2012年1月31日火曜日

Sweeper養成講座 おかげさまでほぼ満席

時々ご紹介しております
保守業務の改善・改革を進める人材
を育成させていただく研修です。

その第2期は2月27日スタートです。
http://www.newspt.co.jp/data/sweeper/sweeper.html
ソフトウェア保守業務は今や開発業務の
4倍の規模になっています。

これが、ほぼ20年間放置されてきて
宝の山状態なのです。

ソフトウェア保守業務の改善は
日本の産業の競争力強化に直結します。
どんどん改善活動を進めていきたいものです。

今時点で、この第2期研修は1組分だけ
空きがあります。
ご関心ある方はお尋ねください。

高齢化社会対応

高齢化社会はいろいろなマイナスが指摘されています。
 社会の活性度が低下する
 稼ぎ手が減り1人当たり国民所得が低下する
 (経済の低迷)
 年金の負担が増える
 医療・介護費が高くなり負担が増える

これらすべてを解決する対策があるのです。
それはこうです。

働く気がある高齢の人に
働いていただける環境作りを行うことです。
元気で働けば、病気にもかかりにくくなります。

101歳の日野原重明先生
105歳のしいのみ学園園長昂地三郎理事長
をご覧ください。

まずは定年延長の促進です。
高年齢者雇用安定法によって
来年までには定年の65歳以上への延長
が義務付けられています。
これはこれで有効な基本施策です。

ですが、雇用の継続が義務付けられても
その人が報酬に見合う仕事をしなければ、
その組織の沈滞・生産性低下を招き
企業は存続できなくなります。
それでは意味がないではありませんか。

早め早めから、
役に立つ人材になっていただく訓練をしておく
必要があります。
それはどういう人材でしょうか。

身体で仕事をする職業の方には、
その身体が維持できるように
身体・健康管理をしっかり行う仕組みを
企業に義務付けるべきでしょう。
その助成をすべきです。

営業を含めデスクワークの人材は、
自分の経験ノウハウを後進に伝えていく
あるいは仕事の改善の指導ができる
ことが有効でしょう。
その伝授は日本の中だけではなく
新興国にもその場があります。

そのためには
日頃から「与えられたことこなす」
という発想から脱却して
「どうすれば今の仕事が改善できるか」
という思考と手法を身につけていただくことが必要です。
こういう教育ももっと助成すべきです。

当社が提供している価値目的思考と
問題点連関図手法は、そのような教育の一例です。
価値ある改善策を検討する非常に有効な手法です。

現在、働く気のある方が
独立してコンサルタント(仕事お手伝い人)
になっています。

ところが、このご時世です。
お金を出してくださるお客様は
非常に少なくなって
皆さんたいへん苦戦しています。

そこで、私は
そういう方々に武器を提供しようということで
問題点連関図手法を無料(実費あり)で
伝授させていただく講習会を企画しています。

まだ会場の手配ができていませんので
日程が決まっておりません。
ご関心のある方はお尋ねください。
今後毎月1回ずつ開催していくつもりです。
それが私の
日本の将来のための貢献と思っています。

どうしても、
会社の仕事をしたくない方は
ボランティア活動でもよいでしょう。

何らかの仲間社会に入れば、
社会に貢献しながら、充実した時間を過ごせるのです。

ボランティア活動は個人の勝手だ、と放置するのではなく
社会の活性化、医療・介護費の低下に繋がるのですから
何らかの助成をすべきでしょう。
その方が
高齢者の医療・介護費よりも安上がりのはずです。

「日本創生」の方策は?

「日本はどうするのだ」「方向が見えない」という
声が巷に溢れています。
個別の領域のことではなく、
「日本全体としてこうすればよい」
という本格的な総論・本質論はあまり見られません。

ところが、私も最近知ったのですが、
経済同友会が2011年1月11日に
「2020年の日本創生
ー若者が輝き、世界が期待する国へー」
という提言を取りまとめていたのです。

この内容は、中央公論新社から
「日本創生ー希望と信頼の国への改革マップ」
として刊行されています。

この提言はたいへん良くできています。

しかし、発表時点で私は知りませんでしたから
マスコミは力を入れて報道していませんね。
比較的地味な内容ですから、
マスコミ受けしなかったのでしょうか。

4年間に亘って検討した内容の集大成です。
失礼ながらたいへん良くできていると思います。
私としては、
この結論を今後のバイブルにしたいと思うくらいです。

その結論をご紹介します。

なお、以下の紹介の文章の多くは
前原金一さんが
(元住友生命常務、経済同友会副代表幹事、専務理事)
東大経済学部の会報である「経友」誌に寄稿された
「2020年日本の創生」によっています。
1.国が目指す方向
 「若者がやる気と希望の持てる国」
 「国際社会に貢献し、信頼される国」

