液型性格学」が挙げられています。

血液型性格学では、血液型と思考特性の関係があることを
示しているが、実験方法に客観性がなく、
別の学者が同じような実験をすると、
その両者には関係が認められないというのです。

この点はたしかにその誹りは免れない気がします。

しかし、職業と血液型の関係については、
血液型と性格との関係論の元祖である能見正比古氏は
きちんと客観性を示しています。

たとえば、歴代の横綱・大関と血液型の関係です。

皆様は横綱・大関は、何型の血液型が多いと思いますか?
A型なのです。
この関係は統計検定をしてはっきり有意である、となっています。
なぜかは分からないけれど、何らかの因果関係がある、
ということです。
そこから先の因果関係については推定となります。

菊池氏は、この点に関してこう述べています。

 政治家やスポーツ選手などと血液型の関係については、
 衆議院議員では、とか参議院議員ではとか、
 自民党議員では、社会党議員ではとか、
 自分に都合のよい部分を切り出して証明に使っている。

これは、菊池氏の勉強不足です。
サンプリング方法に恣意性があるという前提(先入観)で
能見説を十把一からげにして切り捨てています。

横綱・大関の場合は、サンプリングではなく、
戦後からその時までの全横綱・大関が対象なのです。
それを確認もしないで、結論を導いているのは
明らかに科学的ではありません。

因みに、横綱・大関以外の場合の職業と血液型の関係でも、
客観性のある場合が多数あるようです。

菊池氏の「科学的」の定義からすれば、
「いい加減なサンプリングの方法だから科学ではない」
という主張は、すぐに反論可能で誤りであることが判明します。

したがって、血液型性格学は疑似科学であるという菊池説は
誤っています。
ですが菊池説は疑似科学ではありません。、

菊池氏が疑似科学の例として
血液型性格学をとりあげたのは失敗です。
墓穴を掘っています。

菊池氏が挙げている疑似科学の他の例は、
宏観異常現象(異常の観察から来る地震予知)、
チャネリング、UFO、輪廻転生、などです。

占星術は疑似科学にもならないようです。
「超常現象一般を科学ではない」と言っていないのは
評価できます。
私はその存在を信じています。

しかしよく考えてみると、疑似科学であるかどうかよりも、
その説が正しいかどうかの方が実用的には重要ですね。

大事なところでミスもありましたが、
この本には、よいところがあります。
それは、書の構成が明確で、
どこに何が書いてあるかがすぐに分かることです。

書評を書く立場としてはたいへん助かります。
今後はますます人文科学者の本は読まないことにします。




ラジオ体操の効用はどのくらいあるの?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 ラジオ体操の有効性を見直していただく。
 いろいろ知らないことがあるものだ、ということを知っていただく。

ねらい:
 ラジオ体操に参加して健康を増進していただく。
 女性の場合は美容も向上していただく。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私の毎朝のジョギングの行き先は、
6時半頃の西大井公園です。

そこでは、ラジオ体操を多くの人がしています。
ご承知でしょうが、ラジオは6時半から40分まで
ラジオ体操第1と第2をガイドしています。

参加者はほとんどが中高年というより高齢者です。
男女比では半々か多少男性が多いくらいです。

おしゃべりしながら適当にやっている人、
リハビリ中なのでしょうか、手の振りもままならないご老人、
普通に取り組んでいる人などです。

この度、「実はスゴイ!大人のラジオ体操」という本が、
講談社から出されましたので買ってみました。















中村格子さんという整形外科医・スポーツドクターが著者で
秋山エリカさんという東京女子体育大学教授が監修しています。
同大学新体操競技部の美女がモデルになって
カラー写真で体操のポイントを示してくれています。

以下のようなことが書かれていました。

ラジオ体操第1は、
 昭和26年25人の専門家の研究によって制定された。

以下の特徴がある。
 必要な運動が13のユニットに凝縮されている。
 3分10数秒で効率よく全身運動ができる。
 有酸素運動と無酸素運動が同時にできる。
 時間当たりのカロリー消費量が多い。
 