2.国家運営の再構築
 「地域主権型道州制」を導入する。
 以下の3階層で構成される。
 基礎自治体 人口30万人程度で
住民に最も身近な生活行政全般を担う。
 道州 11~12州と東京特別州に再編され、
    産業振興やインフラ整備等の広域行政を担う。
 国 外交や国防など国にしかできないことを担う。

 道州の人口や経済規模は
世界の主要国たとえばスウェーデンなど)に
 匹敵しており、
生活の質の向上、産業振興、文化発信などの面で
各国と競い合いながら、
活力を十分生み出すことのできる潜在力
 を持っている。

国会
衆議院は1票の格差を是正し、
民意を正確に反映した政権選択の場に、
参議院は道州代表から構成された
真の「良識の府」にして
政権と一線を画す。

行政
 首相直属の「国家戦略本部」を設置し、その下に、
 「経済財政諮問会議」「国家安全保障会議」を置く。

3.財政健全化と社会保障の再構築
 基本的にバラ撒きはやめ、
真に必要な領域に重点配分できるようにする。

年金制度:
2017年までに消費税を17%に引き上げ
  基礎年金は65歳以上の全国民に
  毎月7万円を支給する。
  (現在の民主党案もこうなっています)
  年金保険料は徴収しない
(「賦課方式」から「税方式」へ転換する)。
  基礎年金とは別に、民間金融機関などが運営する
  新・拠出建年金制度を創設する。 

子育て支援:
昨今話題になっている婚外子の差別撤廃
 も入っています。
   (上野:子供を増やせと言っている時に
婚外子に対する税制上の差別があります。
    これはとんでもないことである、
早急に是正すべきであると憤慨しています)
 
財政健全化の対策
  財政再建策と合わせて、成長戦略を実行する。

4.経済再生と成長基盤の強化
 9領域の成長戦略を提示しているが、
特筆事項は、以下の点である。
アジアを中心とした新興国の活力を取り込むために
国を開くことが鍵になる。

少子高齢化等の課題を逆手に取り、
医療・介護サービス分野や保育サービス分野などを
成長分野として育成していくことが重要である。

また、環境・エネルギー分野に官民が重点投資、
革新的技術開発を進め、
我が国の産業や国の競争力を高め
世界のエネルギー問題や地域温暖化問題の解決
に貢献する成長戦略も重要である。

5.国際社会の平和と繁栄への貢献
 外交
 中長期的な日本の国益を踏まえて
 国際社会に主体的に貢献する外交を
 展開すべきである。
 
 安全保障
 日米同盟を基軸として
 日本およびアジア・太平洋地域の安全保障を確保し
 日米同盟に加えて、
 多国間や2国間の安全保障対話を通じて
 信頼関係を醸成する。

6.「国のかたち」の実現に向けた企業変革
 経済同友会の1946年の設立趣意書には
 「今こそ同志相引いて互に鞭ち脳漿をしぼって
 我が国経済の再建に総力を傾注すべき
 秋(とき)ではあるまいか」
と非常に元気の出る言葉が躍っている。

これを受けて、2009年に提言した
「新・日本流経営」を実践する。

すなわち、
第1に日本企業として培ってきた「強み」を再認識し
磨き上げること
第2に高付加価値と新陳代謝を加速すること
第3に国際社会に貢献し、
期待と信頼を獲得する社会的責任経営を実践する。

さらに、
人材こそ企業の成長の源泉であり、
人材採用の多様化、新卒採用活動の適正化、
グローバル人材の育成、
女性・高齢者・海外人材の積極的活用など
を提言している

以上、長々とご紹介しましたが、
多くは項目だけを見ると目新しさはありませんが、
その内容は具体的で確かな内容が溢れています。

(当テーマの目的・ねらい)
ぜひ、日本の将来の関心のある方は
「日本創生ー希望と信頼の国への改革マップ」
をご一読の上、
座右に置かれることをお勧めいたします。

ラーメン談義

ラーメンは今や日本の国民食です。
私も大のラーメンファンです。
毎日の朝食に各地各店のラーメンが登場したら
朝起きるのが楽しみだろうな、と思うくらいです。

2007年12月の
NHK放送文化研究所の調査によると、
日本人の好きな料理ランキングは
以下のようになっています。
この調査は複数選択式です。

 1.すし
 2.刺身
 3.ラーメン
4.みそ汁
5.焼き魚
6.焼き肉・鉄板焼き
7.カレーライス
8.ギョーザ
9.サラダ
10.豚汁・けんちん汁
11.すき焼き・しゃぶしゃぶ
12.肉じゃが
13.炊き込みご飯・五目ご飯
14.日本そば
15.鳥のから揚げ・竜田揚げ
16.うどん・きしめん
17.天ぷら
18.漬物
19.おでん
20.納豆

1983年調査と比較すると、
1位・2位の順位得点は変わりませんが、
ラーメンは、順位を10位から3位に上げ大躍進です。
日本そば・うどんよりも10ポイント近く上なのです。
どう見ても国民食です。

参考までに、
子供の好きな食べ物の順位は
 1.すし
 2.カレーライス
 3.ラーメン
4.オムライス
5.ステーキ
6.デザート
7.ピザ
8.チャーハン
9.パスタ料理
10.焼き肉
ハンバーガーは11位、ハンバーグは19位です。

やはり、ラーメンは3位です。

ラーメンは、何が定義かとあらためて考えてみました。

麺の太さは一般にはうどんより細いのですが、
当社の近くにもうどん並みの太麺のラーメン屋があり
昼食時には行列ができています。
麺の太さでは決まりません。

スープは、
だし汁が、鶏がら、豚骨、牛骨、鰹節、昆布、等々
タレが、塩、しょうゆ、みそ、等々
トッピングは、
ゆで卵、チャーシュー、バター、海苔、等々
何でもありで、ここでも決まりません。

やはり麺の材料の違いのようです。
鹹(かん)水というアルカリ塩水溶液を小麦粉に加える、
これが決め手です。
このかん水によって、
独特の臭気と苦みが出るのです。

ところが、この臭気と苦みを嫌う人がいるので
つなぎに鶏卵を使う場合もあるそうです。
かん水を使用するのがラーメンだとすると、
これはラーメンと言えないのでしょうね。

おそらく、雰囲気はラーメンでしょうから
そうなるとラーメンかどうかはどうでもよい、
ということにもなりそうです。

最近「ラーメンと愛国」(速水健朗氏著)
という本を読みました。

日本におけるラーメンの歴史や
ご当地ラーメンの誕生経緯などを紹介しています。

ですが、なぜ、何が「愛国」なのかは
良く分かりませんでした。
「戦前は、米食は愛国と結び付いていた。
これに対して、
戦後、米国産の小麦材料食に傾倒していったので
愛国はどうなったの?」
と言っているようです。

そのことと
「ラーメンと愛国」の関係はよく分かりません。
(「ラーメンと食べると愛国心がないぞ」
と言っているわけでもないようです)

それはともかく、
ラーメンの歴史はこうなっています。
 
初め:
明治中期に「南京そば」として
横浜や長崎の中国人居留地の屋台料理として
日本に入ってきた。

支那そば
 明治末期から大正期にかけて
 浅草あたりで、都市下層民の夜食として
 食された。
 
 戦前、浅草以外でも
 移動屋台そば(チャルメラ)として
 売られるようになっていた。

中華そば
 戦後、中国から「支那」の用語の使用中止要請を受け
 中華そばに変わった。
 戦後の普及は、闇市から始まっている。

 戦後は米国の小麦の消費先としても
 力が入り普及を後押しした。

らーめん ラーメン
 「ラーメン」の語は札幌が発祥だという。
 大正末期に、日本人と中国の料理人の会話で
麺をこねるという意味の「拉麺」を
ものの名前と勘違いしたところから始まった。

 日清食品の「チキンラーメン」のヒットも
 ラーメンの普及に貢献した。
TVコマーシャル開始は1960年。

チキンラーメンを考案した日清食品創業者
台湾出身の安藤百福氏は
戦後大阪でのラーメンの行列を見て
大量生産を思いついたのだという。

ご当地ラーメン
 札幌ラーメンは、ご当地ラーメンの発祥
 1955年花森安治が「暮しの手帳」で紹介した。
 1960年ころから味噌ラーメンが主流となった。
 「サッポロ一番みそラーメン」と
 「どさん子チェーン」が普及を後押しした。

 九州(博多)のとんこつラーメン
 戦前からあったが、
戦後今の細麺・白濁とんこつラーメンができた。
長崎ちゃんぽんの系列を汲んでいる。

喜多方ラーメン
1980年から知られるようになった。
地域で商品の標準化に取り組んだ珍しい例。

ところで、
このテーマを読んでいただく目的・ねらいは
何でしょうかね?