 すべての動きが、ケガをしない安全な動きで作られている。
 性別・年齢を問わず、幅広く実施可能である。

誰もがやったことがあるが、本来の形でできている人は少ない。
 

本来の形できちんとやれば、非常に多くの効果が得られる。
 特に女性の場合。
  脂肪が燃焼する。
  美脚・小尻になる。
  二の腕が引き締まる。
  バストアップする。
  姿勢がよくなる。
  美肌になる

 肩こり・腰痛が改善される。
 眠りの質が改善される。
 目覚めがよくなる。
 いらいらしなくなる。

(どうもこの本は、
 美容に関心のある若い女性を主ターゲットに書かれたようです)

13の体操ユニットの中でも、
2番目と12番目に行われる「腕を振って足を曲げ伸ばす運動」
が目玉で、大きな効果がある。

ということです。
たしかに、うろ覚えでいい加減にやっている人が多いようです。

私は、30年ほど前に、
ある会社の活性化運動のお手伝いをしました。
その対策の一つが朝礼の導入と並んでラジオ体操でした。

全員が朝礼前に自席の近くで体操するのですが、
女子社員のほとんどは「全く」いい加減でした。

タイトめの制服でしたから、
まじめにやると体のいろいろが露わになってしまいます。
 
まあ仕方ないか、とあえて指導はしませんでした。

そういう体操では時間の無駄ですね。
それでも、首を回す運動などは効果があったでしょう。

今は、私は自己流の体操をしながら、
他の人のラジオ体操を観察しています。

すると、
多くの人たちが体操自体にはあまり目的意識がなく、
漫然と流しているのに対して、
60代らしき女性二人は力を入れて体操しています。

顔は残念ながら年相応なのですが、
体はとても若いのです。
特に体の前後屈は魅力的です。
この本の著者中村さんの言うとおりですね。

こういう観察ができるのも、
ジョギングの楽しみの一つです。

私は土曜日は品川中央公園まで行きます。
ここにはトラックがあって
好きな人たちが思い思いで走っています。

時々、美女が登場するのですが、
そういう人たちはなぜか長続きしません。
非常に残念なことです。

そういうことでは
何をやっても痩せないし美しくもなれないでしょうに。
ですが個人的には、「今のままで十分魅力的ですよ」
と言いたい人がほとんどです。

痩せるか美しくなるか、目的を持ったのなら、
その目的を重視して、
走ることがたいへんでも継続しなければなりませんね。
「継続は力なり」です。

話を戻して、ラジオ体操は極めて有効なようですから、
体を維持・強化したい方はラジオ体操をされたらいかがですか。

この本にはDVDもついていますが、
自分1人で、取り組むのは長続きしません。
是非、近所のラジオ体操集会を見つけてください。
そこまで歩いて行くことも運動になりますから。

私もラジオ体操に参加しようかと考えています。

2012年12月17日月曜日

12月16日の選挙結果をどう見ますか?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 12月16日の二つの選挙結果について、
 なぜそうなったのかを考えてみる。

ねらい:
 今後の政治参加活動の参考にしていただく。
 今後の日本の進む道を考えてみる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


皆様は今回の選挙結果をどのようにご覧になりましたか?

事前に「自公で300を超す勢い」という予想が
主力新聞に出ました。

そういう報道がされると、
二つの面から反動が出る可能性がある、
と言われています(いつも言われることです)。

一つは、支持派が安心して投票に行くのを止める影響、
もう一つは、反対派が危機意識を持って投票に行く影響、
いずれも、振り子は収まる方向に行きます。

穏健派の多い日本人の特性からしても、
その可能性が高いと思われます。

ところが、その影響は出なかったようです。
民主党の支持層が民主党に投票した率は、
比例代表で81・9%、小選挙区で76.7%でした。

この数字は自民党支持層の自民党への投票率、
比例代表で81.0%、小選挙区で84.3%に負けています。
民主党支持層からもお灸をすえられたということでしょう。

私は、総括的に
国民はよく見ているな、という感想です。

マスコミの論調よりも、
以下の点で日本のことを考えていると思います。

憲法改正に対する姿勢
 マスコミは積極的論調は持っていませんが、
 改正積極派の自民と維新の会の勝利です。
 

中国に対する強硬姿勢
 マスコミはこの件について中立的報道で、
 少なくとも強硬対応を煽ってはいません。
 石原都知事が尖閣諸島を買い取る、
 と言った時も単なる報道姿勢でした。
 この点でも自民と石原さんの維新の勝ちです。

原発の拒否反応への是正
 マスコミは、原発反対に概ね賛同または迎合しています。
 これに対して原発反対を前面に出していない自民の勝ちです。

 大きな争点の一つである原発に関しては
 積極的反対派が不振でした。
 特に支持基盤の弱い社民党、日本未来の党はもろに影響を受けました。
 

 長期的にはともかく
 短期的には原発なしでは日本の産業や社会は成り立たない
 と判断したのです。

総括して民主党の政策運営に対する落第評価 
 マスコミもこれほどのダメ出しはしていませんでした。

ですが、民主党もできる人は全員当選しています。
  野田佳彦   163,334票  さすがです。全国第3位の得票です。
  細野剛志   156,887  
  岡田克也   126,679
  玄葉光一郎 107,737
  長妻昭          100,821
  古川元久        94,058
  枝野幸男        93,585
  前原誠司        72,170
この面でもよく見ていますね。

石破さんが「(大勝は)自民党への支持の強さというより
民主党への拒否の結果と判断すべき」と言っていました。
そのとおりです。

評論家はそう言っていますが、当事者がそう思っているということは
結構なことだと思います。

自民党若手のホープ小泉進次郎さんは、
全国第2位の得票数184,360票でした。

民主党政権3年余の反省を踏まえ、
今後の政治のあり方として、開票当日のテレビでこう言っていました。

「やると言っていたことをやらなくてはいけない。
できないことをやると言ってはいけない
やらないと言っていたことをやってはいけない」

これも結構な今後への自戒です。

余談ですが、
石破さんと小泉さんが今後の自民党のリーダでしょうね。
石破さんには日本の守り、小泉さんには父親バリのりーダシップ
を期待されているのではないでしょうか。

どうしてこんな激しい結果が出たのでしょうか。
それを分析してみました。

投票率が全国平均で59%と極めて低い、
2009年の前回選挙と比較して10%も低かったのです。

ということは、
無党派層の浮動票が動かなかった、ということです
ここに鍵があります。

【無党派層の投票先】
無党派層の投票先は、
共同通信社の出口調査によれば
以下のようになっています。

この出口調査は、全国300の小選挙区で
その選挙区の縮図となるような投票所を選んで
男女各15万人を選んで聞き取り調査をしているのです。

当日の開票速報で、この出口調査の結果に基づく
各党の当選予想を示していましたが当っていましたね。

無党派層の投票先
 維新の会   比例代表23.0% 小選挙区11.8%(候補者がいない)
 自民      比例代表19.9%、小選挙区32.4%
 民主      比例代表16.4%、小選挙区27.1%
 
 みんなの党   比例代表14.2% 小選挙区 7.4%
 未来の党   比例代表  8.3%   小選挙区 6.6%

これを見れば維新の会が最も無党派層に支持されているのです。
維新の会は、経験不足で民主の二の舞の懸念もありますが、
橋下さんと石原さんなら信頼できると思われたのでしょうね。