目的は、
ラーメンについてもっと知る、ということです。
人気第3位の食べ物ですから
多くの方が関心おありでしょう。

ねらいは何でしょうか。
ラーメンを食べられる機会が多いでしょうから、
その際にうんちくを傾けていただく、
ぐらいのことでしょうか。

今さらこの本を読んで
脱サラしてラーメンやをやろう
という方はいないでしょうね。

石原新党頑張れ!!

石原慎太郎東京都知事が新党旗揚げか?
という話題が世間を騒がせています。

私は、2011年3月の当ブログ
「石原都知事4選不出馬『日本のために一肌脱ぐ』」
で、石原さんは都知事選には出ないで
国政のために何かやる気だ、と読みました。

その気はあったのでしょうが、
その時は機が熟せずに
延長路線を継続してしまったのです。
4選出馬の決定は、
多くの人に不信感を与えました。

今回は機が熟したということでしょう。
結構「機を見るに敏」ですね。

細かい政策はともかく
日本を作り直そう、
既存政党は皆ぶっ潰せ
の大集合は大賛成です。
(亀井静香さんの郵政改革逆行はいただけません)

地方分権強化も大きな課題ですから、
橋下大阪市長とも組んで大勢力になるのは
大いに結構なことです。

楽しみです。期待しましょう。
真っ先に尖閣諸島に「上陸」してほしいものです。

ベリーダンスブーム到来?

先日、
あるご縁でベリーダンスのショーを見に行きました。
ある美熟女が、
ベリーダンスをショーで見せるお店を開業準備中で、
我々中高年男性二人に参考意見を求めるためでした。

この中高年男性二人は女性の好みが共通で
「ある美熟女」は二人のマドンナなのです。
二人の内のもう一人は
超大手情報サービス業のトップです。

桜木町にあるその店はビルの中にあるのですが、
地方の芝居小屋のような感じの店内に
数十人のお客さんが
それこそ隣の人とびったりくっつくほど
ギューギューに入っていました。


驚くことに
お客のほとんどが女性でした。
当日のダンサー5人はベリーダンススクールの先生たちで
お客さんのほとんどすべてお弟子さんなのだそうです。

年齢は20代から50代・60代で
この人たちがこのダンスをするのか?
という感じでした。

ベリーダンスはご存じの方もおられるでしょうが、
エジプト・中東のアラブ世界発の激しい、
セクシーな踊りです。
Bellyはお腹という意味です。

そう言えば、ハワイのフラダンス、
スペインのフラメンコにも共通性があります。
女性がセクシーな踊り・しぐさで
男性を誘うという点です。

特に、アラブ世界では、
日頃は女性が表に出ることは抑圧されていましたから、
そのはけ口的に魅力をふりまく機会になる
ということもあったでしょう。

欧米では、そして日本でも
ベリーダンスは健康・痩身に良い
ということが前面に出て普及しているようです。

このダンスは腹部・臀部を中心に、
身体の筋肉の部分部分を独立に動かしますので、
健康・痩身の効果があるようです。

しかし、健康・痩身の隠れ蓑の裏で
男性を惹きつける魅力・能力を強化しよう
というのが本心であると感じます。

目的(表):健康・痩身
ねらい(裏):セクシーな魅力強化
という構図です。

そのいみで、
日本の踊りはどうなっているかと言うと、
一般の祭りの踊りは静かなものです。
踊り疲れるほど踊ることはあっても
女性が裸状態になることはありません。

裸になるのは男です。
裸祭りやお神輿かつぎなどで
勇壮ぶりを見せつけて女性を誘うのは男性です。

ここまで、書いてきて気が付きました。
ベリーダンスも、フラメンコも、
フラダンスも(正式には単にフラと言うようです。
フラはダンスという意味なので)、
元々は、一般の女性が踊っていたのではないのです。
たとえば、
フラは神にささげる儀式の踊りだったようです。

それに対して日本のお祭りの踊りは一般人です。
ですから、これらの踊りの比較から、
日本女性の方が慎ましやかだ
ということは言えないのでしょう。

ですが、ベリーダンスをやっておられる
日本の女性たちは
「非常に積極的だ」ということは言えるようです。