無党派層でも高年齢者は、
日本の現状や将来に対して危機感を持っていますので、
その人たちは棄権せずに自分たちの考えに従って投票しました。

小選挙区で小政党の獲得率が低いのは、
その選挙区に候補者がいないからで、
自民党か民主党に流れたのです。

もし仮に、小選挙区にそれなりの候補者がいれば、
自民圧勝を阻止できたかもしれません。


【投票率の地域差――棄権の原因】
投票率が全国平均で10%下がりましたが、
下がり方には大きな傾向があります。

もともとは都市部の投票率は低く、
非都市部の投票率が高いという傾向がありました。
非都市部が自民党の票田になっていたのです。

前回選挙と比べてどの県の投票率が下がったのかを見てみます。

下がった県のランキング
 富山    16.86%下がって56.89%
 北海道  14.91       58.74
 鹿児島  14.72       56.78
 青森    14.33       54.19
 福島         13.97       58.85
 新潟         13.75       59.66
 石川         13.75       61.92
 高知         13.70       53.94
 宮崎         13.41       55.69
 岡山         13.30       55.27

ご覧のようにほとんどが代表的非都市部です。
平均を上回っているのは新潟と石川だけです。

非都市部の投票率が下がったということは、
従来の考え方なら、総体的には自民党不利のはずです。
ところが逆の結果です。

あまり下がらなかった県のランキング
 東京    4.30         61.67 
  
 千葉    6.38         58.49
 奈良    8.34         63.13
 兵庫         8.37                   58.59
 神奈川     8.40                   59.86
 大阪         8.42                     58.37
 茨城         8.76                     58.84
 埼玉         8.85                     57.40
 滋賀         8.90                     61.75
 沖縄         8.94                     56.01
 静岡         9.06                     61.75
 大分         9.90                     62.17
 京都         9.94                     58.26

東京は、 知事選との相乗効果で例外としても
ほとんどが都市生活者の県です。
いくつかの件で平均を上回っています。

以上の傾向は、こう考えるといいのではないでしょうか。

従来からの地方の自民党支持派が
前回選挙で、閉塞感を打破するために
「いいこと」を言っていた民主党に投票してみた。

だけど、それは裏切られた、
もう政治に期待はできない、と考えた。

あるいは、気を取り直して考えてみた。
でも各党の主張は一長一短で
どこにするか、考える筋が見つからなかった。

維新の会も自分たちにはピンとこないし候補者もいない。
そこで棄権ということになった。

都市生活者は、生活がたいへんで何とかしないと不安、
情報も豊富だし、それなりに考えることもできる、
民主党はダメだ、民主党ストップのためにも
投票しなければ、ということになった。


日本未来の党の惨敗も、
日本人の見識を示したと思います。
そんな促成の党が大きな支持を受けるほど、
国民は甘くない、ということではないでしょうか。
(得票数はそれなりにありますから、
当選者数の少ないのは選挙制度のせいもありますが)

逆に言えば、日本人はやはり保守的なのだ、
ということかもしれません。


都知事選は猪瀬氏の圧勝でした。
これは、石原前知事の後継として認められた
ということ以外の何ものでもないでしょう。

石原さんの尖閣諸島購入の意向表明とか、
日本を守ろうという姿勢が評価されたのでしょう。

12月17日現在の分析はこんなところです。
またもう少し考えてみます。
ご意見ください。

12月19日追記
今朝の朝日新聞に世論調査結果が載っていました。

政権交代はよかった57%、(よくなかったは16%)
でも3分の2を超えたのはよくなかった43%(よかったは35%)
が大勢です。
常識的国民の総意はそういうことでしょうね。

自民大勝の原因は
 自民の政策を支持したはわずか7%
 民主政権に失望が81% でした。
石破さんの言われたことより極端ですね。






2012年12月9日日曜日

日本は本当に危ない!その意味分かってますか?

【本テーマの目的・ねらい】
目的:
 日本が本当に危機であることを知っていただく。
 国家の本性はどういうものであるかを再認識していただく。
 中国に対する国家戦略を確立すべきであることを
                           ご認識いただく。
 どういう人が国を導くべきかを考えていただく。

ねらい:
 国政を担う選挙にその考えを活かしていただく。
 日本を守るためにどうすべきかを
            常日頃考え行動していただく。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

渡辺洋一さんの書かれた
「若者たちよ!君たちに伝え残したいことがある」
(2012年12月9日、K&Kプレス刊)が出ました。

















私は贈呈いただいて一気に読みとおしました。
是非、ご一読をお勧めしたい名著です。
アマゾンでも購入できるそうです。

渡辺洋一さんは、遠い親せきですが、
帝人時代の大先輩であり、
帝人、サントリー、ワールドなどで役員をされた国際人です。

引退後長い年月をかけて情報収集・想を練られた
大力作です。

私より10歳年上ですから、
敗戦の時には17歳、戦死もありうるお年でした。
「若いころから祖国愛と平和を希求する思いが強かったと思います」
と書いておられます。

「現在の日本は内外の要因で国家存亡の危機にあります」
「景気、原発、TPP、消費税はもちろん大切な問題です。
しかし、いま日本人は歴史観や民族の誇りを喪い、
日本国そのものが根幹から腐敗し、
崩壊寸前にあるのです」

この危機がどこからくるものであるかを
丁寧に解説してくださっています。

「日本頑張れ!!」派の私も
知らないことがずい分ありました。

15世紀末から始まった欧米の世界侵略は、
いかに原住民に残虐・略奪の限りを尽くしたか。

その最後の砦で防戦した日本が
いかに酷い目にあったか。

でも日本が白人たちと戦ったおかげで
東南アジアはじめ世界の植民地が独立できた。
(日本人は誇りを取り戻せ!)

中国は周辺国に対してたいへんな脅威である。

その典型的例がチベットである。
(チベットへの侵略・同化対策については
詳細な記述があります)

日本も第2のチベットになる危険性がある。
中国はやりかねない、どころかすでにその計画がある。

中国の異常な軍事力の脅威はどれほどか。
中国は日本における親中派工作を進めている。
民主党政権の一部はそれに巻き込まれている。
沖縄基地の県外移転などは中国の思うつぼ。

マスコミがなぜ、中国の横暴を報道しないか。
(これは知りませんでした)

日中記者交換協定というものがあり、
「日本のマスコミが中国に報道拠点を置ける代わりに、
中国に不利な報道をしない」と取り決められている、
これに反すると中国から締め出されてしまう、
のだそうです。
とんでもない不平等協定です。
これを廃棄すべきだという渡辺さんの主張です。

偏った報道の例として、以下が示されています。

「尖閣諸島での中国漁船の暴挙に抗議して、
2010年10月2日に東京で抗議デモが行われました。
2500人を超える多数の日本国民が参加した大規模なもので、
渋谷界隈は多数の日の丸の旗がひらめきました。
ところがこのデモを取材したはずのNHKや民放・新聞各社は
これをまったく報道しませんでした」

「一方、当時、中国において数百人規模の官製デモが
日本大使館に押しかけましたが、
日本のマスコミはこれについては
大々的に報道しました。

これも不平等協定に従った日本側マスコミの
お粗末さの一例です」

中国は国内では
大々的に反日教育・半日政策をとっている。
中学校の教師用歴史指導書要綱には
「生徒には日本の帝国主義・軍国主義に対する
憎悪と憤怒を持たせるように努めよ」
と書かれています。

また中国各地には
「抗日戦争記念館」がある。

中国は、共産党一党支配が続く限り、
膨張政策を取らざるを得ない。
したがって、脅威を感じる隣国としては
共産党政権を倒す画策をすべきである。

(なるほど、そのとおりです。
いずれ一党独裁の政権は崩壊するという説もありますが
待ってはいられない、のです)

中国へのODA援助はもちろん、
技術供与や交易一切の取引をやめるべきだ、
中国からの総引きあげくらいのことをやってもよい。

自社の利益に目がくらんで国益を損なう行為をしてはならない。
交易を中止しても、その影響は短期的にはともかく
中長期的には大したことはない。
日本のGDP比で、輸出入とも2%台である。

国民は節度をわきまえ、
実力に見合った国家財政とし過剰福祉を諦めよう。
そのくらいの覚悟をしないと
日本は本当に沈没し中国の属国になるぞ!

そういう見識を持った強い政治家の
出現が待たれる。

間もなく投票日です。
考えて投票しましょう!

渡辺さんの主張のあら筋はこういうことです。
大賛成です。

急ぎましたので、
たいへん荒っぽいご紹介です。
是非原本をお読みください。

なお、
本書は来年刊行される「目覚めよ日本」のダイジェスト版のため
詳細な論拠や出典の表示はありません。

ご関心ある方は、「目覚めよ日本」をお待ちください。


2012年12月1日土曜日

なぜ原発はいけないのか?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 原子力発電の是非についての問題整理をする。
 その是非についての徹底的検討を促進する。

ねらい:
 原発の是非についての
 本格的な検討につなげたいものです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今度の衆議院選挙の争点の一つが原発です。
産経新聞かが、原発の是非について
もっと議論するべきだと書いていたようです。

国民は単純な原発反対派が多いようなので、
賛成派は避けて通ります。
反対派はまともな反論を恐れて議論を避けます。

12月2日のフジテレビに12人の政党代表者が参加して
原発の是非について意見表明していました。
時間が短いのでまともな討論にはなっていません。

原発反対、即時全面停止は共産党と社民党でした。
両党とも代替原料について検討しているようでしたが、
成案には至っていません。
それでもとにかく原発はやめろと言っていました。

それではダメでしょう。
本稿の最後に整理するように
全面的な検討をすべきです。

原発賛成派は、
原発以外の電力だと電気料金が高くなり、
産業の競争力がなくなる、ということが論拠です。

そうなれば日本経済は縮小の一途をたどり、
雇用にも重大な影響をもたらすというものです。

これに対して、原発反対派の論拠は何でしょう?
事故を起こす可能性があり危険だということでしょう。

たしかに今回事故が起きました。
しかし事故の結果、危険だということに関しては
どうでしょうか。

11月下旬,WHO(世界保健機関)は、
「がんリスク 福島原発事故の影響
明らかな増加は見えず」
(11月25日の朝日新聞の1面トップの見出し)
となっています。

福島原発事故の
直接的な被害による死者は1人もいないのです。
あれだけ、ドジな事故収拾策であったにも拘らず、です。

福島原発の事故が大事に至った経緯を
振り返ってみましょう。

 地震発生 
   ↓
 直ちに原子炉は全機核反応停止
   ↓
 津波襲来
   ↓ 
 電源喪失
   ↓
 原子炉冷温停止に至らず
   ↓
 水素が格納容器内に充満
   ↓
 水素爆発
   ↓
 放射性物質が拡散

地震発生と津波襲来は避けることができません。

しかし、電源喪失→原子炉冷温停止に至らず
については、
私も本ブログで何度も指摘しましたように、
明らかに対策不備の人災です。
【2012年7月福島原発事故の原因ー上野見解最終集約】

次いで、
水素が格納容器内に充満→水素爆発
についても、現場の対応不備での人災です。

少しの放射能漏れを恐れて
水素を原子炉建屋から放出するのをためらった
ことが原因です。

結果的に
より多くの放射性物質をまき散らす羽目になったのです。

「直下型地震が来たら危ない」と言っていますが、
どんな地震でも
原子炉は直ちに核反応停止するようになっているでしょう。

それなら、あとは冷却用の電源喪失が起きないような対策に
万全を期することです。
単純に言えば、関連施設をすべて完全防水にすればよいのです。
高い防波堤などはムダです。

そうすれば、地震に対する備えは十分でしょう。

しかし、原発の危険は地震だけではありません。
もっと怖いのは、テロによる攻撃や飛行機等の墜落による損壊です。

これは地震と違って瞬間発生ですから、
原子炉の緊急停止ができないで、
放射性物質が一気に拡散する危険性があります。

フランスでは、核シェルタのような要塞に
原発を収納しつつあります。
ここまでしても原発の発電コストは引き合うのです。

私は、本論で単純に原発賛成と言っているのではありません。

目的が危険回避であるなら、
その対策を十分検討するべきだ、ということですし、
原発を稼働させるべきかどうかは
以下のような観点から総合判断すべきものです。

決して原子力規制委員会が,
以下の1.の観点だけから稼働の可否を
決めるべきものではありません。

このことについて、一時、この委員会と政府が
責任の逃れ合いをしていましたが、
民主党政府は何たる見識の無さでしょうか。

1.原発稼働のリスク
 

 1.1事故が発生するリスク
    少し上述しました。

 1.2事故が発生した場合の被害
    予測が必要です。
    これは客観性の点ででもめるでしょうね。
    人体への影響については、
    長年月の経過観察が必要ですし。
 

    「低線量放射能は有益である」という点については
    その認識を広めるべきです。

    このブログのランキングベスト2の記事
    2012年5月14日【「低放射線量は有益である」という証明】
    をご参照ください。

    かたや、
    
    
    原発反対派または慎重派の論拠となっている原発の被害は、
    多くの住民が避難したままという状態を指しています。

    そうしているのは、現実の放射能被害があるからではなく
    (上掲のWHOの報告を思い出してください)、
    〇〇シーベルト以上は人体に被害を及ぼす危険があるという
    ICRP(国際原子力防護委員会)のガイドに従っているからです。
 

    これだけ重大は影響があることなのですから、
    世界の学者さんたちは知恵を結集して
    一本化した結論を出してほしいですね。

2.原発稼働のためのコスト
 2.1原発稼働コスト

 2.2事故が発生しないための対策コスト
    少し上述しました。

3.原発停止のリスク
 3.1他の代替エネルギのコスト
    現時点ではこれが大問題です。
    CO2問題も絡みます。
    

 3.2代替エネルギーの安定的確保
    
    LNG、天然ガス、太陽光、風力の安定的確保
    これが切れれば、電気が止まります。
    コストの問題ではすみません。

 3.3日本の産業への影響
    電力料金増による損益への影響
    日本の産業の競争力の喪失
    生産拠点の海外移転

   これはすでに、かなり現実に起きています。

 3.4原子力発電に関わる技術及び産業の喪失
    原子力発電機器事業かなりの輸出産業です。
    その製造技術は世界で1,2です。
    それを捨てますか。

 3.5日本の雇用への影響
    3.2による雇用・給与の減少

 3.6原発の地元への影響
    雇用者の減
    地元商店等の売上減

 
 
 

原発反対派は、
1.だけを過大評価して、2.や3.のことを無視しています。
「それは知らん」というのでは無責任でしょう。
 

原発反対派の意見は、
どうも原発と原爆を同一視した
本能的感情論・感覚論のように思えてなりません。

私がその証拠と思っているのは、
偏見の誹りを免れないかもしれませんが、
原発反対派は本能的危険察知能力の高い女性に多い
ということです。
キンキン声でまくしたててきます。

維新の会というか橋下さんが
だんだん原発容認派になってきたのは、
総合的に日本全体のことを考えるようになったからでしょう。

この蔡、徹底的に議論して
日本の方向性を決めてほしいですね。



「達人シリーズ」の研修が開発されました!!

【当テーマの目的・ねらい】
目的:
 システム企画研修㈱の新しい研修である「達人シリーズ」
 を知っていただきます。

ねらい:
 この研修の利用をご検討いただきます。
 講師陣への参画をご検討いただきます。 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おかげさまで、
私の所属するシステム企画研修㈱のMIND-SA系研修は、
来年で満30年を迎えます。

これまで、
250社、2万人以上の受講者様に支援いただきました当研修は、
コンピテンシー系の基礎能力を養成する研修という位置づけで
ご評価いただいててまいりました。

ところが昨今は、
即効性ある能力強化が重視されるようになり、
当研修は一部の根強い支援者のおられるお客様に
限定される状態となっております。

そこで30年を期に、弊社のMIND-SA系研修も
即効性ある能力強化の研修に衣替えすべきであると判断いたしました。

なお、保守業務の改善に関わる研修等は
今回の研修体系刷新の対象外です。

新しい研修体系は、
個々の研修の「目的・ねらい」を明確にしております。

その目的・ねらいは、上流のシステム要員の皆様が
その領域の達人を目指す、ということです。

「その領域」は以下のものです。
すべて、その領域の達人を目指す価値目標訓練です。

■提案の達人を目指す価値目標訓練
■ヒアリングの達人
■プレゼンの達人
■交渉の達人
■営業の達人
■文章作成の達人
■コミュニケーションの達人
■ファシリテーションの達人
■保守の達人
■リスクマネジメントの達人
■問題解決の達人
■プロジェクト思考の達人
■システム企画の達人
■本物のITストラテジスト
■本物のビジネスアーキテクト



「価値目標訓練」というのは、
それぞれの研修に当社の得意とする
価値目標思考(「目的・ねらいの重視」)の筋を通しているからです。
この点が他社の研修との大きな差異化となっています。 

この研修は原則として2日間ですが、
2日間で達人は完成しませんので
2日間以外で目指すべき目標を
「達人の10か条」として示します。
 
研修は、これまでの長い歴史で磨き抜いた
演習中心で実施いたします。
 
担当講師は、以下のようにその道の第1人者です。
 


講師名
(五十音順)
略歴
伊阪哲雄
自由学園最高学部卒業、外資系コンピュータ会社、ソフトウェア・パッケージ販売会社設立・売却、主にデータ管理関係を中心とするICTコンサルティング業務を実施
板橋清己
1977年~2006NEC関連会社でシステム営業22年人材開発8年勤務
NPO法人日本交渉協会認定交渉アナリスト1級
上野則男
東京大学経済学部卒業,帝人・日本能率協会等を経てシステム企画研修㈱代表取締役。
本職は業務改善コンサルタント
大島道夫
情報技術開発㈱、ISO9001(品質)審査員、ISO27001(情報セキュリティ)審査員等を 経て、自立型ビジネスパーソン育成のために『「仕事品質」改善教室』を起業
上條至朗
日産自動車勤務(1975-2005)コンチネンタルオートモーティブ社勤務(2005-2009)2011年より㈱ロゴのテクニカル・エキスパート(部品原価低減・利益改善)。
北原辰義
京都大学経済学部卒業 鉄鋼会社・コンサル会社等を経て、システム企画研修㈱パートナー システムコンサルタント 著書:『「考える」を考える』
国広健司
八幡製鉄㈱、東京電機大学、クラリオン㈱にて多種多様な業務で、業務革新を推進。MIND-SAコンサルタント暦25年間で、110社以上、約5,000人にサービス提供。
清水 茂
19732010年ソニー㈱)勤務、在職中は主に放送用~医療用映像機器の開発・設計に従事、2011年~㈱ロゴ製品開発担当。
新藤一豊
日揮および日揮情報システムにおいてプラント建設分野と、製造業や建設業向けのSI分野とで、多様なプロジェクトを経験。EPMイノベーション名で活動中。
日野原恭仁
システム開発標準のコンサルを契機にMIND-SA開発に関わる。以後、MIND-SAシステム分析技術のインストラクタとコンサルティングを業務とする。
平井嘉人
日本IBM、オラクルでコンサルタント及びプロジェクトマネジャを担当。ERP導入経験多数あり、
要件定義プロセスを得意分野とする。現在京都府参与として府庁の組織力向上に従事。
古岡 孝
日本IBMを経て、学習研究社入社(システム技術部長、取締役技術本部長、常務取締役)、システム企画研修・役員、コンサルティングファームAブレインマネージングディレクター
堀井秀治
東京大学工学部卒。造船会社・生産技術部長、自動制御会社・社長。システム外資企業・代表役員。システム企画研修・役員。営業研修、ビジネスアーキテクトコンサル
八木橋英男
東京大学理学部卒。興銀システム開発(現みずほ情報総研)技術部長、日本証券テクノロジーPMO部長、人事部担当部長を歴任。研修コンサル・講師を業務とする。
 
 
 講師陣一同です。 1人だけ欠席です。


研修の具体的内容については、お問い合わせください。